8月10日
バトル開始
たっだいま〜
ドルイド「お帰りなさい」
破蛇「よう、遅かったな」
・・・え〜と、樫の木おじさん?
樫の木おじさん「何だよ?」
何で破天さんがここにいるの?
しかも、何で仮面ライダーになってるの?
樫の木おじさん「だから、お前が言ったんだろ?
相方で龍騎やるからって、だから戦いに来たんだろ?」
・・・私は、相方を龍騎{みたいなキャラ}でやるって意味で言ったんだけど?
破蛇「・・・・・・マジ?」
・・・マジ
つーか何で止めんかったこの馬鹿樫の木!!?
樫の木おじさん「知るか!!
俺は向こうじゃずっとミラーワールドに監禁されてたんだ!!!」
ドルイド「監禁なんて人聞きの悪い・・・
ただ貴方が五月蝿いので隔離してただけですのに・・・」
破蛇「・・・お前、うちじゃずっと猫被ってたんだな・・・」
樫の木おじさん「・・・で、どうすんだよ?」
どうもこうも・・・
殺しあえばいいじゃないか
樫の木おじさん「ぅおい」
なってしまったもんは仕方無い
それに面白そうだから良いかな〜って{笑}
ドルイド「・・・とりあえず
スーツが重いので人間体に戻りますね〜」
破蛇「人間体って言うな
まぁ、俺もしばらく戻ってるか・・・」
ところで、お前の名本名って何?
???「ああ、そう言えばまだ言ってませんでしたね・・・」
樫の木おじさん「正確に言えば
合宿までに大吉が考えられ無かっただけなんだがな」
五月蝿い、で、お名前は?
???「え〜と、まず桜の木の桜に・・・」
破天「ほう、女の子らしい感じだな」
???「邪{ヨコシマ}と書いて
桜邪{オウジャ}とお呼びください」
破天「・・・・・・・・・・・・・・・いいのか、それで、あんたは?」
片言でツッコむな
こんなもんだろ、うちの相方だし
樫の木おじさん「・・・すげぇ説得力だ」
で、破天の破蛇君は・・・
契約モンスター『ヘルパイソン』?
破天「カッコイイだろう?」
樫の木おじさん「俺よりカッコイイじゃねぇか!!」
桜邪「・・・私もせめて
『お化けのHOLY部隊』とか
『ドレミファドーナッツ』とかの皆さんが良かったです・・・」
樫の木おじさん「その名前を俺の前で出すな! 特に後者!!」
破天「まぁ、そういうワケだからよ・・・闘おうぜ、そういうもんなんだろ?」
・・・お前、王蛇ってよりは
シャンゼリオンの涼村暁だぞ?
いや、キャラ的にいったらむしろ速見か・・・
破天「黙れ! いいから闘うぞ!
中国妖怪の最強を見せ付けてやる!!」
桜邪「フ・・・貴方は話が早いですね・・・
ならば二人で決着をつけましょう」
樫の木おじさん「あっコラ
俺は別にやるとはまだ・・・」
桜邪「変身!!」
破天「変身!!」
{スーツを装着し
鏡に吸い込まれる二人}
樫の木おじさん「・・・俺が戦うメリットは?」
メリットは無いが・・・
出番が減るってデメリットはあるぞ?
樫の木おじさん「でもアドベントされなきゃ出て行けないし・・・」
ドルイド「アドベント!!」
おっ、早速呼ばれたぞ、逝ってこい
樫の木おじさん「・・・ちっ、新参の小娘のくせに・・・」
{樫の木おじさんがミラーワールドに入ると
そこには黄金の突撃剣を構えた破蛇の姿があった}
破蛇「カカカ・・・ソードベント『ヘルサーベル』・・・この世に斬れぬものはなし!!!」
ドルイド「『銃は剣よりもつよし』ンッン〜名言ですねこれは」
{そう言ってカードを一枚ベントインするドルイド}
ドルイド「シュートベント『中華キャノン』」
樫の木おじさん「うわっ!?
か、身体が勝手に変形していく!!?」
{樫の木おじさんが先行者に変形し
腰のパーツが外れてドルイドの手元に飛ぶ}
ドルイド「さぁ、これで私が優性になりましたね・・・」
破蛇「ふん、女特有のリアリズムか・・・
いいだろう、本当に剣が銃に勝てないかどうか
その身にたっぷりと刻み込んでやるぜ!!」
{そう言ってじりじりと近付く破蛇
しかし、ドルイドは一向に弾丸を放とうとしない}
破蛇「・・・{おかしい・・・何故撃たない?
