ミュージカル・ロマン「霧のミラノ」
ショー「ワンダーランド」
東京宝塚劇場公演お茶会 2005年9月10日(土)
<匿名希望さんのレポートです>
「 」内が天勢さんの言葉、――の後に続くのが司会の方の言葉です。 (※内容は趣旨の変わらない程度に編集してありますので、あらかじめご了承ください) 〜〜**〜〜**〜〜**〜〜**〜〜**〜〜**〜〜**〜〜 この日の天勢さんのファッションは、白のショート丈のジャケットに白のスカート。胸元の黒のリボンがアクセントになったグリーンのインナー。ふわふわとしたウェーブの明るい色の髪で、すっかりきれいな娘役さんになっていらっしゃいました(^^)しかし、ポンポン飛び出す言葉は今までどおりの元気いっぱいトークで、そのギャップがなんとも楽しいお茶会でした。 「私なんかね、お茶会でお誕生日してもらうの多い気がするんだけど」 ──めでたいことですね。 「はい、おめでたい(笑)」 9月19日がお誕生日の天勢さん。ここで、真っ白なバースデーケーキが運ばれて来ました。 「きゃ〜、すご〜い♪ありがとうございますぅ〜♪」 参加者全員で『Happy Birthday to You』を歌ってお誕生日をお祝いしました。 「ホントにありがとうございました。うれしい。なんでこんな多いんでしょうね、まあ、いいですね」 ──日ごろの行いがきっと……。 「ですよねぇっ(笑)。ありがとうございました、ホントに。また今年もよい年になりそうです。ありがとうございました」 ■ 乾杯の言葉 「この素敵な皆さんからのお祝いで始まったお茶会ですが、今日はまたお誕生日会も兼ねて、短い時間ですが楽しい時間を過ごしてください。では、カンパ〜イ♪」 ■ トークコーナー 【 お芝居について 】 ──今回はエンマという役を演じていらっしゃいますが、役作りはどのようにされましたか。 「雪組のフルメンバーと一緒に大劇場・東京宝塚劇場に娘役として初デビューということで、しかも、このような大きなお役をいただいて、集合日はもうホントちょっと待ってって感じだったの。頼むから、無理ですから、みたいな。だったんですけれども(笑)」 ──年齢はいくつくらいの設定ですか? 「年齢は、学生運動していた頃から“かれこれ10年よ”ですからね、だから28,9かなって。だから、ロレンツォとジャン=バティスタとエンマはそれくらいのつもりでやっています」 ──次は、カジノのダンスシーンですが、かっこいいとの評判ですが、いかがですか。 「ナンバー自体はいい場面だなと思います。新人公演とか、恐る恐るCSとかを見ましてね、自分はそのときはアングルから外してみるんですけどね、すごい場面はホントにかっこいいなと思いました。安寿先生の振付で、すごい好きですね」 ──あの重そうなドレスを、スカートをバサバサッと……。 「んっっっ?!(-"-メ)」 ──いえ、素敵にさばいていらっしゃいますが(会場笑)、実際スカートは重いんでしょうか? 「あのお衣裳ね、『あんなすごいボリュームのお衣裳で大変ですね』ってお手紙をよくいただくんですが、私の持っているお衣裳の中ではMAX軽いんです。だから、そんなでもないかな、うん。だってそんな重かったら、持ち上げてくださるミズさんがもっと大変じゃないですか?私2人担いでるぐらいになっちゃう(笑)。そんなことはないですけどね。あれは軽いので比較的動きやすいです、はい」 ──一番好きなドレスはどれですか? 「やっぱりあの紺色のドレスかな。あの歌うところとボックス席のところのお衣裳は新人公演で観て改めて思ったんですけど、すっごい光りますね。で、皆にもよく言われるんですけど、ボックス席と歌の間にレジスタンスの会合みたいな場面があるじゃないですか、『デート帰りにのほほんと来るんだよね、エンマって』『おめかししたままで来ちゃうんだよね』とかすごい言われて、『ああ、確かにね』とか思って。