
1.はじめに タミヤの1/48 Fw190F-8をA-8に小改造し、JG300コモドーレ時のヴァルター・ダール大佐乗機に仕上げました。機体自体はほぼストレート組で(メイキング・オブFw190参照)2004年の5月静岡ホビーショーの合同展示会オービーズブースでお披露目したんですが、その後、友人の降下猟兵氏におねだりしていたダール大佐のフィギュアとセットし、2004年秋の大激作展展ゲストコーナーに出展しました。やっと2004年暮れに戸外撮影しましたので、2005年になってからやっとギャラリーにアップしたしました。
降下氏はもともとナカマ模型三鷹店をベースとしたサークルMMCのメンバーで、ナカマ三鷹閉店後、ナカマ西荻店ベース?のオービーズに合流されていますが、飛行機、船とあわせフィギュアを良くものにされます。1/48のパイロット、特にエクスペルテは既製品が少ないので(資料ページ参照)、こういうコラボレーションをなさっていただけるのは嬉しい限りです。そもそもダール機だって、mannbuさんと降下氏のコラボ、「グラーフとヒトラーの子供達」がとってもかっこ良かったので、おねだりして始めた企画でした。降下氏、胴体は割とプライザー等の既製品をばらして使うようですが、お顔はすべてオリジナル。ラッカーシンナーによる溶かしランナーを少しずつ盛って、表情を作って行くそうです。実演を見たときには、お裁縫のまち針を使って目をこさえてましたっけ。
2.キット タミヤの1/48Fw190は、再開した1/48シリーズの中でも結構初期のものなので、以前から似てないと評判が悪く、私もA-3を前に作ったときに良い印象は有りませんでした。いわく、機首カウリングの感じが丸すぎ、短足、尾翼付け根が極端に太い、プロペラのガバナが変、主タイヤカバーのデッサンが狂っている、等々。しかし今回F-8を作りましたら、A-3の欠点がいくつか修正さており、印象はずっと良くなりました。また。プロポーションは抜群でも組み難いことは事実のトライマスター(ドラゴン、ハセガワも同様)に比較しての、作り易さはやはり称賛すべきでしょう。ただ、木型は、トライマスターもタミヤも2004年にお亡くなりになった、日本を代表する原型師の飯塚勇氏の手になるそうですのに、仕上がりにここまで差が出るということは、木型は木型であって、金型になるまでのプロセスで開発者(社)の解釈が相当加わるということなのでしょう。その他の事柄は制作記をご覧下さい。F型をA型に改造するのには、カッティングエッジのレジンパーツを型どりして主翼下面の薬莢排出口を再現した程度です。また短足は、径不足のタイヤをトライマスターのパーツに置換したのみで、脚柱はいじっていません。結果的に問題は取り付け角度のほうが大切であったようです。いくらタイヤを替えても、脚柱が寝ていてはきりっとしませんでした。
3.ダール大佐 ヴァルター・ダール大佐は1916年生まれ、1941年にJG3に配属され東部戦線でデビュー。その後マルタ島を経由、1943年秋には本土防空戦に廻り、シュツルムグルッペ(突撃飛行隊)を率い、ラム・イェーガー戦法で名を馳せた。自身129機撃墜の高位エクスペルテであり、またJG3,JG300の航空団司令も務め、昼間戦闘機兵監にまで出世している。しかもその後、Me262に乗ってジェット機での撃墜記録29機を加え、最終的には129機をスコア、うち4発重獏が30機というボマーキラーでもある。
という公式見解は別として、ダールさん、JG3時代のヴィルヘルム・モリッツ大尉やオスカー・ロム少尉などと一緒の写真を見るとなんだか、飯場の大将が「おうおうおう、てめえら、どいつもこいつも顔洗って出直して来やがれ!」と言っているような雰囲気で、どうも親しみが感じられます。いや親しみを感じるのは、その後退しつつある頭部戦線とお髭なのかもしれません。降下氏のフィギュアが完成した際、降下氏および幾人かの方から、ダールに似てませんか?と言われました(~o~)![]()
(-2へ)