残留基準パブコメ20/06/15〜07/14 募集


ブロフラニリド
受付番号 202007100001004096
提出日時 2020年07月10日10時02分
提出意見 ■ブロフラニリドの残留基準についての【意見】である。

【意見1】下記の食品の残留基準を2ppm以上にすることに反対である。もっと、低値にすべである。

(1)だいこん類(ラディッシュを含む。)の葉 9ppm
 [理由]1.残留試験6事例で、最大残留値4.40ppmである。
  2、つまみ菜の残留試験2事例で、最大残留値3.26ppmである。
  3、間引き菜の残留試験3事例で、最大残留値1.33ppmである。

(2)かぶ類の葉 6ppm
 [理由]残留試験3事例で、最大残留値2.58ppmである。

(3)ケール 10ppm
 [理由]たかなの残留試験2事例で、最大残留値3.61ppmである。

(4)こまつな 6ppm
 [理由]残留試験3事例で、最大残留値2.28ppmである。

(5)きょうな 5ppm
 [理由]みずな残留試験2事例で、最大残留値2.30ppmである。

(6)チンゲンサイ 10ppm
 [理由]チンゲンサイの残留データは明らかでなく、たかな(最大残留値3.61ppm)が参照されている。

(7)カリフラワー 2ppm
 [理由]カリフラワーの残留データは明らかでなく、ブロッコリー(最大残留値0.73ppm)が参照されている。

(8)ブロッコリー 2ppm
 [理由]残留試験3事例で、最大残留値0.73ppmである。

(9)その他のあぶらな科野菜 10ppm
 [理由]たかなの残留試験2事例で、最大残留値3.61ppmである。

(10)レタス(サラダ菜及びちしゃを含む。) 15ppm
 [理由]1.サラダ菜の残留試験2事例で、最大残留値6.07ppmである。
  2、リーフレタスの残留試験2事例で、最大残留値2.80ppmである。
  3、結球レタスのの残留試験6事例で、最大残留値1.28ppmである。

(11)ねぎ(リーキを含む。) 3ppm
 [理由]残留試験6事例で、散布日後の最大残留値1.32ppmである。

(12)その他のハーブ 10ppm
 [理由]具体的な作物の残留データは不明で、その他のあぶらな科のたかな(最大残留値3.61ppm)が参照されている。。


【意見2】全体的に残留基準が高すぎる。残留調査に基づき、もっと低値にすべきである。
  [理由]摂取推定量TMDIの対ADI比は、各区分で安全の目安の80%以下であるが、かんしょとだいこん類の根以外の16作物で、残留基準より低い暴露量を仮定して、EDIを求め、下表のように対ADI比を低くみせている。
 たとえば、国民全体区分でTMDIへの寄与率が43%とたかいレタスでは、残留基準15ppmより低い暴露量3.408ppmでEDIが算出されている。

  区分    国民全体  幼小児   妊婦  高齢者
摂取推定量   TMDI  EDI  TMDI EDI  TMDI EDI TMDI   EDI
(μg/人/day)333.9 81.0 130.6 31.2 329.5 80.2 380.2 93.5
対ADI比%  35.6 8.6 46.6 11.1 33.1 8.1 39.9 9.8

以上