で、新人公演観たら、みんな神妙な顔をしてるんだけど、エンマは涼花リサちゃんだったんですけどね、どんなに神妙な顔つきをしていてもね、キラキラキラキラキラ光って落ち着きが無いように見えるのね(会場笑)。ま、しょうがないですけどね。でも好きですよ、あの衣裳が(笑)」 ──ドレスを着ることによる大変な点や失敗談はありましたか? 「失敗談は皆さんCS放送などで見てくださっていると思いますが、つんのめるのはしょっちゅう。だんだん回数は減って来ましたけどね。一番すごいのはプロローグの“紫のカエル事件”ですよね(笑)。なかなか大変なものです、あれは。だいぶこけなくなったんだけど、大劇場のときにいっつもこけそうになるのが、あのレジスタンスの会合のところで、コムさんが『マダムはマダムらしく』って手を取ってくださったら、その手を取ってちょっと半周ぐらい回るじゃないですか、あのときにいっつもこけそうになって、いつもコムさんが、顔は全然そのままなんですけど、グッて持ってくださって。それがもうホントにいい加減にしろよというくらい度重なってしまったの。でね、『ホンットにすみませんでした。今度やったら死にます!』って言って(会場笑)、そのときからちょっとこけないで小走りにするコツを研究いたしました」 ──どうか死なないように、こけないように頑張ってください。 「やったら自滅だから。自ら地雷踏んじゃうからね」 ──えー、ジャン=バティストさんと…… 「“ジャン=バティスタ”ですっ!!」(会場笑) ──ジャン=バティスタさんとふたりのときはエンマは彼のことをどのように呼んでいらっしゃるのでしょうか? 「ジャンB」 ──呼び捨てですか? 「呼び捨てですよ(笑)」 ──ありがとうございます。 「終わっちゃうの?(笑)」(会場笑) ──10年前にふたりはどのような状況で別れたのでしょうか。 「それはですね、『お別れを言ったのも、このボックス席だったわ』というボックス席でですね、べつに別れたくなかったんですよね、お互いに。べつに喧嘩をしたわけでも、うまくいかなくなったわけでもなく。これはミズさんとも相談したんですけれども、ジャン=バティスタの方から、自分はレジスタンスを続けるわけじゃないですか、そして、私も一緒にやってたんだけど、このまま一緒にやってこの状況を続けていくと、自分と付き合っていると私の家まで潰れちゃうから、ということで、だから別れようって。本当にお互い別れたくなかったけど、きっとジャンBの方から切り出したんだよねって言って。で、別れてとりあえずミラノから姿を消してしまったんですよね、彼はね。でも、せっかくそう言ってくれたのに、そのあと私は別れても運動を続けて……それはたぶんきっと、彼の存在があったからレジスタンスを自分も止められなかったと思うんですけど。それで結局、私のうちも潰れちゃうんですけどね」 ──ありがとうございました。続きまして、スカラ座の桟敷の場面です。とてもラブラブだと話題になっておりますが、どのようなお稽古をされたんでしょうか。 「どのような!!!!!(笑)(会場笑)どのようなと言われましてもですね、それはもう、私はその、娘役として娘役らしい役というのが初めてなわけじゃないですか。最初はズボン履いて走り回ってる役だし、次はWSSのアニタでしょう?男役がそのまま生かされるような女性で。次は日本物だったですけどうさぎ跳びばっかしてましたでしょ?(会場笑)ラブシーンとは無縁でしたから、今回私たちがさせていただいているようなシーンは、本当に珍しいくらいホントにしっとりとしたラブシーンなので、呼吸を合わせるために回数お稽古しないといけないねって言って、お稽古が終わってから夜遅くまでいろんなことを教えていただいて……はい」 ──ジャンBさんの背中に回す手が色っぽいともっぱらの評判ですが、どなたかにアドバイスとかを受けられたのでしょうか。 