あの女、一体何を企んでいるんだ?}」
ドルイド「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブツブツ」
破蛇「・・・{何かを呟いているようだが・・・一体何を・・・?}」
{ゆっくりと近付く破蛇}
ドルイド「・・・4間・・・3間半・・・まだです・・・まだ遠いです・・・」
樫の木おじさん&破蛇「えっ! 巳代松の竹鉄砲!!?」
樫の木おじさん「・・・シュートベントの意味あるのかあれ?」
破蛇「くっ・・・射程距離たった二間で
一発撃ったら銃身が壊れる竹鉄砲とは・・・
何と言う美学!! こんな美学は久しぶりだ
貴様を分類A以上の仮面ラーイダと認識する」
ドルイド「!!?{仮面ライダーを
仮面ラーイダと発音した・・・まさかあの人はデストロンの・・・}」
破蛇「拘束制御術式
第3号第2号第一号開放
状況A「破天一族」発動による承認認識
目前敵の完全沈黙までの間能力使用限定解除開始
では教育してやろう 本当の仮面ラーイダの闘争というものを」
樫の木おじさん「久しぶりに見られるな・・・
破天一族の生き残り、『破蛇大将』の本気が・・・」
ドルイド「ですがこっちももう間合いです! 二間!!」
{ドルイドの竹鉄砲が火を吹いて砕け散る、しかし・・・}
破蛇「ぬぅん!!」
{弾丸を二本の指で掴む破蛇}
破蛇「北斗神拳『二指真空把』・・・ふん!!」
{弾丸をドルイド目掛け投げ返す破蛇}
ドルイド「甘いです!
迎撃マジックカード発動! 『ガードベント』!!」
{突然、ドルイドの足元から生える樫の木おじさん}
ドン!
樫の木おじさん「ぎゃあ!!
・・・お、俺が日記を面白くしてやったのに・・・」
ドルイド「ハッ! 近くに居た貴方が悪いです!!」
破蛇「リバース表示にしていたガードベントッ!
攻撃を返されると同時に発動させているッ!
こ・・・このテクニック ドルイド きさまこのデュエルやり込んでいるなッ!」
ドルイド「答える必要はありません」
{ドルイド、壊れた中華キャノンを投げ捨てる}
樫の木おじさん「おいコラ!
俺のパーツはもっと大事に扱え!!」
ドルイド「いいじゃないですか、直して使えば・・・
次はこれです、『ドールベント』」
{大量に出現するドルイド}
破蛇「フン、何を出すかと思えば・・・
ただの人形じゃないか・・・待てよ・・・人形?」
ドルイド「そうです・・・これら単体では
自ら動く事は出来ないただの人形・・・しかし
それを操る者がいれば話は別です!」
{人形から糸が伸び、樫の木おじさんに繋がる}
ドルイド「やりなさい! 樫の人形使い・東京発!!」
樫の木おじさん「言っとくがな!
そのネタ分かる奴10人に一人いないぞ!!?」
ドルイド「たとえ私のネタが全滅しようとも、この日記
男と女が十人に一人づつ笑えれば我々の勝利です!!」
{わらわらと破蛇に襲い掛かる人形達}
ドルイド「どうです!?
どれが本物の私かわかりますか!!?」
破蛇「ククク・・・造作も無い事よ・・・
死を恐れぬはずの人形達の中に
たった一体だけ死を恐れる者がいる・・・それがお前だ!!」
{破蛇が最も自分から遠い単体に飛び掛ろうとする}
ドルイド「かかりましたね!
『スタンドベント』!!」
破蛇「何っ!!?」
{飛び掛ろうとする破蛇に
人形を操る糸が絡みつきだし
さらにオレンジ色の液体がその身を捉える}
破蛇「これは・・・『ウッディウッドペッカー』!!?」
{『ウッディウッドペッカー』の樹液に固められ、動きを封じられる破蛇}
ドルイド「確かに『樫の木おじさん』はモンスターの中で最もカッコ悪いモンスターです」
樫の木おじさん「ほっとけ!!」
ドルイド「ですが、散々管理人にいじられたために
その特殊技能の多さは全モンスター1を誇るのです!!
故にそれを操る私も最も技巧に長けたライダー! 『ボンバーベント』!!」
{樫の木おじさんから伸びた糸に火がつき
その糸に繋がった人形達が一斉に破蛇に抱きつく}
破蛇「うおおおお!!?」
ドゴォォォン!!
