2月16日
昼過ぎ更新でも一応16日の日記

ガンダーラ杉さんから777HITのイラスト
『天使理葉』の絵をもらいました〜

「説明ご苦労。ところで、出来れば何でワタシはここにいるんだ? どうもバレンタイン以降記憶がハッキリしなくてな・・・」

いやそれはまぁ、血のバレンタインと言うか
一時的な記憶の混乱と言うか思い出せない方が幸せと言うか・・・

「ゴチャゴチャ言わずに説明しろ! 何でワタシはこんな窮屈な格好でここにいる!? そしてこの血塗れの景色は何だ!!?

「まぁ、それは話すと長くなるんですが・・・」

「命が惜しければ手短に説明しろ」

「・・・私としても勝たないつもりなら負ける気がしないんですよ? まぁ、それはいいとして・・・」

「だからワケの分からない事言って無いで早く説明しろ!!」

「今週のファイズって、もう見ましたか?」

「ああ、アレはスカッとしたな。あのムカツク虐めっ子達を瞬殺する様は爽快だったからな。まぁ、ワタシは仕掛けてきた時点でボコボコにしてやるんだが・・・それがどうしたって言うんだ?」

「私は面倒な事が嫌いなんで、後で一人ずつ路地裏に連れ込んでから私に喧嘩売った事をたっぷり後悔させてあげる方が好きなんですが・・・それはともかく、今週はサボテンオルフェノクさんが555に変身したじゃないですか」

「してたな。子供番組的に敵がライダーに変身するのはどうかと思ったが」

「アレでビビビッてきたんですよ。あのベルトなら怪人でも変身できると」

「{古い漫画以外で「ビビビッてきた」なんて使う奴初めて見たな}で、それがどうしたって言うんだ?」

「ええ、ですからちょっと知り合いにそれを試作してもらったんですけど・・・」



樫の木おじさん「ウッガー!!


あっ、復活した

樫の木おじさん「テメェらよくもやりやがったな!!? いきなり変なベルト幹に巻きつけたと思ったら・・・いきなり爆発して、不意打ちだったから30分も死にっぱなしだったじゃねぇか!!」

「・・・とまぁ、そう言うワケで『樫の木さんライダー化プロジェクト』が失敗したところに天使の服装の理葉さんが遊びに来られてしまいまして・・・この血溜まりを見て裏理葉さんにチェンジしてしまったんですよ」

「・・・毎度の事でいい加減ツッコむのも面倒臭いんだがな。馬鹿だろお前ら?

最高の褒め言葉でございます{深々と一礼しながら}

樫の木おじさん「・・・つーワケだから。お前帰れ」

「・・・随分な言い草だな。殺されたいのか?」

樫の木おじさん「{どうぞいつまでもご滞在下さい}後ろ見せたら刺しちゃるからなこのクソアマ

だからおじさん
本音と建前が逆だって

「・・・お前らとこれ以上一緒にいると馬鹿が感染りそうなんで嫌なんだが・・・どうもこのまま戻ってはいけないような予感がするから。少し暇つぶしに付き合ってやる」

「人生自体が壮大な暇つぶしみたいなものですよ? まぁそれはともかく、555の話でもしますか」

「じゃあそれでいいや。とにかく燃えたな、あのクレインオルフェノクの・・・」


エロっぷりには実に萌えたな

「・・・・・・・・・・・・・・・・殺していいか?」

「相手にしちゃ駄目ですって。聞き流さないと図に乗るんですから」

なんつーの? 生足? 強姦未遂?
普通にあのまま下まで剥くもんだとばかり思ったよ
でもまぁ、生足が想像以上にエロかったんで満ち足りたと言うか・・・

樫の木おじさん「そりゃエロいさ。鶴のオルフェノクなんだろあいつ?」

「何で鶴だとエロくなるんだ?」

「だから聞き流さなきゃって・・・あ〜もう、中途半端に素直なんですから・・・」

樫の木おじさん「鶴と言えば陰摩羅鬼だ。『初て新たなる屍の気変じて陰摩羅鬼となる』と言ってな、姿形は黒い鶴で目は炎のように光る」

それのどこがエロいんだ?

