受付番号 | 202006100000992214/0000992216/0000992222 |
提出日時 | 2020年06月10日13時23分/13時25分/日13時29分 |
提出意見 |
■イソフェタミドに関する【意見】である。 文字数制限のため 3分割して投稿する。 その1 【意見1】下記の食品の残留基準を2ppm以上にすることに反対である。代謝物を含めもっと低値にすべきである (1)キャベツ 9ppm [理由]残留試験6事例で、最大残留値4.92ppmであるが、1ppm以下の事例が4件あり、バラツキが大きすぎる。 (2)トマト 6ppm [理由]ミニトマトの残留試験6事例で、最大残留値2.40ppmである。 (3)なす 2ppm [理由]残留試験6事例で、最大残留値1.10ppmである。 (4)メロン類果実(果皮を含む。) 2ppm [理由]残留試験3事例で、果実の最大残留値0.84ppmであるが、果肉では<0.01ppmである。 (5)未成熟いんげん 2ppm [理由]1,未成熟いんげんの残留データは不明で、アメリカのスナップビーン(7事例最大残留値0.325ppm)及びグリーンピース(3事例、最大残留値0.87ppm)が参照されている。 2、アメリカの残留基準1.50ppmや国際基準0.6ppmを緩和して、基準を2ppmとしている。 (6)えだまめ 2ppm [理由] 1、えだまめの残留データは不明で、アメリカのスナップビーン(7事例最大残留値0.325ppm)及びグリーンピース(3事例、最大残留値0.87ppm)が参照されている。 2、アメリカの残留基準1.50ppmや国際基準0.6ppmを緩和して、基準を2ppmとしている。 (7)その他の野菜 2ppm [理由]1、具体的な作物の残留データは不明で、アメリカのスナップビーン(7事例最大残留値0.325ppm)及びグリーンピース(3事例、最大残留値0.87ppm)が参照されている。 2、アメリカの残留基準1.50ppmや国際基準0.6ppmを緩和して、基準を2ppmとしている。 (8)みかん(外果皮を含む。) 7ppm [理由]温州みかんの残留試験6事例で、果実の最大残留値2.85ppmであり、果肉で、0.17ppm、果皮で12.0ppmである。 (9)なつみかんの果実全体 4ppm [理由]残留試験3事例で、最大残留値1.51ppmである。 (10)レモン 7ppm [理由]レモンの残留データは不明で、みかん(最大残留値2.85ppm)を参照している。 (11)オレンジ(ネーブルオレンジを含む。) 7ppm [理由]オレンジの残留データは不明で、みかん(最大残留値2.85ppm)を参照している。 (12)グレープフルーツ 7ppm [理由]グレープフルーツの残留データは不明で、みかん(最大残留値2.85ppm)を参照している。 (13)ライム 7ppm [理由]ライムの残留データは不明で、みかん(最大残留値2.85ppm)を参照している。 (14)その他のかんきつ類果実 7ppm [理由]具体的なかんきつ類の残留データは不明で、みかん(最大残留値2.85ppm)を参照している。 (15)もも(果皮及び種子を含む。) 5ppm [理由]1,残留試験3事例で、最大残留値1.95ppmであり、果肉で0.12ppmである。 2.アメリカの残留試験11事例で、散布1日後の最大残留値1.70ppmである。 3.国際基準3ppmよりも、緩い5ppmが基準となっている。 (16)ネクタリン 3ppm [理由]ネクタリンの残留データは不明で、国際基準=アメリカ基準3ppmが採用されている。 (17)あんず(アプリコットを含む。) 3ppm [理由]アメリカの基準0.8ppmより緩い国際基準3ppmが採用されている。 (18)うめ 8ppm [理由]1,残留試験3事例で、最大残留値3.46ppmである。 2、残留データ不明の国際基準3ppmをさらに、緩和している。 (19)おうとう(チェリーを含む。) 10ppm [理由]1、残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値3.44ppmである。 2、アメリカの残留試験12事例で、散布1日後の最大残留値2.52ppmである。 3、残留データ不明の国際残留基準4ppmをさらに、緩和している。 その2 【意見1】の(20)につづく ぞの2 受付番号 202006100000992214 からのつづき 【意見1】の (20)ラズベリー 4ppm [理由]1、アメリカの残留試験5事例で、散7日後の最大残留値1.59ppmである。 