私たちは離れ離れになってしまうの?

    

              何で殺し合いなんかしなきゃいけないの?

 

                   ねぇ誰か教えて?

 

 

     ***Eric Satie ジムノペディ第一番〜E.サティ〜***

 

 

  「女子9番斎藤 双葉さん。」

 ついに呼ばれた・・・・なんでこんなことしなきゃいけないの。

  「はやくしなさい!」

  「・・・」

 バッグなんか要らないんだから

 このGAME絶対にのりたくない!!

 こんなGAME間違ってるよ!!誰ものったらいけない。

 なんのためにGAMEをするの?大人が楽しむため?

 ねぇ誰か教えてよ。

  

 私は渡されたバッグを放り投げた。

  「いらない!このGAMEなんてぜったいにのらない。」

 私は全力疾走した。外へ出て林を駆け抜けてさっきビデオを見たときにあった洞窟を目指した。

 たしか洞窟はこの島の盛の丁度真ん中で

 この校舎から500メートルも走れば行けるはず

 

 洞窟に着いたときは、息が上がりきっていて呼吸さえも苦しく思う状況だった。

  「なっなんで・・・・」

 私は涙を流した

 とどまる事の知らない涙は、今までの生活を洗い流すようでもあった

 今までの幸せな生活を・・・・・

 私たちの思い出を・・・

 クラスメイトを・・・

 なにもかもを・・・

 

 私は旅行のため、お洒落に決めようと今日は二つ結びにした。

 でもそれはもう無意味で走っただけでぐちゃぐちゃになっていた。

 髪留めを外し、その場にうずくまった。

 私は、もうこのまま死んでも良いと思ったから

 クラスメイトを殺すなんて出来ないよ・・・・誰か助けてよ。

 このGAMEなんて要らない。

 私は負け犬でもいい

 人を殺すぐらいなら、死んでもいい

 

 そんなことを考えているうちに、すべてがどうでも良くなった。

 久しぶりに泣いたせいで眠気も訪れ

 双葉は眠ってしまった。

 

 

 

 

  

  「・・・・ちゃん・・・・ね・・おき・・・」

 ん?誰?

  「ねぇ双葉ちゃん!」

  「あぁおはよー。優香」

 そこに居たのは女子17番山本 優香だった。

  「双葉ちゃん、どうしたの?」

  「眠くなったから。。。。戦いたくなかったし・・・・」

  「バッグは?」

  「放棄した。クラスメイトを殺すなんて出来ないもん・・・・」

  「私も・・・・バッグ捨てちゃった。」

 優香は優しい子だよ・・・可愛くて本当にうらやましかった。

 私がもってないものを貴方がもっているから、大切にしたかった。

  「アハハ、一緒だね。」

 目頭が熱くて、また涙がこぼれてきそうになった。

  「死ぬまでお互い一緒に・・・」

 優香の言葉が途切れた。

   パラパラパラと音がなっている。

 体中が痛かった。

 体中に穴があいていて空気が入ってきて身震いした。

 横を見ると頭に銃弾をくらい死んでいる優香

 かなしかった

 悔しかった

 あんなにいい子なのになんで・・・

 涙が出てきた

 涙は止まる事はなかった

 だんだん意識が薄くなっていくのがわかった。

 

 あぁ・・・私は死ぬんだ。

 私は幸せなんだな・・・一緒に死んでくれる友人が居て

 ほんように幸せなんだ

 みんないままでありがとう。

 私はこの涙と共に流され、居なくなります。

 さようなら

 

 

 双葉と優香は死んだ。

 

 

 「なぁんだ。簡単ジャン人殺すのって・・・・」

 そこに居たのは、男子9番中田 仁志

 

 

 

  

 

 死亡者 女子9番斎藤双葉/17番山本優香

  残り33人