残留基準パブコメ18/10/31から18/11/29募集


クロルフルアズロン
受付番号 201811220000495551
提出日時 2018年11月22日21時15分
提出意見 この投稿は、クロルフルアズロンについてである。

【意見1】米など99食品の残留基準を削除したことに賛成する。
[理由]日本で適用のない農作物の基準は不要である。

【意見2】残留基準2ppmを超える以下の作物の残留基準は、高すぎる。もっと低値にすべきである。

(1)レタス 2ppm
  [理由]残留試験2事例で、散布3日後の最大残留値0.60ppmである。

(2)その他のなす科野菜 2ppm
  [理由]ししとうの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値0.58ppmである。

(3)未成熟いんげん 2ppm
  [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値0.53ppmである。

(4)その他の野菜 2ppm
  [理由]むかごの残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値0.6ppmである。

(5)りんご 2ppm
  [理由]残留試験10事例で、最大残留値1ppmである。

(6)茶 10ppm
  [理由]残留試験2事例で、荒茶の最大残留値4.96ppmであるが、浸出液では0.04p@pmである。荒茶では、散布後14日に4.68ppmであったものが、21日後の0.84ppmとなった例もある。

(7)その他のハーブ 2ppm
  [理由]しその残留試験2事例で、、散布14日後の最大残留値0.58ppmである。

【意見3】畜産物28品目の残留基準は現行より低値となったが、残留基準は0.02-0.4ppmである。実態調査をおこない、もっと低値にすべきである。
  [理由]1.動物用医薬品として利用されるため、クロルフルアズロンを添加した飼料の給餌による試験をもとにして算出された推定残留濃度が根拠になっている。
   2.マウスの2年間慢性毒性/発がん性併合試験において、子宮内膜間質肉腫の発
生頻度の有意な増加があったが。非遺伝毒性メカニズムによるとされている。他の発がん性物質や放射能などの影響、がん患者への影響が不明であり、出来るだけ、摂取を減らすべきである。
以上

クロルメコート
受付番号 201811220000495552
提出日時 2018年11月22日21時18分
提出意見 この投稿は、受付番号 201811220000495551 につづく、クロルメコートについてである。

【意見1】 米など124作物の残留基準を削除したことは、賛成である。
  [理由]登録適用のない作物に基準は不要である。

【意見2】下記作物の残留基準2ppm以上にすることに反対である。もっと、低値にすべきである。
 
(1)小麦 10ppm
  [理由]1、残留試験13事例で、最大残留値4.8ppmであるが、使用条件によっては、2ppmより低い例が8件ある。。
    2、現行5ppmは国際基準2ppmよりも高く、さらに緩和された
    3、TMDIへの寄与率が73%とたかい。

(2)大麦 3ppm
  [理由]残留試験データば明らかでなく、国際基準2ppmの根拠もわからない。現行0.5ppmを緩和する理由も不明である。

(3)ライ麦 8ppm
  [理由]残留試験データば明らかでなく、国際基準6ppmの根拠もわからない。現行5ppmを緩和する理由も不明である。

(4)その他の穀類 6ppm
  [理由]具体的な穀類の残留試験データば明らかでなく、国際基準5ppmの根拠もわからない。現行10ppmを強化した理由も不明である。

(5)ライ麦ふすま 26ppm
  [理由]残留試験データば明らかでなく、国際基準20ppmの根拠もわからない。現行10ppmを緩和する理由も不明である


【意見3】畜産物の残留基準を0.05-1ppmにすることに反対である。残留実態調査にみあう基準とすべきである。
  
  [理由]1、飼料となる穀類での残留により、畜産物に移行すると考えられ、
飼料への添加試験による残留量が基準の根拠となっている。
   2.牛、豚、その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉及び肝臓、腎臓、食用部分の基準が緩和されている。
   3、乳は、現行基準0.5ppmを国際基準0.3ppmの中間値に緩和したが、TMDIへの寄与率が22%であり、小麦についで高い。