ドルイド「・・・やりましたか?」
樫の木おじさん「・・・あれぐらいで殺せたら
俺は苦労なんてしなかったよ・・・」
{爆炎の中にユラリと黒い影が映る}
破蛇「今のは痛かった・・・痛かったぞ〜〜〜〜〜!!」
ドルイド「・・・もう、小細工には頼っていられないようですね・・・」
破蛇「貴様の力に敬意を表し
最後は俺の最高の技をもって仕留めてやろう」
ドルイド「言いますね・・・たった23年しか生きていないヘボ妖怪が・・・」
破蛇「・・・お前、樫の木から俺の正体聞いてないのか?」
樫の木おじさん「教えるワケ無いじゃ〜ん聞かれてないんだし〜
それに負けてくれたら負けてくれたで、それはそれで嬉しいし〜・・・」
破蛇「{相変わらずあいつ最悪だなぁ}
キサマは・・・・俺が誰か知らないのか!?」
ドルイド「知りませんね・・・・私にわかることはたった一つ
貴方が今刻んでいるのは最悪の記憶です
ファイナルベント!」
破蛇「!! チィィ ファイナルベント!」
{ドルイドの足元から樫の木おじさんが生え
ドルイドの身体は天高く打ち上げられる
同時に破蛇も高く跳び上がり、ヘルパイソンが
口から撃ったエネルギーをその身に受ける」
原作/乃木
日記/大吉マスター21
仮面ライダー相方第二部
仮面ライダー破蛇
ドルイド「『オークライダーキック』!!」
破蛇「『ヘルクラッシュ』!!」
{真っ直ぐ足を伸ばして蹴りを放つドルイド
エネルギーを纏いながら連続蹴りを放とうとする破蛇}
ドガァァァァァァン!!
ズシャア!!
破蛇「ゲハァ!!」
{血を吐きながらのた打ち回る破蛇}
ドルイド「これで一人減りましたね」
破蛇「・・・そいつはどうかな?」
ドルイド「!!?」
ピキ・・・
{ドルイドのカードデッキにヒビが入る}
破蛇「そこがカードデッキの位置だ、ドルイド」
ガシャァァァァン
{カードデッキが砕け散り
ドルイドのライダースーツが消滅し始める}
ドルイド「ば、馬鹿な・・・契約が・・・」
樫の木おじさん「この時を待っていた! 死ねや桜邪!!」
{人間の体に戻った桜邪に襲い掛かる樫の木おじさん}
桜邪「きゃああああ!!?
わ、私は必ず生き延びて・・・」
破蛇「五月蝿い!! おまえは樫の肉{エサ}だ」
{枝を伸ばして桜邪を絡めとる樫の木おじさん}
破蛇「・・・終わったな」
ゆうりか「しかし、触手とはまたマニアックでありマッシブ」
破蛇「・・・何故ミラーワールドに貴様らがいる?」
秘密の入り口があるからな
それよりも、私はこの前こいつの口から
『12人の妹』『触手』という単語が同時に飛び出した時
本気で引いたよ・・・つーかマジで部屋から逃げ出したね、怖くて
破蛇「・・・別の意味で恐ろしい奴だ」
ゆうりか「久しぶりの出番なのにあんまりな扱いでありマッシブ」
破蛇「まぁ、勝負もついた事だし、そろそろ・・・」
バキバキバキバキ
破蛇「な、何だ!!?」
{破蛇が振り向くと、そこには
真っ二つになった樫の木おじさんと
ポニーテールをなびかせながら肩で息をする桜邪の姿があった}
桜邪「ハァ・・・ハァ・・・危ないところでした・・・私の26の秘密の一つ・・・
『プラスティック・ベイビィズ』の能力が無ければ、殺されてるところでしたよ・・・」
破蛇「ま・・・まさかあいつも・・・」
うちの相方はねぇ
必ず矢の洗礼を受ける事になってるから
破蛇「スタンド使いだったのか・・・」
{警戒し、身構える破蛇}
桜邪「ハァ・・・今日は私の負けでいいです・・・
馬鹿モンスターのせいでますます疲れましたし・・・
それにこのままではミラーワールドにもいられませんからね
カードデッキを直したらまたお相手いたします、今度はスタンドも交えて・・・」
{破蛇に背を向ける桜邪}
桜邪「それでは・・・『プラスティック・ベイビィズ』!!」
{短い手足の生えたピンク色の
スイカ大の大きさの小人が数体あらわれ
真っ二つになった樫の木おじさんを持ち上げて、運び去る}
破蛇「・・・あの樫の木を真っ二つにしたにしては
パワーの弱そうな・・・しかも群集タイプ・・・能力に秘密があると見た」
まぁ、分かったらもう一回挑戦に来れば?
使い方次第でそれなりに強いスタンドだからさ
破蛇「ああ、そうする・・・
ところで、お前明日のコミケ行くのか?」
うん、だからさ
君んとこのご主人様に
気が向いたら電話してって伝えといて
サークル抜けれたら抜けて会いに行くからさ
破蛇「ああ、そうする」
・・・ところでさ
破蛇「何だ?」
君、契約のカード複数あるんでしょ?
破蛇「・・・ああ{激・厭な予感}」
面白いモンスターがいるんだけど
破蛇「俺・帰る・また来る・サラバ」
あっ!!
・・・ちっ、まぁいいや
そのうちまた送り込んでやる