Subject: JR九州線路除草剤散布による農作物被害の件 Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp --------               2018年10月4日 JAみなみ筑後組合長 乗富 幸雄 様        総務課   御中        営農企画課 御中  私たちは、農薬をはじめとする化学物質による環境汚染・健康被害を出来るだけ減ら  そうと運動している市民団体「反農薬東京グループ」です(下記ホームページ参照)。  度重なる台風や豪雨で、貴農協傘下の農家の方々も、いろいろご心配のことと存じます。  ところで、今夏、JR九州が鹿児島本線沿線で、散布した線路除草剤が周辺に飛散し て、大豆圃場や水稲栽培などに影響がでたことが、報じられました。  類似の線路除草剤による農作物の被害は、いままでにもおこっており、わたしたちも、 以下のURLに示したように、機関誌「てんとう虫情報」でとりあげてきました。  2004年:JR東日本、線路の除草剤散布で農作物に被害、    http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/kiji/t15604.htm      JR東日本、こんどは水郡線沿線で線路除草剤による農作物被害    http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/kiji/t15700.htm#t15707  2012年:#線路用地にまくのは、農薬取締法対象外〜滋賀県 近江鉄道沿線で、除草剤による農作物被害    http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/kiji/t25401.htm    今回の農作物被害は、福岡県での平成30年度農薬危害防止運動期間のさなかにおこ りましたが、同実施要領にある『 散布時における近隣作物や住宅地等周辺への飛散防止 の徹底』との指導を鉄道業者が遵守しなかったことに一因があると考えます。  再発防止のため、その背景を明確にしておくことが重要であり、以下、事実関係をお 尋ねしますので、10月18日までに、下記へご回答ください。   なお、貴農協の担当部署のメールアドレスが、よくわかりません。   適切な部署への転送よろしくお願いします。     =================================================       ★★★反農薬東京グループ★★★        E-mail:npant@n09.itscom.net URL http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/      ================================================== *** お尋ねします 1、貴農協及び生産者の方々には、今夏のJR九州の線路除草剤散布について、散布実 施者から周知連絡が来ましたか。連絡の月日と内容を教えてください。  また、文書による通知があれば、お示しいただければ幸いです。 2、鹿児島本線の沿線周辺で、農作物の被害が発生したとのことですが、被害発生と思 われる除草剤散布日時以後、被害認知、原因追求、農薬分析実施、JR九州散布の除草 剤が原因とわかるまでの経緯など、経過を日時を追って。教えてください。 3.被害を受けた農作物の種類と被害状況と被害面積はどのようなな規模でしたか。 農協管内のJR九州の路線はどこから、どこで、総キロ数は何キロですか。  そのうち、作物被害を受けた路線周辺の駅名や地名、線路キロ数、できれば、地図で 範囲をお示しください。  被害範囲の長さは、線路でどのくらいのキロ数で、線路からどのくらい距離の間ですか。 4、被害を受けた農作物で、生産者が使用されていない除草剤が検出されていますか。  検出されたなら、その成分は何でしたか。作物名、部位、農薬検出値などの分析結果 教えていただければ、幸いです。 4、この件で、JR九州や福岡県の農政担当部署になにかアクションをとられましたか。  また、再発防止のため、JR九州に対策を求められていますか。  以上