受付番号 | 202005080000988366 |
提出日時 | 2020年05月08日17時04分 |
提出意見 |
■ピロキサスルホンの残留基準についての【意見】である 【意見1】下記の作物の残留基準を0.07pmと設定することに反対である。代謝物を含む残留実態を調べ、もっと低値にすべきである。 (1)セロリ 0.07ppm [理由]1、アメリカの残留試験29事例で、ピロキサスルホン/代謝物M1/代謝物M3/代謝物M25/代謝物M28の最大残留値はそれぞれ0.052ppm/0.090ppm/<0.015ppm/<0.013ppm/<0.013ppmである。 2、アメリカの残留基準0.80ppmより低値だが、EDIの算出に用いられた暴露量=残留試験で得られた平均値は0.018ppmである。 (2)その他のきく科野菜 及びその他の野菜、その他のハーブ 各0.07ppm [理由]1、具体的な作物の残留データ葉不明で、アメリカのセロリ0.07ppmが参照されている。 2、アメリカの残留基準0.80ppmより低値だが、EDIの算出に用いられた暴露量=残留試験で得られた平均値は0.018ppmである。 【意見2】下記の作物の残留基準を0.02pmと設定することに反対である。代謝物を含む残留実態を調べ、もっと低値にすべきである。 (1)ひまわりの種子 0.02ppm [理由]1、アメリカの残留試験25事例で、ピロキサスルホン/代謝物M1/代謝物M3/代謝物M25/代謝物M28の最大残留値はそれぞれ0.015/0.054/<0.015/<0.013/<0.065ppmである。 2、アメリカの残留基準0.30ppmより低値だが、EDIの算出に用いられた暴露量=残留試験で得られた平均値は0.01ppmである。 (2)べにばなの種子 0.02ppm [理由]1.べにばなの残留データは不明で、アメリカのひまわりの種子0.02ppmが参照されている。 2.アメリカの残留基準0.30ppmより低値だが、EDIの算出に用いられた暴露量=残留試験で得られた平均値は0.01ppmである。 (3)綿実 0.02ppm [理由]1、アメリカの残留試験12事例で、ピロキサスルホン/代謝物M1/代謝物M3/代謝物M25/代謝物M28の最大残留値はそれぞれ<0.01/<0.013/<0.015/<0.013/<0.013ppmである。 2、アメリカの残留基準0.04ppmより低値だが、EDIの算出に用いられた暴露量=残留試験で得られた平均値は0.01ppmである。 (4)その他のオイルシード 0.02pm [理由]1.アメリカの亜麻の残留試験10事例で、ピロキサスルホン/代謝物M1/代謝物M3/代謝物M25/代謝物M28の最大残留値はそれぞれ<0.01/<0.013/<0.015/<0.013/<0.013ppmである。 2、アメリカの残留基準0.30ppmより低値だが、EDIの算出に用いられた暴露量=残留試験で得られた平均値は0.01ppmである。 【意見3】ピロキサスルホン本体の残留基準0.01ppmの食品が24種あるが、アメリカやオーストラリアと同様に、代謝物を本体に換算した合計値にすべきである。 [理由]ラットの2年間発がん性試験において、雄で膀胱移行上皮乳頭腫、雌で副腎褐色細胞腫の発生頻度増加が認められたが、非遺伝毒性メカニズと考えられているが、このような農薬の摂取は出来るだけ減らすべきで、代謝物を含む残留基準を低値にした方が、国民の安心・安全につながる。 以上 |