受付番号 | 202009040001011396 |
提出日時 | 2020年09月04日13時18分 |
提出意見 |
■イマザピルの残留基準についての【意見】である 【意見1】大麦の残留基準を0.7ppmとすることに反対である。もっと低値にすべきである。 [理由]1、残留データが明らかでない国際基準0.7ppmが採用されている。 2、残留基準0.7ppmより低い暴露量0.175ppmで、TMDIが算出されている。残留実態にみあうよう、もっと低値にすべきである。 【意見2】2015年のパブコメで、大豆の残留基準5ppmが、高すぎるとして、反対したが、基準値はすえおかれている。再度、もっと低値にすることを求める。 [理由]1、日本では使用できないイミダゾリノン系除草剤耐性遺伝子組み換え大豆が残留試験に使用されていることを批判したが、GMOと非GMO大豆での残留量の違いが不明である。 2、TMDIへの大豆の寄与率が国民全体区分で93%を占める。 【意見3】下記の畜産b物の残留基準を0.2ppmとすることに反対である。もっと低値にすべきである。 [共通理由]1、飼料作物に残留するイマザピルが、家畜等に移行すると思われるが、 MDB又はSTMR dietary burdenと家畜残留試験(イマザピル含有ゼラチンカプセルを餌に添加した強制経口投与試験)結果から、畜産物中の推定残留濃度を算出したにずぎない。残留実態を調査し、基準に反映させるべきである。 2、現行基準は牛の腎臓0.2ppm以外は0.05ppmであり、国際基準0.2ppmに緩和すべきでない。 (1)牛、豚、その他の陸棲せい哺乳類に属する動物の肝臓 0.2ppm (2)牛、豚、その他の陸棲せい哺乳類に属する動物の腎臓 0.2ppm (3)牛、豚、その他の陸棲せい哺乳類に属する動物の食用部分 0.2ppm 【意見4】摂取推定量の算出において、残留基準ベースのTMDIだけでなく、基準より暴露量を低値にしたEDIを求め、対ADI比を、下表のように低くみせかけているが、残留実態を反映した基準にすべきである。 たとえば 小麦:残留基準0.7ppm→ 暴露量0.175ppm、大豆:5ppm→0.69ppm、小豆:0.3ppm→0.07ppm、、なたね:0.05ppm → 0、肉類;0.05ppm→ 0、乳類/家禽肉類/卵:0.01ppm→ 0 区分 国民全体 幼小児 妊婦 高齢者 推定摂取量 TMDI EDI TMDI EDI TMDI EDI TMDI EDI μg/人/day 209.4 28.3 114.1 15.2 175.5 23.7 242.6 33.1 ADI比(%) 0.1 0.0 0.2 0.0 0.1 0.0 0.2 0.0 以上 |