今月は新しい日記は下の方につなげました




4月25日



ふぅ、今日の仕事は国交正常化のため人類皆兄弟で世界を平和にすると言う難しい仕事だった・・・

そして明日の仕事は日経平均株価を頑張ってデフレスパイラルを失われた10年にする事か・・・

かなり難しい仕事だが、社会人になったからには仕事を選んではいられないからな、頑張らねば


「・・・あぁ、なんだ。まだ続いてたのかその社会人ごっこ


「よく続きますよね、ほんと」


そこ、茶化すな。さっきの軽いジョークはともかく、こちとら遊びじゃねぇんだよ!!

私は毎日毎日社外を歩き回って、昼休みに行けそうな本屋を探すので忙しいんだよ!!


遊びの方がまだマシだと思うんだが


「貴方の気の緩みでミスして、貴方が苦労する分にはいいですけど、
そんな心構えで人様に迷惑かけるようならアキレス腱断裂させますからね!?」


「手の小指から順々に折っていくのはどうだ?」


「でもこの人、内勤でしょ?
なら足腰立たなくした方がいいんじゃないですか
最近はバリアフリーを取り入れてる会社も増えてきた事ですし」


・・・すいません、僕、お仕事中は真面目にやってるんで
ほんとです。嘘じゃないです。ここ最近給料分はちゃんと頑張ってます


「まぁ、それはいいや。ところで、ちょっと気になった事があるんで一つ聞いてみたい事があるんだが・・・」


なんだい? 美しさの秘訣かい?


「・・・・・・お仕事、頑張って下さいね?
辛かったりしたら、愚痴ぐらいは聞いてあげますから・・・」


蔑むのはいいが、決して哀れむな。しまいにゃ惚れんぞコラァ!!


「そうそう、それだそれ」


は? 何が?


「だからお前、もういい歳なんだからさ
好いた惚れただのって浮いた話の一つもあってもいいんじゃねぇの?」


う〜ん・・・そうは言ってもねぇ。うちの職場、出会いが無さそうだし・・・


「女性社員がいないようなむっさい職場なんですか?」


いや、それはかなりいるよ?
つーか、下手すりゃ雇用機会均等どころか女子のが多いんじゃねぇうち?


「・・・それのどこが出会いがねぇんだ?
この際、偽装結婚でもいいから三次元と縁を深められそうな奴とかいないか考えてみろ」


・・・だってさぁ、うちは仕事が仕事だから仕方ないんだけどさぁ
雇われてる女性社員にほぼ全員ある傾向が見られるって言うか・・・タイプが偏ってるんだよねぇ


「容姿で女性を判断するのは感心しませんよ?
貴方は少しは容姿を磨かないと男性以前に雄としてしか見られないと思いますが」


現代社会の性の矛盾をありがとう


そうじゃなくてさ、なんて言うのかな・・・うちの会社の女子社員って、

















全員22歳以上だから・・・



「・・・この分なら、玉とか竿とかはこの際要らんよな?」


「あっ、万力と鋸用意できましたよ〜」


え〜・・・・・・機嫌を損ねたのならとりあえず謝りますから、
私の職業を宦官に変えるような術式の準備はやめて下さい


「まぁ、お前の両親が哀れだと言う話はよく分かった
後はもう、お前が一生『理想の女性』とやらには手を出さない事を切に祈る」


馬鹿野郎! 本当に理想の相手は二次元にしかいないから元から手が出せねぇだろうが!!


「・・・最近は少女漫画ですら性的な描写を多分に含む世の中だと言うのに・・・」


「お前さ、電車の中で酔っ払いに絡まれてる女がいないか探してみたらどうだ?」


・・・・・・言っとくが、アレの現実味の無さは『シンデレラ』並だからな?

ブラザーズ・グリムの方がまだ現実にありえそうな物語だ


「いやいや、でも意外とネットで検索してみると言うのはいいかも知れませんよ?
大吉さんは同じオタクにしか心を開かない精神的引きこもりですから、道はそこにしかないかも知れませんし」


そんなもん探して出会えるのは、業者のネタメール・カキコだけだと思うんだが・・・


「まぁ、一応探してみよう。どうせ暇だしな」(カチャカチャ)


え〜、暇ならふたば巡りでもしようよ〜
最近忙しいからあんまり巡回できなくて辛いんだよ〜


「・・・ここまで開き直ってると、いっそ清清しい気もしますねぇ・・・」


樫の木おじさん「お、出たぞ〜。大吉に理想の女性を紹介してくれるっての」


・・・正直、ありがた迷惑の極みなんだが。どんなのよ?


