ウィング・クラブ・コレクション

1/144 Fw190A-8、Fw190D-9、Me262A-1

 プラモを作るはおろか、まともに寝る時間すら無い激イソガシの近頃なので、安直に食玩に手をのばしてみました。バンダイのウィング・クラブ・コレクション。空冷フォッケは(多分)第一弾、メッサー262は第2弾、ドーラは第3弾のうち、さらにシークレットアイテム・赤腹ザクセンベルグ・シュタッフェルの#13です。プラモデルほどじゃないですが、いずれも良く出来ております。ただし第1弾は、WTM(ワールドチョコタンク)の飛行機(フィーゼラーFi156シュトルヒなど)のように、考証がちゃんとされている訳では無く、色やマークはちょっと飛行機マニアにはしんどいレベル。第二弾の262、第3弾のドーラはエナメル塗料でウォッシングしたら、見違えるほど良くなりました。

下:Fw190A-5(のつもり)

初期の製品のせいか、考証とか全くされてなく、塗装色がひどかったので(ここらへんはWTMの方が上だったです)、全面塗り替え。エアブラシで74/75/76を吹き直し、デカールはMYKデザインの1/144メッサーE-4用、エデュアルド1/144プラモデルキット付属デカール、同じウィンククラブコレクションの赤腹ドーラ付属デカール(国籍マークはなし。機番のみ)を流用。ドーラのに、ヨーゼフ・<ピップス>プリラーのユタ・ヘルツとシェブロン、バーがあったので、A-5のプリラー機に。ちなみのウィンクラブコレクションのドーラ、デカールの説明が一切無いので、よっぽどのマニアでないと猫に小判になってしまうと思います。クラエス・サンディンのルフトヴァッフェ・ファイター・エアクラフト・イン・プロファイルやモア〜といった洋書やイーグルカル・デカールでも持っていれば、この機番はあの機体用ね、って分かりますが、そんなんドイツ機ファンでなきゃ持ってないでしょ?そういうソフト面では、WTMではモリナガ・ヨウさんという優れたイラスト・ライターを使っていて充実しているのに比較して、こちらはいささか愛が足りないですね。

下:ペラはエアブラシで吹いて廻してます

下:A-8か-5かははっきりしない程度。エデユアルドのインジェクションキットとどっちが出来がいいでしょうかね?

下:Fw190D-9 Dora

第三弾のシークレット・アイテム(らしい)ザクセンベルグ・シュタッフェル(パパガイとかは誤謬)の赤腹クラウス・ファーベル機赤13番。スピナー基部が赤であるべきところが黒になってしまっている以外、75/83の塗料の色味やパーソナルレターなど良く出来ています。主翼下面にモラン・アンテナが付いているのも偉い。誰かアドバイザーが加わったんですね、きっと。エナメル塗料のアンバーや黒でウォッシングし、尾翼スワスチカをMYKデカールから流用しただけです。あとはまんま。

下:メッサーシュミットMe262

多分第二弾なんだと思います。空冷フォッケよりはずいぶんいいです。ただパーツの分割線が目立つのが惜しい。塗装色はかなりらしいです。エアブラシで(大きすぎは承知の上で)インクスポットを吹いて、ウォッシング。デカールはMYKデザインのとか買ってないので(在庫がはけたら再生産しないらしい)、くずデカール切り貼りで、一番簡単そうなJG7の機番赤1、W.Nr110604にしました。

下:会社のデスク PCの上に置いてあります。そのせいか、最近趣味が社内でも少しずつ知られてきました。ま、わかい連中の仲にはデスク廻りがガンダムやフィギュアの食玩だらけ、ってのも居ますから、WTMのシュトルヒとガチャポンのP-51の3機だけの私なんざ、かわいいもんですが。2005.04.28