残留基準パブコメ19/08/26〜09/24 募集


アフィドピロペン
受付番号 201909190000901725/01728
提出日時 2019年09月19日10時23分/10時26分
提出意見 ★アフィドピロペン についての2意見です。文字数制限のため2分割して投稿します。


【意見1】下記の食品の残留基準を2ppm以上に設定することに反対である。もっと低値にすべきである。

(1)だいこん類(ラディッシュを含む。)の葉 5ppm
  [理由]1、だいこんの残留試験データはなく、アメリカのからしな(最大残留値2.733/ppmと代謝物H1.527ppm)が参照され、同国の残留基準5ppmが採用されている。
    2、からしなは、その他のハーブであり、ダイコンとは同類ではない。

(2)かぶ類の葉 5ppm
  [理由]1、かぶの残留試験データはなく、アメリカのからしな(最大残留値2.733/ppmと代謝物H1.527ppm)が参照され、同国の残留基準5ppmが採用されている。
    2、からしなは、その他のハーブであり、かぶとは同類ではない。

(3)クレソン 5ppm
  [理由]1、クレソンの残留試験データはなく、アメリカのからしな(最大残留値2.733/ppmと代謝物H1.527ppm)が参照され、同国の残留基準5ppmが採用されている。
    2、からしなは、その他のハーブであり、クレソンとは同類ではない。

(4)ケール 5ppm
  [理由]1、ケールの残留試験データはなく、アメリカのからしな(最大残留値2.733/ppmと代謝物H1.527ppm)が参照され、同国の残留基準5ppmが採用されている。
    2、からしなは、その他のハーブであり、ケールとは同類ではない。

(5)きょうな 5ppm
  [理由]1、きょうなの残留試験データはなく、アメリカのからしな(最大残留値2.733/ppmと代謝物H1.527ppm)が参照され、同国の残留基準5ppmが採用されている。
    2、からしなは、その他のハーブであり、きょうなとは同類ではない。

(6)チンゲンサイ 5ppm
  [理由]1、チンゲンサイの残留試験データはなく、アメリカのからしな(最大残留値2.733/ppmと代謝物H1.527ppm)が参照され、同国の残留基準5ppmが採用されている。
    2、からしなは、その他のハーブであり、チンゲンサイとは同類ではない。

(7)その他のあぶらな科野菜 5ppm
  [理由]1、具体的な作物の留試験データはなく、アメリカのからしな(最大残留値2.733/ppmと代謝物H1.527ppm)が参照され、同国の残留基準5ppmが採用されている。
    2、からしなは、その他のハーブであり、あぶらな科野菜とは同類ではない。

(8)エンダイブ 2ppm
  [理由]1、エンダイブの残留試験データはなく、アメリカのほうれんそう(最大残留値1.074ppm、代謝物H1.574ppm)が参照され、同国の残留基準2ppmが採用されている。
    2、エンダイブは、ほうれんそうと同類ではない。

(9)しゅんぎく 2ppm
  [理由]1、しゅんぎくの残留試験データはなく、アメリカのほうれんそう(最大残留値1.074ppm、代謝物H1.574ppm)が参照され、同国の残留基準2ppmが採用されている。
    2、しゅんぎくは、ほうれんそうと同類ではない。

(10)レタス(サラダ菜及びちしゃを含む。) 2ppm
  [理由]1、アメリカの結球レタスの残留試験8事例で、散布0日後の外葉ありの最大残留値0.278ppmと代謝物H0.480ppmであり、外葉なしで、0.272ppmと0.418ppmである。
    2、アメリカのリーフレタスの残留試験8事例で、散布0日後の最大残留値0.944ppmと代謝物H1.289ppmである。
    3、アメリカのほうれんそう(最大残留値1.074ppm、代謝物H1.574ppm)が参照され、同国の残留基準2ppmが採用されている。

その2の アフィドピロペン【意見1】の(11)につづく

その2 受付番号201909190000901725  からのつづき

(11)その他のきく科野菜 3ppm
  [理由]1、具体的な作物の残留試験データはなく、アメリカのセロリ(最大残留値1.635ppm、代謝物H0.248ppm)が参照され、同国の残留基準3ppmが採用されている。
    2、セロリは、その他のきく科野菜と同類ではない。

(12)パセリ 2ppm
  [理由]1、パセリの残留試験データはなく、アメリカのほうれんそう(最大残留値1.074ppm、代謝物H1.574ppm)が参照され、同国の残留基準2ppmが採用されている。
    2、パセリは、ほうれんそうと同類ではない。

(13)セロリ 3ppm
    [理由]アメリカの残留試験9事例で、散布0日後の最大残留値1.635ppm、代謝物H0.248ppmである。同国の残留基準3ppmが採用されている。

(14)その他のせり科野菜 3ppm
  [理由]1、具体的な作物の残留試験データはなく、アメリカのセロリ(最大残留値1.635ppm、代謝物H0.248ppm0)が参照され、同国の残留基3ppmが採用されている。
    2、セロリは、その他のせり科野菜と同類ではない。

(15)ほうれんそう 2ppm
  [理由]アメリカの残留試験8事例で、散布0日後の最大残留値1.074ppm、代謝物H1.574ppmであり、同国の残留基準2ppmが採用されている。

(16)その他の野菜 3ppm
  [理由]1、具体的な作物の残留試験データはなく、アメリカのセロリ(最大残留値1.635ppm、代謝物H0.248ppm0)が参照され、同国の残留基準3ppmが採用されている。
     2、セロリは、、その他のせり科野菜と同類ではない。

(17)その他のハーブ 5ppm
  [理由]アメリカのからしなの残留試験8事例で、散布0日後の最大残留値2.733/ppmと代謝物H1.527ppmである。同国の残留基準5ppmが採用されている。


【意見2】全体的に残留基準が高すぎるは、品種の異なるアメリカでの、散布直後の最大残留値を参照にしているからである。残留実態を調べ、代謝物を含めて、もっと低値にすべきである。
  [理由]1、ラットの2年間発がん性試験で、子宮腺癌の発生頻度増加が認められ。ラットの2世代繁殖試験で、着床数及び産児数減少が、また、ラットの雌においてプロラクチン減少、卵巣重量減少、性周期及び繁殖能に対する影響が認められている。このような農薬は出来るだけその摂取を減らすべき、そのため、残留基準を下げる必要がある。
   2、理論一日摂取量TMDIの対ADI比は、下表のようで、安全の目安である80%以下であるが、その他の野菜のTMDIへ寄与率が高いのが気がかりである。 
      国民全体  幼小児  妊婦  高齢者
       TMDI I  TMDI   TMDI  TMDI
μg/人/day 224.7    97.4   196.3  276.9
ADI比(%)   5.1     7.4    4.2   6.2
その他の野菜
 μg/人/day 40.2   18.9   30.3  42.3

3、短期推定摂取量ESTIの算出において、国民全体区分と幼小児区分のすべての食品で、残留暴露量を残留基準よりも低い数値として、ESTI/ARfDを低く見せている。
    たとえば、レタス、パセリ、ほうれんそう: 残留基準 2ppm ⇒ 暴露量 1.074ppm

  さらに、幼小児区分のすいかでは、残留基準 0.7ppm⇒暴露量 0.406ppmでも、20%と高い。

以上