「まぁ、こんな事で上手くいくなんて流石に私も思ってないですけどね
でも・・・今回理想の女性と言うものにめぐり合えなかったとしても、
これで大吉さんが少しでもちゃんと現実の女性に目を向けて恋愛を意識してくれればそれで十分ですよ

人並みに恋愛して、他人に対する思いやりを持って、愛する人のために努力する・・・
そういう世間一般の幸せがあれば、大吉さんの自分最愛主義も少しずつでも治るでしょうし

いっそ、好きな人に思いっきりのめりこむぐらいでもいいんです
そうなったらここも少し寂しくなるかも知れませんが、結局はそれが大吉さんの幸せなんです
そうすれば私も肩の荷も降りるでしょう。その時は、笑って巣立っていく大吉さんを見送ってあげますよ・・・」



・・・なんか、勝手に手のかかる弟扱いされたような非常に不愉快な気配を感じたんだが・・・?


「気にするな。お前の被害妄想はいつもの病気だ


それもそうか。で、ワシの愛せそうなハニーとやらはどこの絵版にいるんだい?


「絵版じゃないが、お前のよく知ってる掲示板だな。ほれ、この書き込みだ」


へ? ここって・・・・・・


「あっ、私にも見せてくださいよ
どれどれ、将来の管理人夫人はどんな女性ですか?」

























大吉兄さんの二次嫁日記…。 投稿者:Avenger 投稿日:04/15(土) 16:16 PC No.663 [削除]

●大吉(永遠の21歳)兄さんへ
>そのうち勇次郎が年下になっちまったら私はどうすりゃいいんでしょう?
とりあえず、心はいつでも民明書房の存在を信じる少年でいてください。

>ネタの鮮度ってもんを大事にせんか阿呆
いえいえ、寝かせてこそ味の出る話もあります!今だからこそ言える……時効というモノが…。

>私を結婚させたくばまずは二次元に入れる機械を持ってきてください!
>話はそれからです!!
二次婚!老若男女問わずほぼ全てのオタクの夢!いずれは科学が解決するかも
しれませんが、今世紀中に出来るかどうか!?をお望みとは。

ならば兄さんにピッタリのお相手がいらっしゃいます。そう…桜蛇さんです。168p
のスラっと美人!そしてピンク髪のポニーテールと二次元でしか許されないツボを
押えたルックス!なにより今をときめくツンデレ女性!昨年10月8日の大吉害日記
を見てください!大吉さんを匣に詰めようとする桜蛇さん!まさに大好きな人を独占
したいという思いと、大吉さんを細胞の隅々まで知りたいという素直になれない乙女
心がなせる行為ではありませんか!?

さぁ…眼を閉じてください、大吉兄さんの立つ場所は一面に花の咲き乱れる草原、
目の前の丘の上には真っ白な教会が、その扉を開けると……そこには純白のウェデ
ィングドレスを纏った桜蛇さんが……優しく微笑んでいます。

右手にラジオペンチを持って……。











&大吉「「「!!?」」」









〜これは本当に日記と読んでいいものかと思い始めたところで、続く





4月29日



〜この前の続き〜


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「と・・・・・・・」


と?


「とりあえず、ラジオペンチいるか?


「要りません!!」


「まぁ、その・・・なんだ・・・恋愛は、人の自由だしな。俺の口出しする事じゃない
ただまぁ・・・こんだけ身近にいるんだし、一言ぐらい相談があっても良かったんじゃないか? 水臭いにも程がある」


理解を示そうとしないで下さい!

