ぶんちょの、Blender-2.78の、チャイルドを使う。

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キャラクタのアニメーションで、ものを掴んで、運ぶシーンを作成しようと思います。

手のひらに、小さなボーンを作り、
運びたいオブジェクトに、そのボーンをターゲットに”位置コピー”を設定しましたが、キャラクタの手にオブジェクトが付きましたが、目的の場所に、置いて離すことが出来ません。これではうまく行きません。

こうさんと、京子


作成中の、”小惑星三島”の、キャラクタ”こうさん”と、”今日子”さんが、対話をしています。

こんなシーンを想定しています。


”今日子”さんが、アイスコーヒーをカウンターから持ってきました。

それを、テーブルに置きたいのです。




webで、”Blender 2.7 Picking up objects”と、検索しました。

その中の"https://www.youtube.com/watch?v=YJaJ4_O8MJg" を参考にしました。


















テストに、こんなモデルを作りました。

「左のCube(押す物)が、真ん中のCube.001(移動したい物)を、右方向にうごかして、右に有る平面.001の上に移動すると言うものです。」



注意:この画像は、完成時のものです。



































まず、コンストレイントアイコンから、チャイルドを二つ表示します。

オブジェクトモードで行います。

最初に、左のCubeの現在位置で、位置と回転の、キーフレームを作ります。
 
Cube.001を選択してこれに、コンストレイントアイコンから、画像のように、チャイルドを二つ追加します。


そして、
上のチャイルドの影響:0.000 にします。

その後、ターゲット:に、Cubeを、選択します。


































つぎに、ターゲットの、Cube.001を選択して、タイムラインを右マウスで、動かします。

このモデルの場合、画像のように22フレームで、Cubeが、
Cube.001ぶつかります。

(1)その一つ手前の、21フレームで、タイムラインを止めて、そこに、マーカーを付けます。

(2)次にそのまま、影響:0.000に、キーボードの「I」を押すか、右ボタンを押して、キーフレームを挿入します。

******

(3)その後、タイムラインを再び動かして、Cubeがぶつかる22フレームで止めます。

すると、
影響:0.000の色が、緑色になります。

(4)トランスフォームの、位置:と回転:の部分に、キーフレームを挿入します。





















(5)次に、影響:の値を1.000にします。

すると、画像のようにターゲットが移動します。(作成条件に依って、ターゲットの動きがこの様にならない場合が有るようです)

(6)そして、影響:1.000にキーフレームを挿入します。
すると、画像のように、緑色から暗い黄色に変わります。



































(7)続いて、チャイルドの、”逆補正を解除”ボタンを押します。

(8)次に、隣の、”逆補正を設定”ボタンを押します。

すると、画像のように、ターゲットが元の位置に、戻ります。

これで、タイムラインを動かすと、ターゲットが、Cubeにくっついて、同時に動くようになります。

































(9)そのまま、Cubeの折り返し点迄動かします。

私の場合、50フレームにしてあります。

(10)そして、一フレーム(49
フレームにする)もどします。







































(11)そして、タイムラインに、マーカーを追加します。

(12)その後、トランスフォームの、位置:と、回転:に、キーフレームを挿入します。

すると、その部分が、黄色く変化します。

(13)そして、チャイルドの、影響:1.000と、
(14)下のチャイルドにターゲットの欄に、私の場合”平面.001”(15)を追加して、やはりこのチャイルドの影響:0.000に、キーフレームを挿入します。



































(16)そして、画像のように、タイムラインを、一つ進めて、50フレームにします。

すると、黄色い部分が、緑色になります。

それを確かめた後。

(17)画像のように、オブジェクト --->
適用(Ctrl A) ---> ビジュアルトランスフォームを、適用します。


































すると、画像のように、ターゲットが、移動します。













































 

(18)ここでは、まずトランスフォームの、位置:と回転:に、キーフレームを挿入します。

(19)次に、Cubeの、影響:1.000を影響:0.000にします。
(20)それに、キーフレームの挿入をします。

(21)続いて、下の、平面.001の、チャイルドの、影響:0.000 を、影響:1.000 にして、
(22)キーフレームを挿入します。

すると、私の場合ターゲットが、この様になってしまいました。































(23)この後、平面.001チャイルドの、”逆補正を解除”を押します。
(24)続いて、”逆補正を設定”ボタンを押してこれで全部終了です。





































以下が出来たアニメーションです。










今日子さんに、上記のチャイルドを設定しました。

Cyclesで、アニメーションを作りましたが、約330フレームで、4時間かかりますので

以下に、OpenGLアニメーションで作りましたので、ご覧ください。





アニメーションデーターは、"MakeWalk v 1.1.0"を使って、bvhを取り込んでいます。
今回は、"https://synertial.com/"から、freebvh.comのデータを使いました。ありがとう!








”今日子さん”には、ご覧のように、アーマチュアーの右手のひらに"hold.R"と言うボーンを作成して、それに上記のような設定をしています。

もちろん、"チャイルド”のターゲットは、アイスコーヒーと、テーブルに設定しました。





















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