【意見4】全体的に残留基準が高すぎる、残留実態を調査し、もっと低値にすべきである。

  [理由]1、ラットの2 世代繁殖試験において、受胎率の低下及び産児数の減少が認めらた。このような農薬の摂取は出来るだけ減らすべきである。
   2、推定摂取量TMDIの対ADI比は、幼小児で73.9%と高い。なかでも、小麦と乳の寄与率がたかい。
   3、短期推定摂取量ESTIが、小麦、大麦で、残留基準より低値にした暴露量を採用して、算出されている。
以上

スピノサド
受付番号 201811220000495553/495554
提出日時 2018年11月22日21時/21時23分
提出意見 この投稿は。受付番号 201811220000495552  につづく、スピノサドについてであり、文字数制限のため2分割している。
スピノサドその1
【意見1】下記の作物の残留基準を強化又は緩和したが2ppmを超えており、もっと低値にすべきである。

(1)はくさい 10ppm
 [理由]1、残留試験6事例で、散布3日後の最大残留値0.90ppmである。
   2、現行基準2ppmでも高いのに、残留データ不明の国際基準10ppmに緩和された。

(2)チンゲンサイ 10ppm
 [理由]、残留データ不明のまま設定した現行基準2ppmでも高いのに、さらにデータ不明の国際基準10ppmに緩和された。

(3)その他のあぶらな科野菜 10ppm
  [理由]現行2ppmでも高いのに、具体的な残留データがないまま、国際基準10ppmに緩和している。

(4)その他のスパイス 2ppm
  [理由]みかん果皮の残留試験2事例で、散布日後の最大残留値0.88ppmである。

【意見2】下記の食品について、2015年のパブコメで、ポストハーベスト適用されている/残留データが不明である/基準がたかすぎる等の理由で、2ppm以上の設定に反対したが、残留実態調査結果を示すことなく、踏襲されている。再度、見直しを求める

(1)小麦 2ppm
(2)大麦 2ppm
(3)とうもろこし 2ppm
(4)だいこん類(ラディッシュを含む。)の葉 10ppm
(5)かぶ類の葉 10ppm
(6)クレソン 10ppm
(7)キャベツ 2ppm
(9)芽キャベツ 2ppm
(10)ケール 10ppm
(11)こまつな 10ppm
(12)きょうな 10ppm
(13)カリフラワー 2ppm
(14)ブロッコリー 2ppm
(15)チコリ 10ppm
(16)エンダイブ 10ppm
(17)しゅんぎく 10ppm
(18)レタス 10ppm
(19)その他のきく科野菜 10ppm
(20)ねぎ(リーキを含む。) 4ppm
(21)にら 5ppm
(22)パセリ 8ppm
(23)セロリ 8ppm
   [追加理由]1、残留試験2事例で、散布3日後の最大残留値2.01ppmである。
     2、アメリカでの残留試験12事例で、散布1日後の最大残留値1.84ppmである
。 (24)みつば 5ppm
(25)その他のせり科野菜 5ppm
(26)ピーマン 2ppm
(27)なす 2ppm
(28)その他のなす科野菜 10ppm
(29)その他のうり科野菜 10ppm
(30)ほうれんそう 10ppm
(31)その他の野菜 10ppm
(32)茶 2ppm
(33)その他のハーブ 10ppm

【意見3】さきのパブコメでは残留実態調査結果が不明のまま、2ppm以上に設定された基準値に反対した。再度見直しを求める。
(1)牛、豚、その他の陸棲せい哺乳類に属する動物の筋肉 2ppm
(2)牛、豚、その他の陸棲せい哺乳類に属する動物の脂肪 10ppm
(3)牛、豚、その他の陸棲せい哺乳類に属する動物の肝臓 5ppm
(4)牛、豚、その他の陸棲せい哺乳類に属する動物の腎臓 2ppm
(5)牛、豚、その他の陸棲せい哺乳類に属する動物の食用部分5ppm
(6)乳 2ppm
(7)鶏の脂肪 8ppm
  [追加理由]飼料での残留に加え、動物医薬品としての畜舎への散布、動物体への散布が畜産品の汚染につながっているにもかかわらず、市場での残留実態調査がないのは、問題である。