大体、この前のはAvengerさんが勝手に言い出したネタじゃないですか!
別に私と大吉さんがその・・・どうこうってわけじゃありませんよ!!」


「そう言えばお前、結婚式は洋式がいいとか言ってたっけなぁ・・・
まぁ、何かの縁だ。俺が牧師やってやるよ。心配するな、思い出に残るような式にしてやるから」


「だからなにを勝手に人の幸せを紡ごうとしてるんですか!
貴方そんなキャラでしたっけ!? 貴方はむしろ、他人にトラウマを残すのが得意な方では!!?」


「まぁ、照れ臭い気持ちは分かる。それが若さだ
若いって言うのはいいものだ。いいものは、きっと死なない.。だからそんなに照れる事は無い」



「照れてないですよ! 私を照れさせたら大したものですよ!!


大体、私にだって選ぶ権利と言うものが・・・・・・あっ、いえ。今のは大吉さんが悪いとかじゃなくてですねっ

その、私も・・・あの、あまりこう言う事は経験なくて、そんな急に好きだのなんだの言われても困ると言う意味で・・・

それに・・・ほら、やっぱりこの歳でいきなりそういうのは早すぎますよ!!」


「ははは、そうツンデレるな
なに、お前も17歳だ。最近は奥様は女子高生な時代だからな。まったく問題は無い
江戸時代では15で男は元服だし、最近では少女漫画でもヤりまくりハメまくりの時代だからな」


「でも・・・私にはまだ好きとか嫌いとかそういうのはやっぱり早いですよぅ・・・
大吉さんの事は別に嫌いじゃありませんけど、それもやっぱり友達としてって意味で・・・」


「なに、親しすぎても逆に上手くいかん事もあるが、
ある程度は気心が知れてた方が後々性格の不一致で別れる事も少なかろうて
まぁ、とりあえず付き合ってみたらどうだ? 案外そのまま上手くいくかも知れんぞ
告白だったり見合いだったり、大事なのはきっかけだ。最近の少女漫画など、レイプがきっかけで恋が始まっている


「えぇ? そ、それはそうですけど・・・でもでも! その、私は、やっぱりまだ・・・・・・・・
・・・だ、大吉さんも黙ってないで何か言って下さいよ!!
大吉さんも、いつもロリロリ言ってるぐらいですから私よりも小学生の方がいいですよね!」


「・・・女としてそういう切り替えしもどうなんだ?」


「だ、だって私達はただの管理人と相方の関係であって、
そんな好きとか嫌いとかは・・・ねぇ? ・・・・・・大吉さん? どうかしたんですか?」


ぼ・・・・・・


「ぼ?」














僕は必死に抵抗したのに・・・
む、ムリヤリ・・・ムリヤリ関係を・・・きょ、強要されて・・・・




「・・・・・・は? あの、どうしたんですか大吉さ・・・」(手を伸ばす)


バシッ!(手を振り払う)

ち、近寄らないでこのケダモノ!
無害そうな顔して、私の肢体が目的だったなんて・・・鬼畜! 野獣! アニモー!

うぅっ、視線で汚された・・・もうお嫁に行けない・・・ごめんなさいおかあさん・・・


ちょっと待ちなさい

何を目に涙を溜めて体をかばってるんですか
大体、そういう台詞は普通私サイドが言うべきものなんじゃないですかねぇ!?」


そんな、酷い・・・一方的に僕を汚しておいて、被害者面をするなんて・・・ひっく、ひっく


「大吉よ・・・」


「・・・えぇ、樫の木さんも言ってあげて下さいよ
もう恋愛云々よりも、私としてはこの不愉快な小芝居をとっとと終わらせてもらいたいものです」





「安心しろ。アメリカでは女性から男性への強姦罪も適応される


日本でもそれに類する罪に問う事が可能だ。一緒に、卑劣な痴女を告訴しようじゃないか」


そうですよねぇ! 貴方がこんなチャンスを見逃すはずがありませんよねぇ!!


