<16.Feb>
ルールシュタール・クラマーX-4ミサイルのパーツを間違えて接着していたことが発覚(;_;)本当は翼端の誘導ワイヤ収納筒が交互に付く。左右張り合わせの凹みも少し嫌。しばらく、うっちゃることにする。
<17.Feb>
初めて木目塗装してみました。フッケバインは、主翼・尾翼が鋼材の桁に表が合板仕上げです。ものすごい重量になると思うのですが? グライダー爆弾のBV246ハーゲルコルンの翼は、鉄筋コンクリートみたいなものだったらしいし、どうもドイツは不可思議な素材を使います。 キットでも異様な厚みです、メッサーシュミットP1101は(地上)可変後退翼なので、金属製だったのかな?まあ何にしろ、大戦末期のドイツでは機体はコンポーネントごと、別々の工場で作られ(木製部品は家具工場)、どこか部隊近くの工場で、ないしは工場近くに部隊が展開して、最終アセンブルを行います。そこで、家具工場ではもはや指定塗料が枯渇してしまい、透明ワニス仕上げで納品になったよい設定です。 木目の表現は、今浜松に住んでおられる、バッキー・シュトフェルさん(実は私、ご本人とは知り合いではないんですが)経由、静岡のシグマ模型の伝城店長の木目モスキート(2000年JMCコンテストの話題作)の秘技「色鉛筆」を試してみました。これが結構簡単。大戦末期の樹脂合板というよりは、多分アルバトロスDIIIの木製モノコック胴体みたいな感じですが、いいんだもん! 迷彩かけるのがもったいなくなってきた。しかし150万画素の写真じゃ映らないです。色鉛筆は20年前買ったイーグルのもの。基本的には2色しか使っていません。なお、主翼は「異常に」勘合がいいので、ハイパーのブレットに習い、別々に塗装しています。しかし上半角が左右で違うんですよね。ウメチャンマン氏はそれゆえ、ちゃんと士の字にしたそうです。
参考にしたのは、スコードロンの「ウォークアラウンドFw190」の後期空冷型要の木製無線点検ハッチ裏側のカラー写真、モノグラム出版「ジェットプレーンズオブザサードライヒ」その他のルールシュタール・クラマーX-4の木製主翼カラー写真など、現存復元機の写真です。それらの写真はとっても汚いです。特にフォッケの点検扉はニスが垂れていて、赤っぽい色むらがある。模型ではこういう感じはおそらくミスと思われるでしょうし、何よりそんな塗装できません。いささか家具っぽい感じでOKにしてしまいます。なお、ラダー、エルロンの素材に悩みましたが、モデルアート別冊@ドイツジェット機」で野原氏が、ハインケル162の主翼は、ラダー、エルロンも全木製と書いていたので、フッケも同様と解釈しています。塗装方法は上記伝城さんの口承(^_^)と、モデルアート別冊「第一次大戦機の塗マ」などを参考。スケビの杉本さん連載レッドバロンもバックナンバーを探せば参考になると思います。
なお、主翼・垂直尾翼の後縁はかなり厚いので裏側から薄々攻撃しています。大分シャープさが増してきます。特に翼厚が厚い飛行機なのでなおさらです。尾翼はついでの方向舵の意味不明な筋も消してしまいました。まさかあれがリブとは言わないでしょう?胴体も塗装する時間を短縮して納品したので、無塗装としました。これはメッサー262、ハインケル162で実例有りです。特に162のW.Nr300027の機体を参考に、シーラー(想像で錆止めと同じ艦底色)を塗って、銀色はアルクラッドllに初挑戦。外板継ぎ目とスポット溶接の跡は当初、「ひっつき虫」でマスキングすることを考えていたら、普通の文房具屋にはないんです(ふくぎやさんに聞きましたら、既に製造中止だそうです)。油土ではすぐ取れちゃので、関谷さんのモデルアート別冊<超絶退色表現>コルセアを思いだし、いやいやマスキングゾルを使いました。あれは薄いとなかなか剥げないので嫌いなのです。といってハンブロールのマスコルはくいつきが良すぎる。まあしかし、ゾルでもなかなかよろしいようです。米軍と違いカラー写真が少ないので、継ぎ目のパテの色とスポット溶接の色は不明ですが、史実は別にして、イメージに近い上がりでうれピー! ひさびさに楽しい体験。ただ、筆でタッチアップしながら冷静に考えると、最初から面そう筆で描いてもあなじだったのかな?昔々こさえた、ドラゴンの72P1101はRLM02を筆で塗ったのですが、この時の仕上がりが「いかにも模型に筆で塗りました〜」という感じでトホホだったのです。これがトラウマ(^_^)になっていたため、マスキング法を採用したのですが、、、。また上掛けが銀のように薄い塗膜でも隠蔽力があるからこそ、実際と逆の手順でもおかしくないのでしょう。これが白とか明色だったら、塗料の段差が大きくて変になってしまいます。
なお、アルクラッドllは、HIGHLY POLISHED ALUMINIUM(E)を使用しましたが、下地が粗いせいか特に目立った効果は無し(;_;)
アルクラッドの説明と塗装法はこちらへ
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波形の塗り分けは型紙。 テープを筒状に丸め、それを短冊切りしたもので留める ![]()