12月2日
英雄が死んだ日
ってタイトル考えてて、結局不発だった東條死ね死ね祭って、どうよ?
樫の木おじさん「・・・どうもこうもあるか、お前らに付き合わされて無理矢理見せられてる俺の気持ちにもなれ」
はぁ・・・今日と言う宴を楽しみにしてたのに、この虚しさが判るかお前ら?
「――塗仏の宴ですか」
関係無いだろうが
まぁ、面白かった事は面白かったんだけどね
風邪引いてる事もあるから、今日のレビューは短めに
「・・・手抜きの口実できたの喜んでませんか?」
気のせい気のせい
まぁ、東條がボコられまくってたからいいや
東條がやる事もなくブラついていると、突然目の前に飛び出す佐野
『よっ! やぁ〜、やってくれるよなお宅
まさか・・・香川先生をやっちまうなんてさ
さすが頭のいい人は違うって言うか・・・何考えてんの?』
それはこっちが聞きたいぐらいだ
一瞬見せた本気の表情がちょっとカッコ良かったが
「どんな時でもヨイショの精神を忘れない姿は太鼓持ちの鏡ですね」
で、契約は生きてるのかどうかの確認をするも、取り付く島も無い
『ぼくは英雄になるから
自分だけの力でライダーの闘いに勝ち残って・・・君はいらない』
この時、いらないのはテメェだろうが!
って思いっきりツッコミたかったが、次の佐野の台詞に完敗
『まっ、仕方ないか
どうでもいいけど・・・お宅、目が死んでるよ』
佐野株急上昇
そもそも、時折シリアス見せる太鼓持ちってツボキャラだし
「『あんた、背中が煤けてるよ』に通じるカッコ良さがありますね。まぁ、実際問題そのうち本当に無様に死んじゃうのが目に見えてますけど」
樫の木おじさん「腐ったサバの目してんだよこのガキ」
・・・あんたに言われちゃ可哀想だとも思うが
その後、どこぞの社長の太鼓持ちしてチップもらうも
床に金撒かれたり、手を轢かれそうになったりで精神的に疲労する
『もう〜・・・いや、こんな生活
あ〜あ、うちに帰りたいな・・・でもそうもいかないし・・・
どうしたもんかな、これから・・・あっ、そうだ』
なにやら閃いた佐野っち
そして一方、前回ミラーワールドに消えた優衣を探し続け
くたくたになって花鶏に帰る真司、そして彼が見たものは・・・
『あっ、先輩、御帰りなさい!
勝手にやってますよ、たしか飲み食い自由でしたよね?』
とりあえず食費を浮かせる計画にシフトした模様、しかし・・・
真司ブチギレる
いきなり佐野に掴みかかる真司
佐野をボコボコにしてたたき出してしまう
『やっぱり駄目か・・・ごめんなさい、ごめんなさ〜い』
「でも、本気でキレる真司さんの姿ってレアですよね・・・手塚さん殺された時もこれぐらい怒れば良かったのに」
樫の木おじさん「仕方無いだろ、男と女じゃ重みが違うのが人情だし、浅倉相手じゃ俺でも嫌だ」
・・・お前らが話題にすると真司がえらく嫌な奴に聞こえてくるんだが
「それは仕方が無いですよ、樫の木さんが話題にしてるんですし」
だからお前もだっての
樫の木おじさん「でも、もしあの棒読み女見つかった後だったら信用したと思うなこいつ、馬鹿だから」
だからそこは人がいいからとかに繋げる場面だろうが
樫の木おじさん「信じる馬鹿は救われないんだぞ?」
・・・とにかく、真司にボコられたため、次のパトロンとして第二陣営の北岡弁護士事務所へ出向く佐野
『いや〜、しっかし凄い事務所っすね〜。やっぱ弁護士先生は違うな〜。それに俺、先生みたいにカッコいい人初めてお会いしましたよ』
『確かに俺は金持ちで天才でカッコいいけど、それが何か?』
元々自意識が過剰気味の北岡先生にはヨイショ通じず
結局、ライダー同士で組むのは性に会わないと追い返す
『残念だなぁ〜、じゃあ、他に知ってるライダーがいたら紹介してもらえません? できれば紹介状かなんか書いてもらえると嬉しいですけど』
『ふ〜ん・・・紹介状ね・・・』
で、残ってる知ってるライダーの紹介状を書いてあげる親切北岡先生
樫の木おじさん「・・・なぁ、お前ら、妖怪が自分の親族に渡すように言って人間に手紙を渡す昔話って知ってるか?」
「・・・『この手紙を持って来た人間を食ってしまえ』でしょ?」
樫の木おじさん「・・・途中で手紙を摩り替えてくれる坊さんも出そうに無いしな」
佐野君の不幸が確定した時
ちなみに、佐野を送り出した後で、今週のキタゴロ
樫の木おじさん「・・・風邪引いて辛いんだろ、止めとけ、いいから」
え・・・でも、それとこれとは・・・
「聞かされる方がたまったもんじゃ無いんですよ」
ちぇっ、まぁとにかく次は今週のメインイベントの一つ
屋台でラーメン食ってる東條の所へ浅倉現る
東條が食ってたラーメンのスープを横取り四十萬
『食後の運動ってやつだ・・・』
樫の木おじさん「まぁ、人のものだと思うと美味さもひとしおだからな」
「でも人が食べてるものは横取りするくせに、自分が食べてると分けてあげようとするんですよね〜・・・ただの天邪鬼なんですかね?」
で、それに答える東條
『楽しそうかも』
楽しいのはこちらの方だ!!