はい・・・わ、私・・・勇気をもって・・・証言・・・します・・・


「原告は、二次元に恋をする善良な駄目人間・・・
被告は、掲示板に流れたデマを利用し、原告を手篭めにしました!
このような卑劣な謀略が果たしてこの法治国家で許されていいものでしょうか!!?」


「・・・一瞬、Avengerさんを怨みそうになってしまいましたが・・・
そういう余計な感情は後回しです。今は、どうにかしてこの茶番をやめて私の名誉を守らないと・・・!」


はい、私は抵抗しようとしました・・・
でも、私が暴れようとすると、あの女が酷い暴力を振るうんです!
違います! 受け入れたわけではありません! でも、あのまま殴られ続けたら・・・殺されるんじゃないかと思って・・・


「裁判長! 私は、このような証拠のテープを入手しました。まずはお聞きください」



「ふん、ギャーギャー泣き喚くから痛い目に合うんですよ
って言うか、貴方も自分から腰振ってたじゃないですか。それなりに気持ち良かったんでしょう?
精々いい思いができて良かったと思うんですね。気が向いたらまた相手にしてあげますよ。キャハハハハ!」





私の声で下品な台詞を吐くなぁ!!


これ、樫の木さんの声真似でしょ!? ってかいつ録ったんですか!? 用意良すぎません!!?」


「なんという恥知らずな痴女だ・・・
証拠を捏造扱いし、まだ自分の罪を認めようとしないとは・・・!」


バシャバシャバシャバシャ



泥で唇を洗うんじゃありません!!


奪ってませんよね!? そんなもの奪った覚えありませんよ!!
大体、私だって初めてもまだなのに好き好んで貴方のなんて奪いません!!」


「つまり、奪った時の事を覚えていない・・・
いや、奪った時のお前はお前であってお前でなかったと言いたいわけだな?」


「事実が無かったって言ってるんですよ!!」


「ちっ・・・この外道、精神鑑定に逃げ込む気でいやがる・・・
そのためにこの前、『ブラックジャックによろしく』の精神病棟編を読んでやがったのか
なんて卑劣な! 謝れ! 今も精神病に苦しみ続けている全ての患者達に向かって謝れ!!」



そうだ謝れ! レイラさんに謝れ!!



むしろ私に謝りなさい!!!


さっきから加速度的にストレス受けて胃に穴が開きそうなんですけど!!?」


「何言ってやがる。先にお前が大吉に穴を開けたんだろうが


「?」


・・・一瞬だけ素に戻らせてもらうと、その言い回しは流石にどうかと思う


「とりあえずまぁ、今までのやり取りで物的証拠は大分集まったわけだが・・・」


「そんなものありま・・・って、なんですかこの資料の山!!?


いつの間に捏造(つく)ったんですか!? 
(パラパラとめくりながら)・・・・・・私の自供以外、ほんとに全ての証拠そろえてますね・・・
・・・って、なんで現場に私の下着が落ちてる写真があるんですか!!?
そ、そう言えば最近下着が無くなって・・・こっちの方がよっぽど犯罪なんじゃないですか!!!」


・・・・・・なに、この「盗難にあった被害者でございます」ってツラは


「自分の妄想に逃げ込もうとしてるんだろうなぁ・・・
かなりタチの悪い類の犯人だが安心しろ。必ず現実を突きつけてこいつに罪を認めさせてやる」


「・・・魔女裁判にかけられた人ってこんな気分だったんでしょうかね?
うぅ、殴り飛ばしたい・・・ここまできたら安易に暴力振るった方が負けだって承知の上で殴りたい・・・!


まぁ、こいつが妄想に逃げるのはいつもの事だしねぇ・・・


「まぁなぁ。冒頭でもなんか清純派気取りやがって
何だあの「はじめて男の子に告白されてパニック」みてぇな態度は
売女の分際で、まるで一昔前の少女漫画のヒロインにでもなったつもりかってぇの」


うんうん、正直・・・あのとってつけたような恥じらいは痛かったよねぇ・・・
ちょっと自意識過剰と言うか・・・気をつけないとムリヤリ認知させられちゃいそうだねぇ


「ある意味光浦以上の男日照りと言うか根っからの負け犬と言うか・・・
ほっとくと、近所の野良犬をレイプしかねんからあまり家から出ないように躾けないといかんかなぁ」


はっはっは、ならおじさんが貰ってやったらどうだい?
その大量の触手ならどんな淫売も満足させてやれるだろう?


