荏原製作所 納入実績 特記事項

納入年

機名/納入機場

特 記 事 項

2002

SVM−100〜300
高知市潮江
下水処理場 他

開業当初はステムナットやパッキン等の消耗部品の注文を予想していたところ、エハラ電動仕切弁と同一品の製作要望があることが判った。SVM-500以下の木型は揃っており、鋳造、加工、組立、電動試験をする協力工場の目処が立ったので、弁箱などの部品だけでなく電動仕切弁一式の製作をさせていただくことにした。 初年度はSVM-100~300を14台納入しました。

2002

SVM−500
飯田市
松尾浄化センタ

三床式中間軸一式の部品。旧品は通常のユニバーサルジョイントを4箇所使用していたが、今回どういうわけか、ユニバーサルを使わず、リジットカップリングで製作する指示が出た。芯が出ない恐れがあると指摘したがそのまま製作することになった。案の定、弁本体が垂直に設置されていないため、その上に中間軸を接続したところ、約8m上の駆動部では100mmもずれてしまった。弁本体の傾きを直してもどうにもならず、一箇所のみユニバーサルジョイントを使用したとのことです。

2003

SVM−300
水資源/群馬用水
西部第一機場

1台ずつ3台工場持込み修理。駆動部は当初、日本ギア工業でB級点検しスイッチ類を交換する予定であったが、新規より高くつくため、新規となった。弁箱は使えそうであったので、弁座面を加工して、弁体は弁座とも新規製作し、弁箱に合わせた。弁箱、フタなど旧品は内外面ともサンドブラストを打ち塗装した。組立、水圧試験、電動試験をして、システム品管のお立会を受けて納入した。

2004

RVM−150
京都市
藤尾ポンプ場

スクリュウステム部品。捻じ曲がってしまったので交換するとのこと。
新規製作して交換したところ、後日同じ様に、変形したとのこと。ネジ部の径は22mmと細いが実績はたくさんあり、続けて発生したのはここだけの現象で、何か強い力が加わったものと思う。漏れをとめるためにハンドルを思いっきり締めたとか?

2005

RVM−150〜600
東日本旅客鉄道

メカニズムの部品。上越新幹線の消雪基地用ロート弁は1979年から3年間で百数十台納入されています。メンテナンスは十分行われていますが、25年経過しているので、今年より順次部品を交換することになった。今回はR10〜R100の主要部品であるローテータ、ローラ、クロスヘッド、スクリュウステムおよびパッキン等16台分を納入した。

2006

SVM−100〜300
東日本旅客鉄道

電動仕切弁新規。上越新幹線の消雪基地用仕切弁はロートと同じ33機場に合計五十数台納入されています。取扱水は同じはずであるが一部、弁座SUSでグランドがFCという全鉄仕様のものがある。電動仕切弁は駆動部ともそっくり更新することになり、今年は6台納入した。

2007

BVTMD-700
国土交通省/伊丹
救急排水機場

駆動部改造。手動蝶形弁の電動化のため、日本ギア工業製のギアヘッド、二次減速機付で10台、現地へ納入した。国交省の受け入れ検査があり
順次交換して、最後に試運転をした。

2008

SVM−600
千葉県
印旛取水場

二床式の弁本体、中間軸および駆動部全部を工場に持込み修理。
約40年経過しており、標準化される前の製品のため、マイクロフィルムはあったが現物が図面と異なるものがあり困った。弁体は新規にしたが弁箱フタは旧品を使用した。磨耗腐食もあり次回は更新するよう推奨したが、2台目もまた修理することになった。