肉弾戦でタイガを圧倒する王蛇
デストワイルダーがアドベントされれば
邪魔をするなとばかりにメタルゲラスをアドベント
仮面をつけているため、直接表情は確認できないけれど
凄く嬉しそうにタイガをボコる王蛇、マスク越しに表情を出してます
樫の木おじさん「・・・なんだその不穏当な直リンは」
気のせいだ、そう思え
とにかく、圧倒的優位な王蛇
トドメとばかりにファイナルベントを繰り出すが
タイガもさるものでフリーズベントでこれを無効化
しかし、王蛇の方が一枚上手で今度はエビルダイバーのファイナルベントを発動。吹っ飛ぶタイガ
樫の木おじさん「俺、こう言うえげつないの好きだよ」
「『戦争は数だよ』とジオンの中将も言ってましたしね」
しょせん、フリーズベントなんて逆転技だからね
大技を繰り出さずに、基本技を中心に攻めればタイガなんて雑魚ライダーに過ぎない
そんな不意打ちしか能の無い馬鹿を追い詰める王蛇、ベノサーベルで倒れたタイガをボコボコにする
『どうした・・・その程度か・・・英雄だろ・・・お前・・・』
浅倉さんにとっては英雄なんて玩具程度
そのまま這いずるように逃げ回るタイガ
『なんだ逃げるのか・・・もっと俺を楽しませろよぉ! うおおおおお!!』
王蛇様はやはり最強に最凶でした
そのままミラーワールドを脱出した東條
浅倉の咆哮に追い立てられるようにドブ川に飛び込む
『今日は・・・調子が悪かったかな・・・ッハハハ・・・』
樫の木おじさん「調子が悪い悪く無いはもう関係無い負けっぷりだと思うが?」
「ええ・・・いつもいつも負けるのが分かりきってるのに現実見ずに喧嘩吹っかけてくる樫の木さんを見ているようですよ・・・」
樫の木おじさん「ナニィ!?」
だからレビューの最中に喧嘩するなと何度も言ってるだろうが
で、結局東條に逃げられ、荒れに荒れてる浅倉さんの下へ佐野来襲
『いや〜、お強い、凄いな〜』
浅倉さんもこれにはびっくり
佐野、『改蔵』の羽美ちゃんぐらい空気が読めません
渡した名刺を投げ捨てて無言で凄む浅倉に北岡の紹介状を渡す
紹介状に目を通している間、肩を揉もうとする佐野、つーかしっかり読もうとする律儀な朝倉
そして、笑いながら紹介状の文面を佐野に見せる、そしてそこにかかれていた文面は・・・
まぬけ
北岡さん最高
樫の木おじさん「ある意味めっちゃストレートに『この手紙持って来た奴殺せ』って文面だな」
『なんだこれは・・・嘗めてるのか・・・』
キレた浅倉さんに凄まれ、逃げ帰る佐野
「殴りかからなかった分だけ真司さんよりも紳士的に見えたのは気のせいですか?」
気のせいにも程があるのでしばらく黙ってろお前
翌日、キャンパスでカフカの『変身』を読み耽る東條
視聴者に毒虫の如く嫌われてるって自覚が少しはあるのか?
そこへ北岡さん来襲
世間話をした後、ライダーバトルへ向かう
いきなり笑い出す東條、その理由を問う北岡
『やっぱり貴方は・・・英雄にはなれないって思って
怒ってるんでしょ、この間の女の人を襲ったから。下らないなぁ』
『令子さんの事は関係無いよ。これは俺自身の問題だからさ
まっ、いずれにせよ。俺は英雄になりたいなんて、思ってないしな』
北岡もまた自分のために戦うライダー
不死の病で、生きるために闘わなければならない
その彼に東條の語る『英雄』という言葉はあまりにも軽すぎる
一方、場面は変わって優衣を探すナイトと龍騎
そこへ襲い掛かる野良化したサイコローグ
ちょっと待て
お前、襲う奴違うぞ
しかもあっさりナイトに殺られてるし
普通は東條に襲い掛かるのが筋ってもんだろ?
