BuncyoのBlender-2.76bで、蒸気機関車アニメ作成
第二弾 D51蒸気機関車のシリンダー
と、動輪のアニメーション (2016.03.11)
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先に説明しましたように、昨年(2015)後半にになって息子がBlenderに興味がわいてきましたので、教えてきまし
た。
すみませんでした! ------->右画像の動輪アニメのリンクが切れていました。
建築のパースが作れるようになりたいと言うので、教えてきました。
そして、3Dのオブジェクトは自分の思うものが出来るようになってきました。最近では、イギリスや、ドイツなどヨーロッパの古い自動車の写真や図面を探してきて3D化しています。
最近は、イギリスの古い蒸気機関車の3D化をしているようです。
つぎは、アーマチュアーを使って、オブジェクトのアニメーションを作りたいというので、簡単なものを教えました。
その先の、私の作成した、3Dプリンターシュミレーションアニメと、蒸気機関車のピストンのシュミレーションも教えて欲しいというので、先の物を見直して、
それに加えて、もう少し、現実的な物にしました。
アーマチュアーの仕組みなどは、webに、沢山の記事が有りますので、そちらを参考になさると良いと思います。ここでは、私が構築したシステムですから、必ずしもその通りになるとは思ませんので、ご了解下さい。
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参考にした本などは、昔私が愛読していた"鉄道模型趣味"の、1975年の合本や、国鉄の、"日本国有鉄道 通信教育教科書 蒸気機関車 第一部 1R-1 1R-2"(昭和31年12月(1956) 4版)。
最近アマゾンで購入した。"日本国有鉄道 蒸気機関車設計図面集 原書房" 等を使いました。
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私は、蒸気機関車の構造については全く分かりませんので、詳しい方が大勢、web 等で、解説していますので、そちらにおまかせします。
今回の関係する所だけ "日本国有鉄道 通信教育教科書 蒸気機関車"を開いて、読みました。
蒸気機関車と言うのですから言うまでもなく蒸気を作りながら、それを、走り装置の、シリンダーに、吹き込み機関車を動かす訳です。
動輪を、遅滞なく連続して回転させるには、その仕組みが必要です。
そして、前進・停止・後進させるための仕組み。
スピードを加減する仕組み等も必要ですし、動き出した機関車を止める、ブレーキ装置も必要ですね。
3D化を始めますと次から次へと作らなくてはいけません。大変なことになってしまいました。
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3Dオブジェクトは、作りかけですが、
今回は、表題のD51蒸気機関車のシリンダ装置と動輪のアニメーションの通り、に動かすオブジェクトが揃いましたので、早速アニメーションに取り掛かります。
機関車は、前進の状態にします。
話は、逆転装置からはじめます。
上記、通信教育教科書の中に、逆転装置のねじ式逆転機に付いての詳しい説明が有りましたので、それを採用しました。
それに依りますと、運転席に、ねじ式逆転機を取り付け、ハンドルを、右に回転すれば、ネジ滑り子が、前方に動きます。左に回転すれば、後方へ戻る。
ネジ滑り子は、逆転棒に接続されていて、それはまた、ツリリンクを動かし、加減リンク内をスライドする滑り子が下側に移動して心向き棒の位置を決定します。
そして、心向き棒の先には、弁心棒が接続されていて、弁装置の弁の位置が変更できます。(ちなみにこのシステムでは、内側吸気式です)
要するに、ハンドルを右に回せば、前進位置の設定になる。と言うことです。
そのネジは、インチ0.4山で、逆ネジ4連溝で切って有ります。
この装置の、ストロークは、300ミリですので、前進用には、150ミリのストロークが有ります。
従って、ハンドルを、右に、2.4回転しますと、ストローク最大になります。
アーマチュアーの設定で、加減リンク内をスライドする滑り子の位置は、教科書には、D51の右側の、弁装置が、90度先に進むように設定されるようですので、同じように右側を90度進めて作りました。
勿論、右側の動輪もその様になっています。
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それでは、運転席に入ってハンドルを右に回転させます。
この前進位置で、アニメーションしてみました。
以下のページにあります。
D51蒸気機関車走り装置アニメーションを作りました。
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