受付番号 | 202007100001004096 |
提出日時 | 2020年07月10日10時02分 |
提出意見 |
■ブロフラニリドの残留基準についての【意見】である。 【意見1】下記の食品の残留基準を2ppm以上にすることに反対である。もっと、低値にすべである。 (1)だいこん類(ラディッシュを含む。)の葉 9ppm [理由]1.残留試験6事例で、最大残留値4.40ppmである。 2、つまみ菜の残留試験2事例で、最大残留値3.26ppmである。 3、間引き菜の残留試験3事例で、最大残留値1.33ppmである。 (2)かぶ類の葉 6ppm [理由]残留試験3事例で、最大残留値2.58ppmである。 (3)ケール 10ppm [理由]たかなの残留試験2事例で、最大残留値3.61ppmである。 (4)こまつな 6ppm [理由]残留試験3事例で、最大残留値2.28ppmである。 (5)きょうな 5ppm [理由]みずな残留試験2事例で、最大残留値2.30ppmである。 (6)チンゲンサイ 10ppm [理由]チンゲンサイの残留データは明らかでなく、たかな(最大残留値3.61ppm)が参照されている。 (7)カリフラワー 2ppm [理由]カリフラワーの残留データは明らかでなく、ブロッコリー(最大残留値0.73ppm)が参照されている。 (8)ブロッコリー 2ppm [理由]残留試験3事例で、最大残留値0.73ppmである。 (9)その他のあぶらな科野菜 10ppm [理由]たかなの残留試験2事例で、最大残留値3.61ppmである。 (10)レタス(サラダ菜及びちしゃを含む。) 15ppm [理由]1.サラダ菜の残留試験2事例で、最大残留値6.07ppmである。 2、リーフレタスの残留試験2事例で、最大残留値2.80ppmである。 3、結球レタスのの残留試験6事例で、最大残留値1.28ppmである。 (11)ねぎ(リーキを含む。) 3ppm [理由]残留試験6事例で、散布日後の最大残留値1.32ppmである。 (12)その他のハーブ 10ppm [理由]具体的な作物の残留データは不明で、その他のあぶらな科のたかな(最大残留値3.61ppm)が参照されている。。 【意見2】全体的に残留基準が高すぎる。残留調査に基づき、もっと低値にすべきである。 [理由]摂取推定量TMDIの対ADI比は、各区分で安全の目安の80%以下であるが、かんしょとだいこん類の根以外の16作物で、残留基準より低い暴露量を仮定して、EDIを求め、下表のように対ADI比を低くみせている。 たとえば、国民全体区分でTMDIへの寄与率が43%とたかいレタスでは、残留基準15ppmより低い暴露量3.408ppmでEDIが算出されている。 区分 国民全体 幼小児 妊婦 高齢者 摂取推定量 TMDI EDI TMDI EDI TMDI EDI TMDI EDI (μg/人/day)333.9 81.0 130.6 31.2 329.5 80.2 380.2 93.5 対ADI比% 35.6 8.6 46.6 11.1 33.1 8.1 39.9 9.8 以上 |