ぶんちょの、Blender-2.77aでBVHを使う。
もどる
(2016.10.12)
BVHファイルとは、
Biovision社
によって開発されたボーンの階層構造を含むモーション定義ファイル(
B
io
v
ision
H
ierarchy)です。主にモーション キャプチャー用の保存データとして利用されていて、ルート ボーンの位置と、全ての子ボーンの角度についてのアニメーション データを持っています。
ゲーム作成のコーナで、ひろしのマイケルの踊りで、少し触れましたが、アメリカの、"
カーネギーメロン大学
"で、モーションキャプチャの、研究のデータを公開してくれています。
そのデータを、bvhに変換した
cgspeed
のbvhを、使わせていただきました。
その他、
オハイオ州立大学ACCADからBVHと関連ファイル(
http://accad.osu.edu/research/mocap/mocap_data.htm#)も有ります。
bvhファイルを、使おうと、以前試したことが有りましたが、うまく行かず放置していましたが、システムや、
MakeHuman
等の環境が、良くなってきたので、再度挑戦しました。
うまく取りこめるようなので、備忘録にしておこうと思います。
今回の、私のシステムは64bitですので、
blender-2.77a-linux-glibc211-x86_64を使います。
*************** まずキャラクタを作ります。
MakeHuman-1.1.0を使います。
スケルトンは、Mocapを使いました。
適当に、モデリングした後、エクスポートします。
この時の注意点は、各赤丸のようにしました。
特に、Orientationの、"Z up,face -Y"
は、この
MakeHuman-1.1.0の、blendertoolの、仕様に沿うようなので、この様にしました。
*************** Blender-2.77a にキャラクタを取り込む
まず、
MakeHuman-1.1.0の、blendertoolを、~/Blender/blender-2.77a-linux-glibc211-x86_64/2.77/scripts/addons に入れておきます。
上記で作成した、Akemi-00-1.1.3.daeを、インポートします。
先程の、blendertoolが、適応していれば、MakeWalk-v0.943が使えます。
アーマチュアを選択して、赤丸のボタンを押して、bvhファイルを、インポートしてみます。
うまく行けばこの様になります。
これで、タイムラインを動かして見ますとうまく動いているようです。
試しに、同様のことをBlender-2.78で行って見ました。
この様になってしまいました。
キャラクタが、座ったきりで、手足をバタバタさせています。
原因は、まだ分かりません。
この、Blender-2.78では、別な方法でテストしてみました。
まず、Makewalk-v1.1.0が入っていました。
デフォルトで立ち上げます。
初めに、スケルトンをインポートします。
オブジェクトモードで、追加 --> アーマチュア --> Humen で、インポートしました。
このままで、bvh をインポートしてみました。
すると、無事に入ったようです。
タイムラインを起動しました。
問題ないようです。
しかし、キャラクタや、服などを、アーマチュアに関連付けの作業が残ります。
***************** mhx2 スクリプトを使う
web で、記事が有りましたので、早速使って見ました。
参考ページ(1)
参考ページ(2)http://skyrimmemocho.blog.fc2.com/blog-entry-218.html ---->ここを見れば、私の説明と重複しますが、丁寧に解説されています。ありがとう!
mhx2-makehuman-exchange
ここでダウンロードしました。ありがとう!
Diffeomorphic-mhx2-makehuman-exchange-016613171fda.zip と言うファイルをダウンロードして、解凍します。
webの説明にも有りますが、二つのフォルダと、READEME.md が出来ます。
9_export_mhx2
は、私の場合は、~/MakeHuman-1.1.0/makehuman/pluginsの中にコピーしました。
これで、MakeHuman-1.1.0を立ち上げます。エクスポートで、mhx2が使えます。
import_runtime_mhx2
は、blender-2.78-linux-glibc211-x86_64/2.78/scripts/addons にコピーしました。
これで、
blender-2.78を立ち上げると、やはりインポートでmhx2が使えますので、早速使って見ました。
画像は、キャラクタをインポートした後、左の赤丸の、Load And Retarget ボタンを押したところです。
bvh ファイルは、上記の、
cgspeed
から、02_01.bvh をロードしました。
アニメーションしてみました。問題ないようですね。
後、細かい修正をすれば、
Akemiさんの出来上がりです。
この動画を再生するには、videoタグをサポートしたブラウザが必要です。
もどる