スピノサイドの【意見4】につづく
この投稿は、受付番号 201811220000495553   のつづきで、スピノサドについてである。

スピノサイドの
【意見4】全体的に残留基準が高すぎる。残留実態を調べ、もっと低値にして、その摂取を減らすべきである。

 [理由]1、年齢区分べつのTMDIが高く、対ADI比は、一般で187.9%、幼小児で448.3%、妊婦で193.0% 高齢者で175.8%である。2015年のパブコメ時よりも増大し、安全の目安である80%をさらに上回っている。
 2、TMDIへの寄与率の高い、小麦、レタス、ほうれんそう、その他の野菜 、レタス、ほうれんそうのほか、畜産品などでは、暴露量を残留基準の3分の1から20分の1に下げているほか、軒並み残留基準より低い暴露量を採用して、EDIを算出し、対ADI比を低く推算している。暴露量が低ければ、残留実態にみあうよう基準をさげればよい。
 3、スピノサドは、ニコチン性アセチルコリン受容体や GABA 受容体に作用する神経毒物であり、蜜蜂への影響もある。このような農薬は、出来るだけ、その摂取を減らすために、残留基準を低値にすべきであう。
 4、小麦からのスピノサドの摂取が高いのは、国内では適用が認められないポストハーベスト使用である。このような適用は認めるべきでない。
 5、スピノサドは動物用医薬品(外部寄生虫駆除や畜舎のハエなどの駆除)や飼料の残留残留農薬として、畜産物に移行するため、肉類、乳類でのTMDIへの寄与率は、食品中最も高い。特に、幼小児の場合は、乳類が664.0μg/人/day、肉類が540μg/人/dayで、TMDIの67%を超える。畜産品への使用はやめるべきである。
以上

ピコキシストロビン
受付番号 201811220000495556
提出日時 2018年11月22日21時26分
提出意見 この投稿は、受付番号 201811220000495554  のつづきで、ピコキシストロビンについてである

【意見1】下記の食品について、残留基準を2ppm以上に設定することに反対である。もっと低値にすべきである。

(1)だいこん類(ラディッシュを含む。)の葉 15ppm
 [理由]残留試験6事例で、散布3日後の最大残留値11.8ppmであるが、散布後の経日変化データが不明である。

(2)かぶ類の葉 40ppm
 [理由]残留試験3事例で、散布1日後の最大残留値25.6ppmであるが、散布後の経日変化データが不明である。。

(3)はくさい 2ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布3日後の最大残留値0.72ppmである。

(4)ブロッコリー  5ppm
 [理由]残留試験3事例で、散布1日後の最大残留値2.30ppmである。

(5)レタス(サラダ菜及びちしゃを含む。) 15ppm
 [理由]1、レタスの残留試験2事例で、散布3日後の最大残留値0.96ppmである。
   2.サラダ菜の残留試験2事例で、散布3日後の最大残留値5.49ppmであり、リーフレタスの残留試験2事例で、散布3日後の最大残留値7.42ppmである。。
   3、TMDIへの寄与率がたかい。

(6)ねぎ(リーキを含む。) 2ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値0.52ppmである。

(7)にら 15ppm
 [理由]残留試験3事例で、散布1日後の最大残留値8.38ppmである。

(8)なつみかんの果実全体 3ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布3日後の最大残留値1.06ppmである。

(9)レモン 3ppm
 [理由]レモンの残留データは明らかでなく、なつみかんの果実全体を参照にしている。

(10)オレンジ(ネーブルオレンジを含む。) 3ppm
 [理由]オレンジの残留データは明らかでなく、なつみかんの果実全体を参照にしている。

(11)グレープフルーツ 3ppm
 [理由]グレープフルーツの残留データは明らかでなく、なつみかんの果実全体を参照にしている。

(12)ライム 3ppm
 [理由]ライムの残留データは明らかでなく、なつみかんの果実全体を参照にしている。

(13)その他のかんきつ類果実 3ppm
 [理由]かぼすの残留試験1事例で、散布3日後の最大残留値0.29ppm、すだちの残留試験1事例で、散布3日後の最大残留値0.26ppmであるが、なつみかんの果実全体を参照にしている。

(14)りんご 2ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値0.62ppmである。
   2 TMDIへの寄与率がレタスについで、おおきい。