「(笑)受けない受けない!!あの時って私の手しか見えないじゃないですか、ミズさん後ろ向きだし、私も顔はほとんど見えないじゃないですか。『もっと手に表情が出るといいよね』って見てた上級生の方に言われて……。そう、それで、今日に至る、みたいな(会場笑)」 ──すいません、まだラブシーンの話なんですが。 「好きだな、みんな(笑)」(会場笑) ──ラブシーンのお稽古で、コムさんとかしげさんがエンマになられたそうですが? 「ああ〜、大劇場のお稽古のときに、どうも形がおかしいっていうので、ああでもない、こうでもないって。私がやってると自分がどうなってるかわからないから、『今ちょっと前から見てみなよ』とか言ってくださって、で、結構皆さんとっかえひっかえやってくださいましたよ(会場笑)。コムさん、かしげさん、悠さん、ハマコさん……。皆さん普段は仲良く、男役のときから可愛がってくださってて、で、私が『わっかんないですねー』とか言ったら。『じゃあ、こうやってみれば?』『ああやってみれば?』とか言って、いろんな方がエンマになってくださって(会場笑)。それを見ながら私は『はぁー……』とか言って笑ったりしてたら、『笑ってる場合じゃないよ、お前がやれ!』とか言われて(会場笑)。楽しいお稽古でした(笑)」 ──ソロの歌がありますが、とても声がきれいで表現力が豊かで皆さんウルウルされているようですが、どのような気持ちで歌っていらっしゃいますか? 「あの歌ホントにすごいいい歌で、先生が私のためだけに書いてくださった曲なので、頂いたときにすごく嬉しかったです。でも、取材を受けるとよく一番苦労したことはなんですかと聞かれるんですけど、声のトーンとか声色っていうのが一番すごく苦労して、それは台詞も歌も共になんですけど、最初はお稽古場で全然声が出なかったんですね。エンマの歌は、キーがちょうど男役の声のままでも歌えるようなキーのところもあるんですが、そういうところはやっぱり娘役らしい声でソフトに歌って欲しいということを言われました。『キーを変えて出しやすいところで浪々と歌っちゃうと、エンマの葛藤している気持ちが出ないから、このキーで頑張りましょう』って言われて、『なかなか思うように声が出なくて悩んでいる気持ちと、エンマの葛藤がすごく重なるから』とかすごい言いくるめられたような気が今思うとしますね(会場笑)。でも、言われたときはすごい必死だったので、『あ、そっか』とか思って、結構単純ですからね。お稽古して、んー……自分ではまだ……。毎日下級生の子にテープを録ってって頼んで、それをいつも、上手の方のテーブルでミズさんと芝居をしたあとに、まーちゃんとふたりで下手のテーブルで待っているテーブル移動のときがちょっと間が空くので、『ちょっと反省の小部屋行ってきます』って言って、人がいないところで聴いてるんですよ。いつもテープを繰り返し繰り返し聴いてて。エンマの歌がエンドレスで入ってるんですよね。機械音痴なのでMDとかだとガチャガチャやってる間に時間が終わっちゃうんですよ。だから原始的にカセットでやってるんですけどね。ちょっと戻しすぎるとね、いつのエンマの歌だかわかんないの(会場笑)。エンドレスで入ってるから。それで、下級生の子に、『なんでもいいから日付だと面白くないから最初に入れて』とかって言ったら、入れてくれるんですけど、なんかね、押すタイミングとしゃべるタイミングが合ってないの。でね、いつも『〜です』とか『〜でした』とか語尾しか入ってないから、やっぱりわかんないの(会場笑)。『おかしいな、私、今日はこんなところで音は外してない』とか思うと、巻き戻しすぎちゃって一昨日くらいの聞いちゃったりとかね。まあどうでもいいんですけど(会場笑)。