「うわっはっは、馬鹿言ってんじゃねぇよ俺にも選ぶ権利がある


こんな性格ブス、三日も見てりゃもうツラも見たくなるってーの」


「う・・・ううっ・・・くぅ・・・う・・・」



・・・・・・む? ひょっとして泣きが入ったか?


「何ぃ!? あの、焼けた火箸握らせても黙々と火鉢の中をかき混ぜ続けるシグルイ女が!!?
信じられん・・・鬼の目に涙と言うか・・・和田アキ子が自分はあきこりん星出身だと言い出すぐらいありえんぞこれは・・・」


・・・おじさん、ちょっと今回は流石にやりすぎたかも知れんぞ
流石に女の子をマジ泣きさせると、我々の評判が悪くなるから今回はこの辺にしといた方が良くないか?


「馬鹿を言うな! 面白いのはここからだろうが!!


後々、本当に恋愛しても今回のトラウマで相手から好意を向けられてると感じても
それは全て自分の自意識過剰からきていると思い、告白されても罰ゲームだと心から確信する!
そんな深い瑕を奴の心に刻み込んでやるまで俺はやめる気はないからな! 今を逃して、二度とこんな機会は無い!!」


むぅ、夜神月も真っ青なぐらいの邪悪な顔をしやがって
だが奴を精神崩壊させても、それで人気が下がるとおじさん的には負けにならんのか?


「心配召されるな。我に必勝の策がある!
まず、今回この性格ブス馬鹿女を徹底的に追い込む!!
それこそ、罪を全部認めて大吉レイプ犯だと警察に出頭するぐらいに!!!」


まぁ、実際に出頭されたら芋づる式にワシら二人も逮捕だがな


「まぁ、要はそのぐらい追い込みをかけると言う事だ
そしてそうやって追い込んだら、許して欲しければ言う通りにしろと言う!
さらにそのまま傀儡となった馬鹿女に股を開かせて徹底的にコマしてやる!!!
過程は調教の進み具合で考えるが、最終的に公衆便所に繋いで飼ってやるぐらいが望ましい
どうだ、こうすれば人気も得つつ徹底的にこの勘違い女に自分の身の程と言うものを教え込めると思わんか?」





それなんてエロゲ?


そんなんやったらジオがすっ飛んでくるわ
ただでさえ最近またぞろヤバ気な法案が出掛かってると言うのに

社会人になって速攻逮捕と言うのは勘弁して欲しいのでござるよ


「・・・可決したら速攻法令に触れる確信はあるようだな
まぁ、そこんとこは上手くジオの目を逃れるようにボカした言い回しで進めるんだよ
ガンダムSEEDでキラとフレイがヤった程度の描写で上手く繋いでやれば大丈夫だろ?」


・・・正直、ワシはワシの保身さえできればそれでどうでもいいんだが・・・


「よろしい、ならば陵辱だ
正直、こんな雌豚を相手にせねばならんのは屈辱の極みだが、
目的のためにはやむなし。大義は我らにあり! これは聖戦である!!」


ふむ・・・ところでおじさん?


「なんだ? ヤりたい事があれば言え
そのゲーム脳にドロドロと溜まってる淫猥な妄想はこの際有難い
同じオタクがドン引きするぐらい汚い劣情をブチ撒けてみせろ脳内監禁王子!!」


・・・あんたとは後でゆっくり話し合うとして、
その前に性急にどうにかしなきゃならん事があるような気がしてな?


「なんだそれは?」


うん、強いて言うなら・・・先に謝っておくと、見間違いしてごめんね


「・・・見間違い?」


・・・うん。人ってさ、あんまりムカつくと・・・涙が出たりする事もあるんだね・・・


「・・・・・・ふむ、言われてみればなんかさっきから殺気が漂うな」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


・・・なんで彼女は金髪になって髪が逆立ってるの?