(15)おうとう(チェリーを含む。) 5ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値2.20ppmである。

(16)その他のスパイス 10ppm
 [理由]みかんの果皮の残留試験2事例で、散布日後の最大残留値4.58ppmである。


【意見2】牛、豚、その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉及び脂肪、肝臓、腎臓、食用 0.02ppmに反対である。残留実態を調査し、もっと、低値にすべきである。
  [理由]牛の飼料での添加試験からの推定値をもとにしている。

【意見3】全体的に残留基準がたかすぎる。残留実態を調査し、もっと低値にすべきである。
  [理由]1、ラットの2年間慢性毒性/発がん性併合試験では、精巣間細胞腫の発現頻度が増加したが、非遺伝毒性メカニズムによるとされているが、他の発がん性物質や放射能などの影響、がん患者への影響が不明であり、出来るだけ、摂取を減らすべきである。
  2、食品安全委員会はARfDを0.2 mg/kg 体重としているが、JMPRは50%以上低い0.09 mg/kg 体重である。
3、短期摂取量ESTIの対ARfD比の算出において、22種の作物の暴露量を残留基準より低くくしている。なかには、50%を超えるものもある。たとえば、小麦基準0.04ppmを暴露0.02に、大豆0.06を0.019に、レタス15を2ppmにさげた。
4.上記にかかわらず、単一食品で、対ARfDが20%を超えるものは、一般で、だいこんの葉とかぶの葉 50%、 ブロッコリーとレタス類20%。果実では なつみかんとぼんかん20%、グレープフルーツ30%である。幼小児で、リンゴ30%、ブロッコリーとレタス、オレンジ40%、 非結球レタス50%、はくさいとにら20%である。
以上

ピリベンカルブ
受付番号 201811220000495557
提出日時 2018年11月22日21時28分
提出意見 この投稿は、受付番号 201811220000495556  のつづきで、ピリベンカルブについてである。

【意見1】ピーマンの残留基準を 2ppmとすることに反対である。もっと低値にすべきである。
  [理由]残留試験3事例で、散布1日後の最大残留値0.80ppmである。

【意見2】先のパブコメで、下記の農作物の2ppm以上の残留基準と魚介類の0.04ppmに反対したが、残留実態不明のまま、据え置かれている。再度見直しをもとめる。

(1)小豆類 2ppm
(2)えんどう 2ppm
(3)そら豆 2ppm
(4)その他の豆類 2ppm
(5)はくさい 10ppm
(6)キャベツ 2ppm
(7)ブロッコリー 2ppm
(8)レタス 20ppm
(9)ねぎ 2ppm
(10)にら 10ppm
(11)トマト 3ppm
(12)なす 2ppm
(13)未成熟えんどう 5ppm
(14)未成熟いんげん 2ppm
(15)えだまめ 2ppm
(16)その他の野菜 5ppm
(17)なつみかんの果実全体 5ppm
(18)レモン 5ppm
(19)オレンジ 5ppm
(20)グレープフルーツ 5ppm
(21)ライム 5ppm
(22)その他のかんきつ類果実 5ppm
(23)りんご 2ppm
(24)日本なし 3ppm
(25)西洋なし 3ppm
(26)ネクタリン 2ppm
(27)あんず 2ppm
(28)すもも 5ppm
(29)うめ 5ppm
(30)おうとう 10ppm
(31)いちご 5ppm
(32)ぶどう 2ppm
(33)茶 40ppm
(34)その他のスパイス 20ppm
(35)魚介類 0.04ppm

【意見3】全体的に残留基準が高すぎる。
  [理由]1、TMDIの対ADIは 幼小児104.5%で安全の目安の80%を超えており、他の区分でも高い。対ADIを低くみせるため、暴露量を残留基準値より50%以上も低値にしたケースも多い。たとえば、米基準0.2ppmを暴露0.03に、はくさい10を2.52に、レタス20を6.9075に、りんご2を0.47、茶40を11.986ppmに下げて、EDIを算出している。残留実態が低ければ、それにみあう基準にすればよい。
TMDIへの寄与率の高い、はくさい、レタス、茶である。