樫の木おじさん「名前でもう直球だろうが。『陰』『摩羅』『鬼』だぞ? 『陰』はストレートに陰部。女性器だな。そして『摩羅』は仏教用語で男性器を指し示す・・・魔羅とも書くがな。で、それに鬼がついてるから『陰摩羅鬼』。新しい屍の気が変じてなるんだから、強い未練の妖怪だろう。すると強い性欲から生まれた妖怪だと解釈する事も出来る。俺は未亡人と関係があると思ってるんだが・・・」

「・・・あんまり女性のお客様がいる前でそう言う単語を連発しないで欲しいんですけど」

樫の木おじさん「大体にして、牛や豚を食わなかった日本人には鳥肉が重要な栄養源だったからな。その中でも鶴は別格だ。中国では八珍の一つにも数えられているほどで、滋養強壮に良い」

なるほど、そりゃ主水も大奥の鶴を食べて失業するってもんだな{しなかったけど}

「と言うか、それはこじつけじゃないですか? 陰摩羅鬼は怪談全書にも載ってるわけですし、風刺が先についたとは考えにくいのでは?」

「・・・お前らさっきから何語喋ってんだ?」

まぁ、とにかく鶴はエロいと言う話だ

「とりあえず、それがこじつけで偏見でお前が馬鹿だと言う事だけはよく分かった

樫の木おじさん「何を言うか、解釈などと言うものはこじつけと偏見をそれらいく説明するだけの代物。もっともらしけりゃ家康の死因が鯛の天ぷらだって馬鹿みたいな話でもみんな平気で信じるだろうが」

「だから無視した方がいいって言ったんですよ・・・とりあえず、私的には彼女の『誰も傷付けない世界に行きたい』って言葉が戯れ言同然にまで意味を失ったので萎えっぽい展開だったんですが・・・」」

「だが、これからあの力でそう言う世界を実現させればいいだけの話だろう?」

いやでも彼女には自分の手を汚して欲しくなかったとか、そう言う思いはあるのだよ

「そうです・・・私だって、『好きな者同士が殺しあって、死んでもしばらく経てば生き返って永遠に戦い続けられる世界』に行ってみたいと思いますが、無理にそれを実現させようとは思いませんし・・・」

樫の木おじさん「だからそれは修羅道だと言ってるだろうに。つーか初めて会ったぞ自分から修羅道に堕ちたいとかホザく馬鹿」

「いいじゃないですか。殴ったり殴られたりは楽しいですし。ねぇ?」

「・・・同意を求められても困るが、ワタシは殴るのは好きでも殴られるのは嫌いだぞ」

「一方的なのは勝負とは言いません。勝つか負けるか、全く分からないギリギリの線でお互いの全存在を賭けて殴りあう・・・それが勝負ですよ。殴られる快感を知らずして、真の殴る快感は味わえません」

樫の木おじさん「じゃあテメェが俺にいつもしてる拷問の数々は何なんだよこの野郎」

「アレはですよ・・・貴方、殴っても分からないけど殴らないと絶対に間違った行動直さないじゃないですか」

樫の木おじさん「限度があるわ馬鹿野郎! 普通は躾で死んだら虐待で警察沙汰なんだよ!!」

つーか、おじさんには人権無いから警察沙汰にもならないんだけどね

「・・・よく考えれば、性格は最低だが、手出しされてもその場で叩き伏せれる分貴様の方があの女よりもマシなのかもしれんな・・・」

「それはさすがにナオミさんに失礼ですよ。少なくともナオミさんは人の趣味を悪し様に言ったり、砂糖と塩を入れ替えるような嫌がらせしたりしないですし。それにこの人は隙あらば後ろから殴りかかってくるような腐れ外道ですよ?」

「だから適当にボコボコにして地下牢にでも閉じ込めておけば問題は無いワケだろう?」

それ前にやったんだけどね
細胞の一片でも外に出せればそれから再生できる奴だから・・・
まぁ、分かり易く言うとゴキブリより遥かに神出鬼没で不死身な奴だからね

「・・・何だか、存在してるだけで不快な奴だな」

樫の木おじさん「お前ら、滅茶苦茶失礼だぞ? 大体、俺にだってナオミより優れてる点もあったりするんだぞ?」

「・・・性格の悪さとか、身長体重とか、年齢とか、そう言うのは上でも優れてるって言い方はしないんだぞ?」

樫の木おじさん「・・・お前、俺の事何だと思ってるんだ?」

あぁ、その人ねぇ、無駄に生きてるから知識だけは無駄にあるのよ
他にする事無いから広辞苑とか丸暗記してるし・・・これで性格良ければ教師とか向いてるんだけど・・・

樫の木おじさん「言い方が少々引っかかるがそう言うワケだ。知識なら俺ははっきり言って負ける気がせんぞ?」

「じゃあ、貴様もガンダムがどうの特撮がどうのとか詳しかったりするのか?」

樫の木おじさん「・・・俺はそう言う低年齢向けの下らん娯楽にゃ興味ねぇんだよ。つーか、はっきり言って覚えるのは脳の容量無駄遣いしてるんじゃないかと思ってるぐらいだ」

人生を壮絶に無駄遣いしてるくせに

「だが知識は知識だろ? 知らない事は威張れないだろうが」

樫の木おじさん「知ってても威張れないだろうが・・・って、何だよその『やっぱりな』って目は」

「いや・・・本当に貴様は何のために生きてるんだろうな?

