「霞んだ視界に足を伸ばす恐怖、でもそれは自分で選んだ道。

だから、失敗しても後悔はしないだろう、誰も憎まなくて済むだろ。

よかった、今度は自分で道描けそう。」

誰かが言っていた、その人を羨ましく思っていた。

誰が言ったのだろうか。

        「今度こそ。」

そう思った私は気が付いた。

私が思っていた「今度」は命が尽きた更に後、しかしそれは間違いで、「今度」は自分次第で遠くにも近くにもなること。

それに気が付いた。

だから今私は、ありったけの力で方向転換します。

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