そんな感じで頑張ってます」 ──ミラノが独立したあと、ジャンBさんとはその後どのようになっていくのでしょうか? 「そうですねぇ、ふたりはハッピーエンドですね。ミラノからはオーストリアは撤退しましたけれども、サルデーニャの方とかはまだ支配下にあったりするのでレジスタンスの活動を出来る限りのことはしようと、ふたりでやって、で、幸せに暮らすのではないでしょうか」 ──エンマのほかに男役女役関係なく演じてみたい役はありますか? 「ない(即答)(会場笑)。ないない」 ──エンマのみ。 「うん。そう、私は、再演したらいつだってエンマをやりたい。だから全国ツアー『霧のミラノ』じゃなくてよかった〜っと思って。だったら私、ちょっと、各地に出没する(会場笑)」 ──特出で。 「特出しちゃうよ、ホントに(笑)」 【 ショーについて 】 ──どの場面がお好きですか? 「これは何度も言っちゃってるんですけど、ホントはガイの場面が一番好きです。出たい(会場笑)。だからいつも早替わりして見てるんですけど。でも、自分がやってるのはトランプの中詰めの娘役さんばっかりで踊るところとかが好きです」 ──プロローグのお衣裳が可愛いというご意見がありますが。 「なんかみんな言うのね。見に来られたOGの方や他の組の方や同期とか、下級生の子とかもみんな、『あれ着て帰りたい』とか言うのね。私は早替わり室に置いてるんですけど、楽屋のお化粧前にあの帽子を置いてる人もいて、『なんでみんなお揃いの帽子被って来てるの』って、普段仕様だと思う人が……たまにいて、みんな可愛い可愛いって言ってくれますけど」 ──西部の場面ですが、組長さんに言い寄られてますがどのようなお気持ちでいらっしゃいますか? 「(笑)!どのような気持ちもこのような気持ちも無いけど(笑)(会場笑)。でも結構アドリブがいつも面白いです。昨日ご覧になった方いらっしゃいます?舞台、中断しちゃったんですよ、西部の場面で。あ、ちょっと脱線する、この話始めると……」 ──続けてください。 「そうですかぁ♪(会場笑)あのね、ちょうど曲がアンニュイな曲に変わって、あみさんが歌い始められて、私がコムさんにグラスを持ってったら、いらないってあしらわれちゃうでしょ、そこで止まっちゃったの。私は払われて裏向きだったんですよ、でね、オケが止まったような気がしたの……っていうか止まったの。止まったんだけど、『あれっ?どーしよー……』裏向きだから状況が読めないの(笑)。でもたぶん皆ね、袖に引き上げてる風情なの。でも私はどうしていいか判らないから、とりあえず払われた後の小芝居をひとりで続けてたら、コムさんに腕をガーッとかつかまれて、袖に連行されて、ふたりで袖で大爆笑ですよ(笑)(会場笑)。全然わかんないから、幕が下りて来てるのとかも後ろ向きで全然わかんないから、『小芝居を続けていいのかな、でもなんかこれ止まってる?』とか思ってキョロキョロしてたら、袖に強制連行されました(笑)(会場笑)。その前から、普段はお店の赤い絵が描いてある幕が下りてるんですけど、それも無くて黒い幕が下りてたりして、中断しちゃう前も危ないの。騎兵隊の壮さんたちの辺りまでも、頭の上くらいまで降りてきたりしちゃったんですよ。それでね、いつもどおり組長さんと、出会うときは『いらっしゃい』って言って、火曜日とかは『明日はうちの店休みだから間違って来ないでね』とか言ってるんですけど(会場笑)、昨日は『もうね、うちの店潰れかけなのよ〜』って、まさか止まるとは思わないから(笑)、『大変だねぇ、早く直してよ』『お金ないから隊長さん直してよ』とかふざけたこと言ってたらホントに潰れちゃったの(笑)(会場笑)。ま、そんな感じです(笑)」 ──スペードの場面では、たくさんの娘役さんを引き連れてVの字の真ん中で踊られる気分はいかがですか? 「そうですねぇ、うん、あの場面を頂いたときはすごい責任を感じて。