樫の木おじさん「だから普通の知識なら比べられないほどあるっつってんだろ!! 他にも長い経験に基づく行動とか・・・」

「日和見主義の臆病者だからいつもここぞと言う時には縮こまっちゃってろくな行動も出来ないじゃないですか・・・」

何やってんのお前?

「いえ、せっかくいらしていただいたんですし、ちょっとミニパーティーでも開こうかと思って下準備をば・・・ちょっとそちらで裏の理葉さんが退屈しないようにお相手お願いしますね」

「前々から思ってたんだが、あの女、意外と大人しいよな。貴様ら以外の相手には

樫の木おじさん「・・・そうでもないぞ? この前もあいつ街で絡まれたんだが・・・相手がナイフ出したら、女相手でも思いっきり目突きしてたからな・・・可哀想に、ありゃ片目完全に失明したな」

分不相応な武器持った相手にゃストレイツォ並に容赦せんからなアイツ・・・
まぁ、裏理葉の場合は理葉に罪は無いから傷付けたく無いんだろうな

「ふん、甘く見られたもんだな。ワタシがそこまでの手傷を負うとでも思ってるのか・・・後でそこら辺を教えてやる必要があるな。ところで、さっき絡まれたとか言ってたが、その時お前は何してたんだ?」

樫の木おじさん「揉め事に巻き込まれるのはごめんだからミラーワールドから見てた

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

樫の木おじさん「で、相手が格下だって判ったし、ほとんどが桜邪に再起不能にされてたから、ストレス解消に気絶した奴数人ボコっといた。喉潰された奴とか、ヒキガエルが潰れたようなうめき声して面白かったぞ」

「・・・とりあえず、ワタシはお前みたいな卑怯者が一番嫌いだ」

樫の木おじさん「んだとぉ!? こっちだっていつも苦労してんだぞ! あの馬鹿、相手がナイフ持って突っ込んできたら俺を盾にして、そのくせそいつに「これが樫の木さんの分!」とか言って横倒しにした相手に下段突きかけるんだぞ!? あんな自己中の喧嘩に巻き込まれたら命が百あっても足りんわ!!」

・・・死なないんだから普通に喧嘩してもそれなりに強いはずなんだけどねぇあんた

「・・・不死身って言うメリットを性格のデメリットが全て打ち消してるんだな・・・」

樫の木おじさん「あっ、ムカツクぞその見下したような目! だから言っただろ、俺にだってナオミよりも優れてる点とかあるんだって!!」

「だからあるんなら言ってみろ! お前と会話してると何か別の意味で疲れてムカツクぞ!!」

樫の木おじさん「とことん失礼だなお前! とりあえず、パッと思いつくのが・・・テクニック?」

「だから何のテクニックだよ。どうせお前の事だからなるべく傷つかずに勝てるような姑息な手段なんだろ?」

樫の木おじさん「それも自信無いでもないんだが、そうじゃなくてだな・・・まぁ、分かり易く言えば・・・夜のテクニック?」

「・・・・・・・・・今、えらく寒気のする単語が聞こえた気がするんだが」

樫の木おじさん「伊達に長生きしとらんからな。人体の事は知り尽くしてる。やろうと思えば目隠ししたまま手術だって出来る。まぁ、医者は失敗したら人殺しとか言われていらん恨み買うから嫌なんだが・・・昔は出来るだけ楽に銭稼げる仕事がしたかったから、娼夫として稼いでいた事もあるんだ」

「{・・・木の分際で・・・いやそれより、こいつ本当に元教育番組のマスコットキャラクターか?}」

樫の木おじさん「結局それも面倒臭くなったからにこにこ島占領して、一番楽な職業である王様になったんだが・・・聞いてるか?」

「いや・・・正直聞きたくなかった

樫の木おじさん「だから少なくとも元プロである以上、実績から言ってもナオミよりは上手いぞ。何てったって腕{枝}の本数が違うからな」

「・・・プライドとか、そう言うもんは真っ先に売り払った生き方してきたんだなお前」

樫の木おじさん「あっ、信じてねぇなお前。例えばほれ、こんな具合よ」

サワ・・・

{樫の木おじさん、桜邪の首筋を撫でる}

ヒアッ!!?