         国民全体  幼小児   妊婦   高齢者
         TMDI EDI TMDI EDI  TMDI EDI TMDI EDI
  対ADI比(%) 62.4 17.4 104.5 28.5 54.1 15.2 72.1 20.1

   2、短期推定摂取量の算出においても、暴露量を残留基準以下に仮定しているケースが19成分ある。国民全体の場合、レタスは、暴露量を13.87ppmとしてESTIの対ARfDを10%と算出しているが、残留基準20ppmならば、14%を超える。
以上

メタラキシル及びメフェノキサム
受付番号 201811220000495559
提出日時 2018年11月22日21時31分
提出意見 この投稿は、受付番号201811220000495557   のつづきで、メタラキシル及びメフェノキサムについてである。

【意見1】にんにくの残留基準を0.5ppmから3ppmに緩和することに反対である。
  [理由]残留試験6事例で、散布日後の最大残留値0.86ppmである。

【意見2】いままでのパブコメで、下記作物の残留基準を2ppm以上、魚介類を0.1ppmに反対したが、残留実態が示されないまま、踏襲されている。再度見直しを求める
(1)だいこん類の葉 2ppm
(2)きょうな 3ppm
(3)チンゲンサイ 2ppm
(4)しゅんぎく 4ppm
(5)レタス 2ppm
(6)その他のきく科野菜 4ppm
(7)たまねぎ ppm2
(8)パセリ 2ppm
(9)セロリ 4ppm
(10)みつば 2ppm
(11)トマト 2ppm
(12)ピーマン 2ppm
(13)ほうれんそう 2ppm
(14)その他の野菜 3ppm
(15)いちご 7ppm
(16)ブルーベリー 2ppm
(17)ホップ 10ppm
(18)その他のスパイス 5ppm
(19)その他のハーブ 2ppm
(20)魚介類 0.1ppm

【意見3】畜産物の下記の残留基準に反対である。
(1)牛、豚、その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉や脂肪 0.05ppm
(2)牛、豚、その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 0.3ppm
(3)牛、豚、その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓や食用部分 0.7ppm
(4)鶏、その他の家きんの筋肉や脂肪 0.05ppm
(5)鶏、その他の家きんの肝臓や腎臓や食用部分 0.1ppm
(6)鶏、その他の家きんの卵 0.05ppm
 [理由]1、飼料での添加試験からの推定値をもとにしている。
   2、残留実態調査をしないまま、基準が緩和されている。

【意見3】全体的に残留基準が高すぎる。もっと低値にすべきである。

  [理由]1、2014年のパブコメ時には、TMDIの対ADI比は、乳小児で83.3%と、安全の目安の80%を超えている、としたが、この時の回答はとおり一片で、『TMDI 方式による暴露量の試算値は、基準値と各食品の平均摂取量の総和として算出されるスクリーニング的な計算値であるため、今回、平成10 年8 月7 日付けの食品衛生調査会(当時)の「残留農薬基準設定における暴露評価の精密化に関する意見具申」に従い、より実態に即した暴露量の試算値であるEDI 方式により暴露評価を行い、ADI の80%の範囲内に収まることを確認したものです。EDI 試算の根拠としては、同意見具申を踏まえ作物残留試験があるものは、その平均値を用いています。』であった。
 その後、食品安全委員会は、ADIを0.022mg/kg体重/日から0.08 mg/kg体重/日に緩和した。このため対ADI比が80%以下になったが、この説明がなされていない。2014年以前のADI評価過程に問題はなかったか。

 2、TMDIは 国民全体、幼小児、妊婦、高齢者各区分で、480.2、 307.0、 479.1、 537.5μg/人/day)で、2014年のパブコメ時475.1、302.3、470.6、533.3μg/人/dayより増加している。
 特に、いちご、たまねぎ、トマトのTMDIへの寄与率が高く、幼小児の場合、3品目で、約456%を占める。残留基準を低値にし、摂取量を減らすようにすべきである。
 3、短期推定摂取量ESTIの算出においては、残留基準値より低値の暴露量を仮定した食品が25種ある。たとえば、たまねぎは残留基準2ppm⇒暴露量0.03、いちご7⇒2.87ppmなどとなっている。
以上