男役さんばっかりの群舞だったりとかは宝塚の醍醐味のひとつですけれども、娘役さんばっかりでのあれだけしっかりした場面を踊らせていただく機会というのも今までたぶんなかった気がするので。CSとかでもお話してるんですけど、女性の可愛らしい部分とかちょっと色っぽい部分とか、いろんな要素がいっぱいつまってると思うので、最近は責任とかよりもホントに純粋に楽しんでやってます」 ──今公演が東京宝塚劇場での娘役デビュー公演となりましたが、鬘やアクセサリーで苦労されたことはありますか。 「いやいや、苦労の連続でございます」 ──では日々研究されてるという……。 「そうですね、大劇場のときは全然わからなくて、髪の毛のくくり方とかもわからなくて、お団子にするのはもうホントに何年ぶりくらいでしょうというくらい、受験のとき以来してませんので、ゴムとかピンとかがジャラジャラその辺にあることがまず落ち着かないの。すごいですよ。散乱してるの。引き出し開けたらね、いろんなとこからピンとか出てきちゃうの。ホントにあり得ないところから(会場笑)。なんか出てきちゃうんですよ。くくる位置とかもあるんですね。ひとつにするのでも、髪の毛の流れで表情が変わって見えたりするということを、日々いろんな方から教えていただいて……はい」 ──ハレルヤの場面ですが、見ごたえがあって好きだという意見を聞くんですが、アメリカっぽい振付はいかがですか? 「あそこはそうですね、めいっぱいショーなんですけど、ほとんどセットが無くて、そんなに大人数ではないのにあの空間いっぱいにテンポの良い曲で。最初は曲がヨドバシカメラでびっくりしたんですけど(会場笑)、最近は『そういえばヨドバシだね』っていうくらい忘れましたけど。踊っていてすごく楽しい場面です。私は今は何にでも課題もいっぱいあるし興味がありますけど、最初は宝塚に入りたいと思ったのはダンスが好きだったということもあるので踊らせてていただくのはすごく楽しいです」 ■ 写真撮影 天勢さんを囲んで、テーブルごとの撮影でした。近くで拝見すると、透きとおるような美しさにうっとりです♪ ■ ゲームコーナー この日が誕生日ということもあり、小さい頃の天勢さんに関する3択問題でした。個性的で楽しいエピソードの数々に、会場は笑いの渦でした。 問題1:学生の頃入っていた部活動は? 1 陸上部 2 音楽部 3 演劇部 問題2:今まで生きてきて、死ぬかと思ったことは? 1 飛行機の中で 2 車に乗っていて 3 夏の海水浴で 問題3:昔は嫌いだったけど、今は食べられるようになったものは? 1 ピーマン、ニンジン、タマネギなどの野菜類 2 エビ、カニ、イカなどの魚介類 3 生クリームたっぷりのケーキ 問題4:小さい頃好きだったアニメはなんでしょう。 1 『ラ・セーヌの星』 2 『ベルサイユのばら』 3 『セーラームーン』 問題5:小さい頃、好きだったアイドルは? 1 私がアイドルだからいない 2 人気絶頂、光GENJI 3 スターにしきのあきら 問題6:初めての海外旅行はどこに行きましたか。 1 花の都、パリ 2 常夏の楽園、ハワイ 3 霧のミラノ 問題7:好きな俳優さんは? 1 『チャーリーとチョコレート工場』のジョニー・デップ 2 『Shall We Dance?』のリチャード・ギア 3 微笑みの貴公子、ペ・ヨンジュン 正解1:音楽部 「リコーダーを吹いてた覚えしかない。いろんなサイズのを持ってたの。ちっちゃいやつでしょ、それから、ソプラノ、アルト、テナー。全部やったの。コンクールとかにも出て、なんか、しんどかった思い出しかない(会場笑)」 正解2:飛行機の中で 「鼻血がとまんなくなったんだよぉ〜。飛行機が乱気流に巻き込まれてすっごい揺れて、鼻血が止まんないの。