樫の木おじさん「はっはっは、所詮復讐などと言う理由では人間は動かんものよ。俺も絶対やだし。なぁ?{横目で桜邪を見ながら}」
「別にいいですよ、貴方に仇とってもらうつもりなんてさらさらありませんから。と言うか、貴方より先に死ぬつもりはありませんから」
個人的にはなぁ
浅倉や北岡先生にボコられた後
ボロボロになって現実世界を逃げ回る東條に
突然、鏡の中からサイコローグが飛び出して襲い掛かり
東條が「せ、先生助け・・・ぎゃああああ!」って死ぬのもありかなって思ってたんだけど
とにかく場面はゾルダVSタイガに戻る
つーか、接近戦で負けてんじゃねぇよこのヘタレが
樫の木おじさん「接近戦タイプなのになぁ」
「落ち目に優位な状況なんて起こり得ないもんなんですよ」
で、吹っ飛ばされて、シュートベントの銃口を向けられる
『終わりだ』
『よ、止せ!』
『なんだ命乞いか・・・英雄なんだろ、お前』
本日二度目の『英雄なんだろ』発言
一度目は弱すぎた自分に、二度目は逃げようとした自分に
次々と浴びせられる見下した視線と侮蔑するような言葉
樫の木おじさん「そうか? 土下座で助かるなら安いもんだろ?」
「・・・そりゃ貴方のプライドが胡椒よりも安いからですよ」
樫の木おじさん「何だと!? 胡椒は昔は金よりも高価だったんだぞ!!?」
「だから昔じゃ意味無いでしょうが。それに貴方の場合今も昔も大差無いような気が・・・」
トドメを刺さんとするゾルダ
しかし、ゾルダを切りつけながらいきなり王蛇が乱入!
『昨日の・・・続きだ』
徹底的にボコり始める王蛇
しかし、ゾルダもまだ闘いを止めたワケでは無い
『ファイナルベント』
EOW発動の体制に持ち込む
もう『フリーズベント』でも止められない!
『二人仲良く・・・あの世に逝きなよ』
間一髪避けるもボロボロになってミラーワールドから出てくる東條と浅倉
そして、ボロ負けしまくって何が面白いのか、笑いながら逃げてしまうヘタレ東條
『所詮奴は小物だ・・・』
『そう言う事だな』
『やるか・・・?』
『お前、怪我してるみたいだな・・・』
『気にするな』
『じゃ、ま。やりますか・・・』
しかし、カードデッキを出そうとするも
ダメージが大きすぎるためその場に倒れてしまう浅倉
その姿を見て、カードデッキを再びしまい、その場から立ち去る北岡
樫の木おじさん「駄目だなありゃ。完全に役者が違う。これ以上絡んでも惨めなだけだぞあいつ」
「前のめりに倒れた浅倉さんと逃げて倒れた東條さんの違いがまずまず器の大きさを表していますね」
逃げて倒れた東條に少し離れたところから佐野が声をかける
『あらあら、随分やられちゃったみたいだけど。大丈夫?』
そして意識を失う東條
このまま野垂れ死にってのも好みだが
場面は変わって、佐野の部屋と思わしき場所で目を覚ます東條
『あっ、目ぇ覚めた?安心していいよ
怪我が治るまで俺が面倒見ちゃうからさ
もちろん、見返りは期待してるけどね
結局、あんたには俺が必要なんだよ
あんた一人じゃ何もできないみたいだからさ』
・・・とどめだろ、これ?
樫の木おじさん「まぁ、英雄馬鹿には一番認めたくない現実だろうしなぁ」
「惨めですよね、自分の器に気付く瞬間って・・・佐野さんから与えられたのが、悪意無き憐れみだけにますます惨めだと思いますよ」
だろうねぇ、これから東條には
殺してしまった『本当の英雄』たる香川教授の影が付きまとうと思うよ
香川教授を失い、ライダー達にボロボロにされた彼に、もう英雄の道は無いから
樫の木おじさん「まぁ、来週以降は佐野がメインだろ。親父が死んで遺産が入るみたいだし」
「貧乏ライダーから金持ちライダーにまさしく変身するワケですね」
祭は出来なかったけど、ある意味満足
命ではなく、本当の意味で東條が『終わった』から
燻るように奴の狂気が燃え尽きた様子が見て取れた
これ以上は何をやろうが無様なだけ。本当に『終わった人間』
後は佐野の僕にでもなって教授の影を追いながら野垂れ死んで欲しいね
樫の木おじさん「まぁ、物語も佳境だからな。奴の器じゃこれ以上主役は張れんだろうよ」
「多分、香川教授以上にあっさり死ぬと思いますよ。今週で存在意義が完全に死にましたし」
とりあえず気分がややすっきりした
来週からはインペラーの活躍が楽しみだよ
果たして物語はどう纏まるんだろうねぇ?
樫の木おじさん「・・・映画には結局繋がらんのか?」
・・・あのさぁ、おじさん
映画版一回を否定するのと
タイガ登場からの展開を全否定するのと
果たしてどちらを切るのが正しいやり方と思うかな?
「でも、それを言うなら手塚さんや芝浦さんの死だって結局ただ浅倉さんの噛ませになっただけのような・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また来週〜
樫の木おじさん「・・・逃げたな」