2、残留データ不明の国際残留基準3ppmをさらに、緩和して、アメリカの基準4ppmを採用している。 (21)ブラックベリー 4ppm [理由]1,ブラックベリーの残留データは不明で、アメリカのラズベリー(最大残留値1.59ppm)が参照されている。 2、残留データ不明の国際残留基準3ppmをさらに、緩和して、アメリカの基準4ppmを採用している。 (22)ハックルベリー 5ppm [理由]1,ハックルベリーの残留データは不明で、アメリカのブルーベリー(最大残留値3.59ppm)が参照されている。 2、アメリカの基準5ppmを採用している。 (23)キウィー(果皮を含む。) 10ppm [理由]アメリカの残留試験3事例で、散布7日後の最大残留値3.80ppmであるが、<0.01、0.889と低い事例もあり、再試験すべきである。。 (24)グアバ 5ppm [理由]1,グアバの残留データは不明で、アメリカのブルーベリー(最大残留値3.59ppm)が参照されている。 2、アメリカの残留基準5ppmが採用されている。 (25)パッションフルーツ 10ppm [理由]1,パッションフルーツの残留データは不明で、アメリカのキウィー(最大残留値3.80ppm)が参照されている。 2、アメリカの残留基準10ppmが採用されている。 (26)その他の果実 10ppm [理由]1、具体的な作物の残留データはなく、アメリカのキウィー(最大残留値3.80ppm)が参照されている。 2、アメリカの残留基準10ppmが採用されている。 (27)その他のスパイス 40ppm [理由]1、みかん果皮の残留試験6事例で、最大残留値12.0ppmである。 2、アメリカの残留基準0.015ppmよりも緩い40ppmである。 【意見2】下記の食品の残留基準については、2017年に基準が高すぎるとして、残留実態を調査し、もっと低値にすべきとしたが、さらに緩和されている。再考すべきである。 (1)いちご 7ppm [理由]1、残留試験3事例で、散布1日後の最大残留値2.20ppmである。 2、現行基準4ppm=国際基準でも高いのに、さらに緩和している。 (2)ブルーベリー 5ppm [理由]1、アメリカでの残留試験10事例で、最大残留値3.59ppmであるが、1ppm以下の事例8ある一方、代謝物3.23ppmが検出された例もある。再度試験を実施すべきである。 。 2、現行4ppmでも高いのに、アメリカ基準5.0ppmを採用し、さらに緩和されている。 (3)クランベリー 5ppm [理由]1、クランベリーの残留データは不明で、アメリカのブルーベリー(最大残留値3.59ppm)が参照されている。 2、現行4ppm=国際基準でも高いのに、アメリカ基準5.0ppmを採用し、さらに緩和されている。 (4)その他のベリー類果実 10ppm [理由]具体的なベリー類の残留試験事例は不明で、アメリカのキウィー(最大残留値3.80ppm)が参照されている。 2、現行基準 4ppm=国際基準でも高いのに、アメリカのキウィー基準10ppmを採用し、さらに緩和されている。 その3の【意見3】につづく その3 受付番号 202006100000992216 からのつづき 【意見3】下記の食品については、2017年のパブコメ意見で、残留基準の低値化を求めたが、残留実態調査も実施せず、依然としてそのままである。再考を求める。 (1)レタス(サラダ菜及びちしゃを含む。) 20ppm (2)未成熟えんどう 20ppm (3)ぶどう 10ppm 【意見4】全体的に残留基準が高い。代謝物を含め、残留実態を調査し、もっと低値にすべきである。 [理由]1、算出された推定摂取量TMDIの対ADI比は、幼小児区分で、95.3%と安全の目安とされる80%を超えている。なかでも、TMDIへの寄与率が12%を超える食品は、キャベツ、レタス、トマト、みかん、オレンジ、ぶどうである。 TMDIを低くみせかけるため、EDIを示しているが、アーモンド以外のすべての食品て、暴露量(作物残留試験成績の平均値)は、残留基準より低値に見積られている。。残留実態にみあう低値な基準にすれば、国民の安全・安心につながる。 たとえば、キャベツ:残留基準9ppm→暴露量1.52ppm レタス;20→6.3ppm トマト:6→ 1.812ppm ぶどう:10.2→2.945ppm 2、短期摂取量ESTIの算出において、残留基準より低い暴露量(残留試験の最高濃度は中央値)を仮定した食品が国民一般区分で30種、幼小児区分で16種ある。 たとえば、キャベツ:残留基準9ppm→暴露量4.92ppm、大豆:0.05→0.01ppm みかん:7→2.85ppm 以上 |