私、鼻血が止まんないの人生の中で結構あるんだけど、ホントにびっくりしちゃうよ、鼻血が止まんなくなるとね。ホント死んじゃうんじゃないかと思った」 ──天勢くんの話ではよく鼻血の話が出ますが、今公演は大丈夫でしょうか(会場笑)。 「今回は大丈夫。家でも大丈夫、うん。ホントにホントにびっくりするよ、あれ。だって朝とか、普通に顔洗ってて、『なんか、鉄の味がする……』と思ったら、洗面所真っ赤になっちゃうんだよ。ちょっと怖くない?怖いでしょ?」 正解3:エビ、カニ、イカなどの魚介類 「小っちゃい頃は、すっごい好きだったの。でも何かをきっかけに嫌いになったの。それはね、家族で中華料理を食べに行ったの。そしたら、鉢にエビが入ってて老酒をかけて酔っ払わせてる間に食べちゃうのあるでしょ?あれを頼んだですよね。おばあちゃんと私はエビ好きで、小っちゃい頃、取り合いするくらい好きだったの。おばあちゃん、孫に譲れよと思うでしょ?(会場笑)譲んないの譲んないの。で、おばあちゃんが先に食べようとして手を入れたら、エビがね、おばあちゃんの指に食いついてはなれなくなったの!でね、それを見て、別におばあちゃんは騒いだりしなかったんだけど、エビがおばあちゃんの指を食べちゃったと思っちゃったの。でもう、それ以来エビが食べられなくなったの。でね、どういう関連性かわからないんだけど、甲殻類、エビ、カニ、イカ、タコ、全部食べられなくなったの。全然繋がらないんだけど、食べられなくなったんだけど、また……食べられるようになったの(会場笑)」 ──それは何がきっかけだったんでしょうか。 「それがわかんないんだよね。わかんないんだけど、そんな昔ほど好きじゃないけど、でも、食べれる」 正解4:『ラ・セーヌの星』 「なんかあんまりね、みんながワーッて見てるようなテレビは見ない子だったんだよね、昔から。女の子が主役なんだけど、フランスのお話なんだよね。普段は花屋なの。でも夜になると盗賊になるんだよ、たぶん。それで、なーんか、そんな話(会場笑)」 ──どこがお気に入りだったんでしょうか。 「なりたかったの、その人に」 ──フランス人に。 「フランス人に(笑)。でね、あのね、今でもそうなんですけどね、単発で1話1話完結してるやつじゃないと見ないの。途中で話がわからなくなって、どうでも良くなっちゃうんですよ」 ──では、『ドラえもん』とか『サザエさん』は、いける口でしたか? 「うーん、見てたけどぉ、別に好きじゃなかったな。ジャイアンが大ッ嫌いだったんだよね。ジャイアンとね、なんでかわからないけどタラちゃんが嫌いだったんだよなー(会場笑)。だっていっつもタラちゃんのせいでカツオが怒られるんだもんなー(会場笑)。なんかね、すごく、嫌だった」 ──『ベルサイユのばら』ですが、次の公演が決まっていますが、宝塚の代表的な作品に出られるお気持ちは? 「すっごく嬉しいです。私、宝塚が大好きで、入りたくて入ったので、やっぱり辞めるまでに一度は出たい作品でした。だから、すごく嬉しいです」 ──ちなみに『セーラームーン』は見たことありますか? 「あるよ。あるけど、なんか、あれでしょ、髪の長い、ミニスカートの女の人がいっぱい出てくるやつでしょ。あんまり興味ない(笑)(会場笑)」 問題5:いない 「私は、一応1番なんだけどさ、勝手に作ったでしょ(笑)。私は3文字しか書いてないよね、たぶん。“いない”しか書いてないもん」 ──ちょっと、装飾してみました。 「装飾しすぎ(笑)。でも1番かな。うーん、興味がなかった。終わり(会場笑)。思い出したんだけど、アイドルじゃないんだけど、すごく好きな人がいたの。その人が好きなんじゃなくて、その役がすごい好きだったんだと思うんだけど」 ──それはズバリ? 「杉良太郎(会場爆笑)。私、時代劇がすごい好きだったの。『暴れん坊将軍』とか。でも、『水戸黄門』は好きじゃないの。