受付番号 | 202003220000982285 |
提出日時 | 2020年03月22日17時30分 |
提出意見 |
■チフルザミドの残留基準についての【意見】である。 【意見1】下記の食品の残留基準を1ppmとすることに反対である。もっと低値にすべきである。 (1)米(玄米をいう。) 1ppm [理由]1、残留試験9事例で、散布7日後の最大残留値0.48ppmであるが、7事例の試験では、最大残留値は0.12から<0.01ppmである。 2、TMDIへの寄与率は国民一般区分ほかで53%前後とたかい。 3.残留試験成績の平均値0.48ppm=暴露残留量として、TMDIより低いEDIを示しているが、残留実態にみあう基準に下げるべきである。 (2)その他の野菜 1ppm [理由]1、韓国における高麗人参の残留試験2事例で、最大残留値は0.48ppmである。 2、残留試験成績の平均値0.34ppm=暴露残留量として、TMDIより低いEDIを示しているが、残留実態にみあう基準に下げるべきである。 (3)魚介類 1ppm [理由]1、水田PEC及び14C標識チフルザミドをもちいたコイによる魚類濃縮性試験をもとにしたBCFk から推定残留濃度を算出しているが、残留値の実測データをもとに、設定すべきである。 2.TMDIへの寄与率は国民一般区分で、30%と米についでたかい。 【意見2】幼小児区分でのTMDIの対ADI比は71.6 %と高く、目安の80%に近い。そのため、残留基準より低い暴露量をもちいてEDIを算出して、対ADI比を29.2%としている。残留基準を残留実態にみあう低値にすればよい。 また、短期推定摂取量ESTIの算出においても、TMDIの場合と同様、米の暴露残留量を0.48ppmと残留基準1ppmより低値にしている。 以上 |