樫の木おじさん「まぁ、こいつの場合は元々感じ易いから・・・」





ドゴォ!!


{桜邪、バトルアックスで思いっきり樫の木おじさんを斬りつける}


樫の木おじさん「ぐげぇ!!?


「ですから! 私に! 触るなと! 何度言えば! 分かるんですか!!?」



ドゴ! ドゴ! ドゴ! ドゴ! ドゴォ!!



樫の木おじさん「ぐばぁ! げべっ! ごばっ! ぐあっ! ご、ごめんなさがばっ!!?


「まるでアバレンジャー並のアバレっぷりだな」

ありゃ本気でキレてるからねぇ・・・
一発一発が致命傷だからかなり地獄だろうね
さすがに本気で誅殺された後は3日ぐらい大人しくなるんだよおじさんは

「くくく・・・しかし中々やるじゃないか、血が騒いできた・・・この血を静める生贄となってもらうぞ! 桜邪!!」

「は〜い、悪い事したら何て言うんでしたっけ〜?」

樫の木おじさん「ご・・・ごべんば・・・しゃい・・・

「声が小さくて聞こえませんねぇ!!」



ドゴォッッ!!


樫の木おじさん「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

「おい! 人の話を聞いてるのか!?」

「聞いてますよ。まぁ、続きは後にするとして・・・先に理葉さんとのパーティーをしますか」

「ふん・・・パーティーはパーティーでも、貴様の血祭りだがな!!」

{飛び掛ろうとする裏理葉}

「それも面白そうですから、また今度樫の木さんが健在な時にお相手願いますが・・・ともかく今はアットホームなパーティーが先です」

「メギドラオン!!」

「『プラスティック・ベイビィズ』第一の能力! 特殊攻撃無効!!」

{プラスティック・ベイビィズの皮を身に纏って炎を防ぐ桜邪}

「ふん! だがそれは格闘戦では無力な事は先刻承知済み! 邪魔な薄皮を取っ払って直接魔法を打ち込んで・・・何だ? 何やら甘い匂いが・・・」

「ですから、最初に申しました通り勝たないつもりなら負けないんですよ・・・さすがに直接飲む事は警戒していたようですけど・・・」

「くっ・・・匂いが甘ったるい・・・口の中まで・・・」

「『プラスティック・ベイビィズ』第二の能力・・・身体能力強化の果汁・・・私の好みで糖度高いですけどね・・・メギドラオンの熱量で『気体化』させてもらいました。普通に吸ってる分にはちょっと元気になれる程度ですけど、代わりに口の中が物凄く甘ったるくなります・・・って、もう聞こえてませんね」

「あ、桜邪さん、こんにちは」

「はいはい、理葉さんこんにちは。ちなみに補足説明させていただくと、先ほどパーティーの準備をしながらこのために部屋の換気が出来ないように密閉してたんですよ」

「はぁ、そうなんですか?」

そう言う姑息な手段考えつくとことかはおじさんと馬が合うんだよねお前

「皆さん勘違いなさってますけど、私の一番の得手は遁法・・・つまり逃げる事なんですよ。ヒット&アウェイが基本戦法ですから、いかに相手の攻撃から逃げるかが私のやり方なんです。本当は純粋な殴り合いの方が好きなんですけど、それじゃ私の身体が持ちませんからね。今回も上手く裏理葉さんから『逃げ』させて頂きました」

その代わり相手が格下の時は本当に『殴り合い』するからねお前女のくせに

「その言い方は差別ですよ? それはともかく、理葉さんがついてこれて無いようなのでさっさとパーティーに移行しましょう。あっ、理葉さんが見るといけないんでそこの血溜まり片付けておいて下さいね」

・・・顔以外すっかりミンチになっとるがな。よくさっき喋れたなこの状態で・・・

「それじゃ理葉さん、あちらで座って待ってて下さいね〜」

「あ、は〜い」

素直でえぇ子やなぁ・・・お前らとは大違いだ

「それは私の言い分でもあります。少なくともガンダーラさんは貴方より優しいですよ・・・まぁ、裏理葉さんの方もあのままではストレス溜まっちゃうでしょうから、今度は普通にお相手してあげますか・・・こちらはいつも通り樫の木さんとの二対一で

・・・本っ当イイ性格してるよなお前ら