「もうとっくにご存知なんでしょう?」


知らんし知りたくもないしできれば見逃して欲しい


「穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士・・・・・・超相方、桜邪です!!」


「ははは、そうカリカリするな
だがまぁ、そうやって感情が制御できないのは若さ故だ

若いって言うのはいいものだ。いい物は、きっと死ななメキィ


・・・今更いい人になっても、死に際のフラグにしかならんよおじさん

私も、もう諦めた・・・せめて、こうして純白の裃に身を包んで体面を汚さぬようにするよ・・・


「いえいえ、今日のところは暴力を振るいませんよ私は。今日のところは
二人がかりでからかわれて、怒りに任せて暴力を振るったんじゃ私の負けですからねぇ」


「あの・・・ほんとですね。自分、調子に乗りすぎましたわ
えぇ、謝ります。謝りますから! 手、手ぇ離して! 力入ってる! 力入ってるよ!!」


・・・できれば、痛くしないでくださると助かります


「うぅ、もっと優しくしてぇ・・・壊れちゃうよぅ」


「あはは、貴方達は本当に人を苛立たせるのがお上手ですね♪


笑うと言うのは本来攻撃的な行為であり、
獣が牙を剥く行為が原点である・・・よく言ったものですな師範


「あ、あの先輩・・・自分、コーラ買ってきますんで・・・」


「えぇ、別に行っていいですよ? ただし
その前に、貴方が逃げたままでいれないように儀式をほどこします!」


ははん! 桜邪 いつものやつをやるというわけか


「名づけて死のウエディング・リング
今からこのリングを心臓の動脈にひっかけておきます!」


「な・・・なにをする―――ッ!」


「このリングの外殻は33日後に溶け始めます!
リングの中には毒薬が入っています! 手術でとり出すことはできません!
無理にとり出そうとすれば殻はあっという間にやぶれ毒は流れ出します!」


はぁ・・・つまり、その前に貴方と戦って勝たないといけないわけですね?


「イグザクトリィ(その通りでございます)」


あ、はい。僕、抵抗とかしないんで。一思いにチャチャッとやっちゃって下さい

野良犬に噛まれたもんだと思ってすぐに忘れますから


「・・・忘れたら駄目だと思いますが、まぁ良い心がけです。えい、ズブズブ」


「な・・・なんてこった・・・結婚指輪だと?
とんだブラックユーモアだぜ ちくしょう ごていねいに2個もうめやがって・・・・・・・・・
2個じゃあ重婚罪じゃあねえか! くそったれ―ッ」


「では、私はまだ怒りがさめやらぬので、
静めるためにちょっと一ヶ月程武者修行の旅に出てきます
精々、ヴェネチアで修行でもして一ヶ月以内に強くなって下さいね〜
やっぱりきちんと抵抗されないと張り合いが無いですからね、こう言うものは」


・・・・・・さて。行ったぞおじさん


「くそぅ、今回は上手く行くと思ったのに・・・
お前に魅力が無いから! お前がゴルゴ13バリに指で絡めて目で落としておけばこんな事には!!」


そういう対抗策が考えられるんだったら、
伊良子もまず曖昧な虎眼先生を押し倒してたと思うんだが

つーか女の子と話するのなんて、TRPGする時だけで充分ですヨー


「・・・この甲斐性どころか男としての本能すらない男が今回の敗因か・・・?」


言っとくが、ここまでされる事になったのはあんたが調子にのったからだと思うが?


「・・・分かってる。次は、もっと上手くヤる


・・・まぁいいや。じゃ、とっとと桜邪を追いかけるぞ

そして頭の皮が剥がれるまで土下座して許してもらおう


「・・・爽やかな笑顔で言うなよ。お前、ほんと開き直ったら強いな
まぁ、俺も死にたくないからな。土下座はお前に任せるとして、一緒についてってやろう」


テメェは焼けた鉄板の上で土下座に決まってんだろうが


「いやいや、管理人をさしおいてそんな大役に納まるわけには・・・」


謙遜するなよ。お前の土下座・・・最高にイカしてるぜ?


「・・・そうか?」


あぁ、もちろんだとも・・・二人で、歴史に残るような土下座を桜邪に見せ付けてやろうぜ!!


「・・・そうだな。・・・なぁ、大吉・・・」


・・・なんだい、おじさん?


俺達・・・ずっと、友達だよな?


ああ・・・ずっとずっと・・・友達だ・・・



「・・・・・・・・・・・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「・・・じゃ、現実から適度に逃げたところで、行くか」


・・・うん、正直、休日潰して何やってるんだろうとか思ったけど、行こうか・・・