あのね、将軍とかね、絶対ひとりヒーローがいるやつが好きなの。助さんとか格さんとかはいらないの(会場笑)。そいで、『遠山の金さん』が好きだったのね。でね、桜吹雪をね、お風呂上りにやってたの(会場爆笑)。家の廊下をドスドスって歩いてきて、お父さんのパジャマのズボンを借りると長いでしょ、あれをピローンってやってね、片肌脱いでね、杉良太郎さんの真似をしてね、主題歌を歌ったりしていた(会場笑)」 問題6:ハワイ 「すごい小っちゃいとき、2歳くらいのときだよ。すごく覚えてるのは、海が嫌いでね、だったらハワイに行くなよって感じでしょ?(会場笑)海の何が嫌いって、泳ぐのが嫌いとかじゃなくて、砂が足につくのが嫌なの。現地で、コースターワゴンっていう、4輪がついてる浅い箱みたいなのに傘の柄みたいなのが付いてるのがあって、それにずーっと乗って、お父さんがずーっとそれをひっぱりながら、砂浜を(会場笑)。で、ちょっとお父さんが走ると、砂が浅い箱みたいなやつだから入ってくるでしょ、そしたら、うわ〜ってしがみついてね、すっごい怒るの。ヤな子だね〜(会場笑)。私が大人だったら絶対ヤダ、そんな子ども(笑)」 問題7:リチャード・ギア 「『プリティ・ウーマン』のとき、すごい素敵だなと思ったんです」 ──今流行の韓流ブームはどう思われますか。 「あのね、まったくもって興味がない。また出た……(笑)。別に、ひねくれてるわけじゃないんですよ、小さい頃から、アイドルは興味がないとかね。なんか、すごく内向的な子どもだと思われてもなんですけど、別に興味はないかな」 ■ 抽選会〜天勢さんへのプレゼント 抽選会は、バラエティに富んだ品物が用意されていました。目玉は、冒頭で天勢さんがろうそくの火を消したバースデーケーキの1/4カット3つ。1つは天勢さんがおうちに持って帰って食べるそうです(笑)。 天勢さんへのプレゼントは、なんと自転車でした。 「いつも本当にありがとうございます。今回皆さまからということで私が選びましたものは、自転車です。東京でも自転車に乗るのかお前はー、という感じですが、乗ります。で、ここにちょっと現物はないんですがね、まだちょっと届いていないのですが、今度日本青年館に出させていただく折には、自転車で現れるかもしれませんので、いつ現れるかわからないので、毎日来て下さい(会場笑)。本当にありがとうございました」 ■ 歌のプレゼント 会場を周りながら、『ヘイヘイ・ワンダーランド』を元気よく歌われました。 ■ 今後の予定とごあいさつ 「この公演、今日の2回目から折り返し地点でございました。本日の大休憩がちょうど中間地点でございました。でもまだ10/2まで長いですね、あるので、これからお芝居もどんどんどんどん進化して行きたいと思いますので、最後まで何度でも見にいらしてください。そして、その後は、もうすぐお稽古が始まってしまうんですね。10/6からお稽古が始まって、貴城けいさんが主演なさいますバウホールと日本青年館──東京は4日間しかないんです。しかも平日のお昼間ということで、なんですけれども、4日間7回公演、7回全部いらしていただいても、はい(笑)、お待ちしてますので、バウホールの方にもぜひいらしてください。年内の公演の予定は、今出ているのはそれだけですが、MXテレビかな。来週の水曜日放送分に出演させていただきます。あとは、もう出てしまいましたが、東京新聞の連載の方にも出させていただきましたのでご覧ください。本日は、本当に、お誕生日をまた皆さんにお祝いしていただいて、私は幸せでございます。楽しい時間を、ありがとうございました」 ──明日の入りは何時でしょうか。 「明日はですね、8時40分。最近時間どおりなんですね、これがね(笑)(会場笑)。早く入らないとね、プロローグに出れないですよ(会場笑)。髪の毛をくくるのは時間が掛かるんですよ(笑)」 |