3月28日
あのさぁ、年上って認識はどのぐらいまで許されると思う?
「・・・・・・すいません、私禅問答とかはちょっと・・・」
いや、そういうそもさんだのせっぱだのじゃなくて、普通に真面目に
「普通に真面目に考えたら自分より一才でも年が上なら年上だ
それ以外の回答があると言うなら、精神病棟で専属医に心行くまで説明するがいい」
人をいきなりキ○ガイ扱いするな。入院手続きをしようとするな
いやね、私ももう大学卒業したんだな〜と思うと、ふと色々と思うところがありまして
「なんですか。ようやく三次元の女性に興味でも出ましたか?
それで生涯一ロリの誓いを破ると言うなら、それはちっとも恥ずべき事ではありません」
はっはっは、何を戯言を言っとるんだね君は
脳内に大奥がある身としてこれ以上手広くするなら夜王並のスキルが必要になってしまうよ
「・・・どうしてそんな真顔で戯言が吐けるんだお前は?」
「・・・こうやってすぐ腹括るから人生アガリ放棄した人はタチ悪いんですよ」
・・・人の質問に真面目に答えんで随分な物言いだね君ら
「そういう言い草はまともな疑問を持ってからにしろ」
「・・・じゃ、とりあえず聞いてあげますから
できる限り分かりやす〜く貴方の疑問と言うものを話して下さい。然るべき返答方法で答えてあげます」
うん、最近思うんだけどさ
学園物のギャルゲーとか大抵先輩キャラが出るじゃない?
「・・・いきなりオープンダブルノーテンでリーチかましてきやがったぞこの野郎」
それでさ、普通はそういう先輩キャラとかに萌える場合、
たとえこっちが20過ぎてそろそろ幼稚園児に「オッサン」と呼ばれるような年でも
「みさき先輩萌え〜!」とか「佐祐理さんに叱られたい(或いは褒めてもらいたい)!」とか、
基本的に相手が自分――主人公に移入して――より年上って事を意識して萌えたりするでしょ?
「・・・まず『普通』とか『基本』とかって言葉の意味から答えなきゃなりませんか?」
でも、ギャルゲーマーはそれを自然に行っている・・・
私は、たとえこの先自分が40過ぎようと50を過ぎようと・・・
そういう「年上キャラ」には敬語を使ったり年下として接しようと思っている・・・
まぁ、こう言うのはわりと一般的な感情だと思うんだよ
「・・・お前は50過ぎてもギャルゲーをやってる将来像に疑問とかは無いのか?」
とにかくさぁ、そういう「年上萌え」はわりと普遍的だと思うんだよ
でも、その「年上萌え」の下限ってのがどのぐらいかってのがちょっと気になってさ
「(青空を見上げながら深い深呼吸を繰り返して)
・・・ふぅ〜、すいません大吉さん。私もようやく腹が括れたので次は直球でカモンです
と言うよりこれ以上この与太につき合わされてると頭がどうにかなってしまいそうなので。痛いのは一瞬でお願いします」
微妙に卑猥な響きがするが分かった。とりあえずまぁようするに
小学生のお姉さんキャラはアリかと言う話でね
「お前の人生ごとダウトだ」
「・・・それはいつもの「人外ロリお姉さん萌え」とかって違うんですか?」
違う。人外ロリとかだったら年上は基本中の基本だろうが
そうじゃなくて、小学生のお姉ちゃんキャラを「お姉ちゃん萌え〜」と言えるかどうか・・・
即ち、ロリを年上と認められるかどうかと言う若々しい感性の問題だと言っているんだ!!
「・・・馬を鹿と認めるのが『馬鹿』って言葉の語源なんだぞ?」
主人公が小学校低学年の男の子で、ヒロインが高学年のお姉さん・・・
その小学校高学年の女の子を「お姉ちゃん」と認識できるか否か・・・それが、勝利への鍵だ!!
「・・・ドリアンさんが敗北に気づいたのは5〜60年生きてから・・・この人は、死ぬ前に気づけるんでしょうか・・・?」
ふん、やはり貴様ら程度には理解できぬ思想か・・・
資本家どもめ! 貴様らは人民を食い潰す豚だ!
豚は豚らしく、死んで肉を提供する事で最後に人の役にたってみろ!!
「・・・お前もあともう数日で労働者階級に組み込まれるって自覚あんのか?」
・・・大丈夫。この国にもきっと根付くさ・・・社会主義の心が・・・
万民は、大いなる理想の下で平等に幸福を享受して生きていくんだ・・・
「・・・何気に目が蝋のようになってるのでこの話題からは離れましょう」
とにかくまぁ、結論としては、小学生お姉ちゃんはアリで
「勝手に帰結するな。つーか女子高生はアリでもそれはねぇよいくらなんでも」
何故だ!? お前は年齢で女性を差別するのか!!?
ならば貴方はとんでもない差別主義者だ! 民主主義国家にそのような思想はあってはならない!!
「・・・この人は本当にゼミは社会思想専行だったんでしょうか?」
つーかそもそも、女子高生のお姉ちゃんに抵抗が無いのはだね
ギャルゲーでは高校生が主人公てーのが一般的だから、多分そこで刷り込まれてんのよ
「・・・だろうなぁ。そうやって毎度毎度萌え萌え連発してるから、
虚構と現実の区別もつかんような脳に・・・ゲーム脳ってより普通に洗脳って気もせんでもない」
ならば! ギャルゲー会社にできて我らにできん事は無い!!
小学生女子を「お姉ちゃん」と認識できるか? できる! できるのだ!!
「いいですね、プライド捨てた人って。生きるのが楽そうで♪」
「よし、もう大吉の存在を知覚するのを拒絶した。その調子だ」
やつのいう事に惑わされるな―――っ 桜邪―ッ!! 小学生お姉ちゃんはある 信じるんだーっ
「いや、無いでしょ」
・・・・・・・・・・・・・・
登山家が山の頂上まで登れるのは
その山を征服したいという目的があるからだ
しかしあの連中にはこの萌えへ登るための目的が希薄すぎた
あるかないか知れない小学生お姉ちゃんを探しに登って来たんだ
「現実を見ろ馬鹿野郎」
だ・・・だめだ
オレには現実が見えないーっ!!
「・・・どうして読んですぐのCOBRAでこんな最低なネタしかできませんか貴方
しかも、その口ぶりですとカゲロウ山で一番最初に死ぬ三下じゃないですか。サイコガンで頭吹っ飛ばしてあげましょうか?」
「・・・もういい、もういいから
とっととまとめて終わらせろ。お前は勝手にお前の夢とやらを追い続けろ。そして野垂れ死ね」
桜邪 この萌えは本当にあると思うか・・・?
「4月1日以外じゃ「ない」としか言いようがありませんね」
そうだな きみがあると信じていりゃそれでいいのさ
「人の話聞けよ」
さあ 早いとこ下山するとしようぜ ここは涼しすぎる!!
「・・・どこに向かって歩いているんでしょうかあの人」
「・・・戻ってさえこなけりゃなんでもいいよ俺は」