受付番号 | 201909190000901716 |
提出日時 | 2019年09月19日08時53分 |
提出意見 | ★シモキサニル について下記3意見を投稿します。 【意見1】えんどうなど 4食品の残留基準の削除には、賛成である。 [理由]国内外に適用のない作物の残留基準は不要である。 【意見2】2017年以前のパブコメで、低値に変更するよう求めてきたが、変更されたのは、バレイショ、トマト、キュウリだけであった、2ppmを超える下記10食品の残留基準は据え置かれたままで、残留実態を調べ、低値にするよう、再考を求める。 (1)クレソン 19ppm (2)エンダイブ 19 ppm (3)レタス 2ppm (4)パセリ 19ppm (5)セロリ 6ppm (6)ラズベリー 4ppm (7)ブラックベリー 4ppm (8)その他のベリー類果実 4ppm (9)ホップ 7ppm (10)その他のハーブ 19ppm 【意見3】全体的に残留基準が高い。残留実態を調べ、もっと低値にするよう、再考 されたい、 [理由]1、ラットの2年間慢性毒性/発がん性併合試験では、中間用量以上投与群の雄で過剰反応及び攻撃性増加並びに網膜萎縮、同群の雌で坐骨神経軸索/ミエリン変性等の神経毒性が認められている。また、ラットの2世代繁殖試験の高用量群において黄体数、着床数減少等が認められ、発生毒性試験ではラットに胸骨分節形成不全、腎盂拡張等、ウサギに内臓異常(心室拡張及び腎盂拡張)及び口蓋裂が認められている。このような農薬は出来るだけ摂取量を減らす必要があり、そのため、残留基準を低値にすべきである。 2.TMDIの対ADI比は、下表のように80%以下だが、トマト、レタスのTMDIへの寄与が大きいの気がかりである。 国民全体 幼小児 妊婦 高齢者 TMDI TMDI TMDI TMDI μg/人/日 124.3 66.1 105.7 146.3 ADI比(%) 17.4 30.8 13.9 20.1 トマト μg/人/日 22.5 13.3 22.4 25.6 レタス μg/人/日 19.2 8.8 22.8 18.4 3.短期の推定摂取量の算出において、残留暴露量を残留基準以下としたのが、国民全体区分で21食品、幼小児区分で9食品ある。暴露量以下の残留基準にすべきである。 ちなみに、ESTI/ARfD が 20%以上なのは、国民全体区分で、セロリとメロンが20%で、残留基準6ppmのセロリは暴露量を2.35ppmとしての推定値である。 また、幼小児区分では、メロンのESTI/ARfDが30%、ブロッコリー、レタス類、トマト、スイカが20%である。 以上 |