水素燃料電池ドローン関連パブコメ20/03/04〜04/02 募集


水素燃料電池ドローン
受付番号 202004020000983027
提出日時 2020年04月02日19時25分
提出意見 ドローンによる農薬散布について、以下の意見を述べます。

【意見1】水素燃料電池の導入により、ドローン農薬散布が『大容量・長時間』の散布を可能にすることが、メリットとされているが、ドローン空中散布による農薬の散布域外への飛散防止を第一に考えると、『大容量・長時間』は避けるべきである。

 [理由]1、地上散布より、高い飛行高度から、高濃度で、短時間で、広い範囲に散布するのが空中散布の特徴であり、地散より域外への農薬飛散が増大する危険がある。そのため、農薬の人への影響、生活環境、自然環境・生態系・生物多様性への影響。指定外の農作物汚染やミツバチ被害防止等を配慮すべきであり、大容量・長時間散布はマイナス要因となる。
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 2、無人航空機のうち無人ヘリコプター空中散布は、都道府県農薬指導部局に実施計画や実績報告を提出せねばならないが、現行のドローン散布では、届出提出は不要である。『大容量・長時間』散布は無人ヘリコプターに近いものであり、都道府県への届出が必要である。

 3、ドローン散布は、小回りが効くということで、住宅近郊での散布がなされることが多い。また、同一地域で、複数のドローンによる散布も行われる。広範囲の散布などを、実施団体まかせにして、散布区域を拡大しやすくすべきでない。

 4、水田や圃場には、架線や障害物が多く、農薬空中散布中の事故も多い、大容量になると、事故被害も大きくなる。

 5、ドローンでの農薬散布で、高度や風速変化を人がコントロールすることは困難である。旋回や方向転換、風速の変化時に、散布を停止するなどの自動操縦ができないと、水素燃料電池搭載ドローンのメリットがない。森林など高地や斜面での散布も目視散布はできない。

 6、ドローンでは、操縦不能で、墜落する危険があり、緩衝区域を設置する必要があるが、広範囲に散布では、適切な場所がとれない。


【意見2】農薬散布では、粒剤粉剤からの微粒粉塵や、農薬に含まれる化学物質(有効成分、溶剤、界面活性剤、添加物など)の影響で。水素燃料電池や関連装置の劣化・腐食が懸念される。農薬を。高温多湿の夏期に、高所から環境中に散布することを配慮した燃料電池の性能試験が必要である。
  [理由]、一般的な輸送飛行や撮影のための飛行と、農薬散布を同等と考えてはならない。