出発当日(初日)

2002.12.28

■成田空港まで
 我が家の成田空港アクセスは、きまって京成電鉄を利用しています。田園都市線からだ
といろいろ行き方はあるのでしょうが、最も経済的かつ比較的短時間で楽に行ける交通手
段だと思っています。表参道で銀座線乗り換え(下車ホームと同じ)、上野駅下車、地下
通路3分で京成上野駅です。あとは1000円の切符を買って特急に乗り込むだけです。
 京成電鉄も約1時間で空港まで行く「スカイライナー」(指定席)がありますが、当家
は、乗車券だけで乗れるベンチシートの特急です。京成上野からだと始発駅だし、荷物が
邪魔にならないよう、なるべくスミに席を確保するのですが結構乗り心地がいいのが不思
議です。出発するとすぐにウトウト気分、1時間15分くらいで空港に到着ですが、あま
り遠いと感じた事はありません。重宝させていただいてます。
 今回は、AA(アメリカン航空)の利用なので、空港第1ビル(終点・成田空港)で下
車しました。
・京成電鉄 http://www.keisei.co.jp/index.htm

■成田空港
 空港に到着したのは、午後5時ごろでした。飛行機は、午後7時15分発のAA60便
ダラス行きです。ツアー等で座席が決まっていない場合、もう少し早目にチェックインす
るのですが、予約時にすでにエコノミー最前席を予約していましたので2時間前くらいが
適当かと思いこの時間になりました。12月28日は、土曜日で年末年始の初日でもあり、
空港も混雑を予想していたのですが、意外と閑散としており、チェックインもスムーズに
行えました。ただ、機内預けのセキュリティー・チェックでスーツケースを開けられ中身
のチェックを受けてしまいました。赤外線で何かひっかかった訳ではないのですが、どう
もランダムに開封チェックをしているようです。また、テロ事件以来、荷物検査が厳しく
なっており、AAでは、スーツケースにカギをかけて預けていると壊して中を調べる事も
あるらしく、できれば施錠せずに預けてほしいと言われました。ただ、カギを壊す前には
それなりの呼び出しがあるとの事でしたので、今回は私の判断でカギをかけて預けました。
結果何事もありませんでしたが、本当にそんな事があるのでしょうか。ちなみに壊されて
もクレーム対象にはならないそうです。
 ともあれ、無事チェックインも済ませ、カード会社のラウンジで出発を待つ事にしまし
た。
・成田空港  http://www.narita-airport.or.jp/airport/


■搭乗
 AA60便、成田空港を午後7時15分発、ダラス・フォートワース空港には、日付変
更線をとおり時差−15時間で当日の午後3時20分着の予定です。飛行時間11時間5
分のながい道のりとなります。さらにカンクンへは、ダラスからAA1211便に乗り換
え、到着は午後8時32分になります。
AA60便は、ボーイング777、
いわゆるスリーセブンが使用され、
エコノミーでも全席、個人用の
テレビ付きでした。
 離陸後、ベルトサインが消えると
まもなくドリンクサービスのカートがやってきました。実はアメリカン航空では、11月
よりビール含めアルコール類が有料化され、オーダーすると500円または4ドルをとら
れるのでした。理由はよく分りませんが、経費節減なのか酔っ払いを出さないためなのか
国際線ですから機内免税と考えれば、ビールは100円がいいところだと思うのですが、
注文した人からは、しっかり500円を徴収していました。アルコール類の有料化を事前
にホームページでチェック済みだった私は、しっかりと「梅酒」の紙パックを機内へ持込
み、アイスだけを注文しておりました。なまじ、エコノミーのワインよりずっといけてま
す。ドリンクの後は機内食となりますが、この日は洋食がビーフシチュー、和食が鶏肉の
竜田揚げどちらもお寿司とデザート付きで、機内食はおいしくいただけ、エコノミー機内
食としてはレベルの高いほうだと思います。あとは、映画を見たり、ウトウトしたりでと
にかく時間はたっぷりとありました。到着までには、あとサンドイッチとおやつのような
ものもサービスされ、着陸前には、軽い朝食がでました。
 ダラス・フォートワース空港へは、ほぼ定刻の午後3時すぎに到着し、乗り継ぎ客も
一旦入国と荷物を受け取る必要がありました。荷物を受け取った後は、乗り継ぎと書かれ
た方向へ行くと、バッゲージ・リチェックのコーナーがあり、係員が次々と荷物を受け取
ってくれます。あとは空港内で乗り継ぎ便のAA1211出発カウンターでチェックイン
をすれば、出発まで空港内は自由でした。インターネットでの事前調査では、カンクンへ
の乗り継ぎ客は、一箇所で監禁されるような事が書かれてありましたが、そのような事も
無く、空港内を探索して時間をつぶせました。
 乗り継ぎ便の飛行も定刻運行であり、どうにかやっとカンクンに到着しました。ただ
すでに、午後8時を回ってましたので景色はほとんど見えず、生暖かい風だけがカンクン
到着を感じさせてくれました。

・アメリカン航空 http://www.aal.co.jp/index.jsp

■カンクン到着
 カンクンでは、さすがベストシーズンともあって、入国審査に長い列ができ、うんざり
と思いましたが、列が1列で複数の窓口に順々に行くような仕組みになってましたので、
列の動きも早く、すぐに順番がきました。入国審査の先は、最終荷物検査場となりますが、
信号機のような赤と緑のランプそして押しボタンがあり、押すタイミングによって「赤」
点灯は、「検査」。「緑」点灯は「パス」となります。前の人達が連続で「緑」だったの
で、ぼちぼちヤバイかな。と思いましたが無事「緑ランプ」が点灯し、スムーズに入国で
きました。
 空港からホテルまでは、タクシーなどもあるようですが、一般的にコレクティーボと呼
ばれる乗り合いワゴンを利用するそうです。
入国直後の空港ロビーでは、コレクティーボ各社のカウ
ンターがあり、そこで切符を買いました。
1人90ペソまたは9USドルでした。料金を支払うと
切符のようなものを手渡され外の待ち合い場所(乗り場)
でワゴンが来るのを待つ事になります。
このとき、すかさず人が来て、乗り場まで荷物を持って
いってくれますが、最初は、コレクティーボの係員かと
と思いきや、実はポーター業の人で、待ち合い場所に着
くやいなや「ファイブ ダラー」と請求されました。
5ドルは、ないだろう! 高過ぎると思い、おもむろに
1ドル出したところさっさと受け取って行って
しまいました。日本人と思い、ふっかけられた
のか・・・?
 それから20分くらい待たされたでしょうか、
こんどは、本物の係員の誘導でようやく相乗り
ワゴンに乗り込みホテルまで案内してもらいま
した。
 空港からホテルゾーン南までは20分くらい
ですが、宿泊先の「グラン・カリベ・リアル・
ホテル」は「7」の字型の北側にあるため途中
何軒か寄り道した事もあり到着まで1時間近く
かかりました。
 ともあれ、フロントで予約票を見せ、無事に
チェックインができました。カード式のルーム
キーを受け取るとともに宿泊客のしるしとして
腕輪を付けられました。
 ちなみに、このホテルは、食事、飲み物を
宿泊費に含めた「オールインクルーシブ」プラ
ンと宿泊のみの「ヨーロピアン」プランあり、
 腕輪の色で区別していました。

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