八十八ヶ所機場巡り 特記事項
No. |
機名/機場名 |
製造年 |
特 記 事 項 |
5 |
SVM−350 |
1994 |
4床式で過トルクが発生。4台中この1台は中間軸が、上から押付けられて緩みがなかった。中間軸を駆動部ごと吊り上げて基礎板の下に9mmのライナーをかまして解決。 |
11 |
BVTMD-700 |
1998 |
救急排水機場の吐出弁は当初手動蝶形弁であったが、これを現地で電動に改造することになった。手動の駆動部を外しステムナットは使うが、スプラインの歯数が奇数のため、電動の駆動部を取付けると傾いてしまう。この傾きを直して調整した。 |
24 |
SVM−200 |
1991 |
閉方向で過トルクが発生。これはK社製で200mm、SMB-000は駆動部の余裕が少ない。全閉のリミット設定が深すぎたため、少し上げて設定し他ところ、過トルクは出なくなった。 |
34 |
BVTLD-900 |
1978 |
油圧駆動の蝶形弁が2機場で6台あり、みな動きが悪かった。 |
37 |
SVHSD-250 |
1986 |
「右回し開」のところ通常の弁と思い込み、開けようと左に回したが開かなかったので、さらに強く回したところヨークが破断した。機場によって「右回し開」があり、混在する所もあるので注意が必要。 |
38 |
RVM−400 |
1994 |
流量調整弁のため全開全閉にすることなしに使っていた。今回全閉にしようとしたところ、7%で過トルクが発生し、全開も同様だった。この水は軟水とのことであったが、10年間の水垢等が |
41 |
SVM−600 |
1980 |
下水用三床式4台のうち1台は今回ポンプを設置して、仕切弁は駆動部を取付けた。スイッチを調整しようと手動で全閉にしようとしたが10%付近で重くなり閉まらなかった。弁を開けたとき堆積していた汚泥が弁箱のポケットに落ち込んだものと思われた。そこでポンプを運転して汚泥を流しだしたところ、正常に全閉し、スイッチ調整することができた。 |
51 |
SVM−300 |
1991 |
3台中1台、グランドから水が漏れるとのことで点検に行った。 |
52 |
CVB−700 |
1958 |
50年前の荏原製手動蝶形逆止弁。これを汎用モータと減速機で電動化され、逆止弁としては使われていなかった。昔のもので肉も厚く、さびも少なく、本体はまだ十分使えそうであった。 |
63 |
SVM−600 |
1976 |
三床式の軸受部のグリスニップルからグリスポンプでグリスを注入する祭、反対側のプラグを外さないで行ったため、軸受ケース内に圧がこもり、下のオイルシールが脱落した。300mm以下のように上にオイルシールが無ければよいのでは? |
64 |
SVM−500 |
1981 |
二床式が3台並んでおり、このうちの1台が特にきしみ音が大きかった。弁棒のネジ部が乾いていたので、グリスを十分塗って運転したところ、異音はぴたりと止まった。他の二台もグリスを塗ったところ、静かになった。 |
71 |
BVTMD-300 |
1985 |
蝶形弁を全開にすると、吐出抵抗が小さいためポンプ(300SZ)を運転しても吐出が負圧になり、満水検知器のフローとが落ちて、ポンプが停止してしまう。そこで吐出圧が立つまで吐出し弁を50%まで絞ってみたところ、ポンプは連続運転できた。 |
75 |
BVTMD-700 |
1996 |
救急排水機場の手動蝶形弁10台の電動化。1号機は壁に近いため他の9台と異なり、駆動部は一次減速機を勝手反対とし更にスペーサをかませた。また駆動部の交換作業は弁本体を配管から外して行い、交換後ポンプに取付けた。 |
79 |
SVM−500 |
1965 |
500mmが4台 400mmが1台、43年経過しているが全て稼動している。1台のみ駆動部が更新されているが、4台は日本ギアの初年度の製品と思われる。弁本体も弁座、ガイド部はかなり磨耗していると思われ、1台は壊れそうな音がしている。順次更新の時期です。 |
80 |
BVTMD-900 |
2000 |
作業前に業者全員の安全教育が1時間あり、その後現場でまた30分話しを聞いてから作業に入った。この蝶形弁は海水のため腐食することと、縦軸のため下部のブッシュに異物がたまりやすく、過トルクが発生しやすい。トルクスイッチの設定は最高まで上げてあったので、今回は閉側リミットスイッチの設定を少し上げて、試運転確認をした。 |
82 |
RVM−300 |
2008 |
ロート弁300mm が5台 200mmが2台更新され、現地での試運転調整に行った。弁本体とポテンショメータは正常であったが、横河製のR/I変換器が不良で盤と遠方の調整ができなかった。アレスターが付いていないため、落雷で故障したらしい? |
83 |
RVM−700 |
1991 |
700mm(M200)のロート弁を現地で分解点検、組立をするのは大仕事である。バルブ1台に10人以上の人が付いた。ローテータとコーンプレートは強固に締付けられているので、外すのにかなりの時間がかかった。メカニズムはグリス浸けであり、使用頻度も少ないため、ローラ以外ほとんど傷みは見られなかった。 |
86 |
SVM−200 |
1981 |
200mmの電動仕切弁のグランドパッキンを交換した。事前にグランドにかかる圧力を抜くよう依頼しておいたが抜いてなく、吐出の手動仕切弁を全閉にしたが漏れがあり、圧は抜けなかった。 |