Romance de Paris』『レ・コラージュ』
大劇場公演お茶会・
200314
<匿名希望さんのレポートです>

とある御方の御厚意で大劇場公演Romance de Paris」「レ・コラージュ」のお茶会のレポートを送って頂きました。本当に有難う御座いましたm(_ _)m。

お茶会の5日後の9月19日がお誕生日ということで、天勢くんが会場に入っていらっしゃる時に、会の方で用意して下さったピンクのバラを一人一人手渡し。その日の天勢くんは、ベージュのインナーの上に白シャツ。ボトムはピンクのジーンズとロングスカートを重ね履きしたような、お洒落なお洋服でした。アクセサリーは、銀色の指輪とブレスレットのみとシンプル。髪もさっぱりと短めで、全体的にカジュアルで爽やかな印象でした。

その後、バースデーケーキのろうそく消し。司会の方が、なぜか「ショーでなさっている‘カナリア’にちなんで、白いケーキを作って頂きました」と間違えて紹介してしまい、「あのねぇ、‘カナリア’じゃなくて“ナイチンゲール”なの」と、甘えたさん声で突っ込む天勢くんでした。しかし、司会の方はその後どツボにハマってしまったらしく、再度‘カナリア’と間違えてしまい、「も、わざとかと思ったよぉ。どう突っ込んでいいかわからへんかった」とスネるラブリーな素の面を拝見でき、ハプニングといえばハプニングですがつかみはOK!という滑り出しでした(^-^)♪

「」内の言葉が天勢くんの言葉、――のあとに続くのが司会の方の言葉です。
(※発言内容は趣旨は変わらない程度に編集してありますので、ご了承ください)


■ 公演のお話

【 お芝居編 】
――ヤニックの役作りについて

「弁護を担当しているものとしましては、一応ディディエを社長と思ってるんですけど、社長よりも腹黒い。実は社長よりも大物。実はヤニックのほうが肝が据わっているぞ、という感じで。はい。」

――ディディエさんの奥さんのパトリシアさんのことはどう思われてるんでしょうか

「別にどーも思ってません(超即答)。ヤニックは独身主義ですから。パトリシアは別に、なんとも思って無いですね。「それは違うわ」とか言われた日には、「黙ってろゴルァ!」という。」

――そうですか、わかりました(笑)。次に、街の男として出られるんですが、お芝居の一シーンというよりも回想という感じの場面ですか

「あれは、あの物語の1時間半の中に描かれている人物じゃなくても、誰でも苦悩とか背負って生きているよ、みたいなのを全員が表現できたらという場面なんですけど、でもあたしのあそこの衣裳はですね、妙にこう、ちょっとご陽気な感じでね、もっぱら「日曜日のお父さん」とか言われてて、「競馬場行って来るわ」って感じで(笑)。「お父さん仁川まで気をつけてね」とか、お衣裳部さんに言われてたりして。」

――その後、テレビの画面にレポーターとして登場なさいますが

「えっとぉ、まず長い台詞を覚えるのが大変でしたね。ビデオ撮りは「王家に捧ぐ歌」の終演後に、大劇場のど真ん中で、セットも何もないところで、ひとりピンスポットを浴びて撮りました。シーーンとしている中で、何が起こってるのくらいの、ひとりで大騒して(笑)。」

――新公のディディエの役作りについて

「挫折とかいままで味わったとことがなくて、なんの嫌味とか悪いって意識なく、平気で人にちょっと「ブチン」ってことを言っちゃったりとかして、自分が会社を大きくすることがホントにパトリシアを幸せにすることになるんだって信じてる、ある意味まっすぐといえばまっすぐな人なんじゃないかなと思って。悪役ということではなく、ディディエはディディエなりにまっすぐやろうとしたんだよという感じでやろうとしたんですけど。」

――本役の壮さんとは相談なさいましたか

「ヤニックのときに一緒にお稽古に入らせていただいて、そのときから色々お話させていただいたりしたので、壮さんがディディエを作られる過程みたいなのを一緒に話し合ったりさせていただけてたので、改めてってことはなかったですけれど、稽古とか見に来てくださって、アドバイスをいただいて、はい。もう、壮さんとは、「分担の仲」なので(笑)。最後の新人公演でさせていただけて、すごい幸せでした♪」

――最後の新人公演になりましたが

「自分が研1のときは、長の学年の皆さんはスゴイ上級生ですごくしっかりしてらして、すごいスターさんで。初舞台のときは安蘭さんの学年で、安蘭さんは出ていらっしゃらなかったんですけど、汐美さんとか有沙さん、悠さんとかが長の方々でした。で、すぐ卒業なさって、かしげさんとかがずっと長の期だったんですけど、なんか今自分がそうなのかなと思うと、一応もっとしっかりしなきゃと思うんですよ、これでも(笑)。思ってるんですけれど、そうですね、まだ、ちょっと東京があるので卒業という実感は無いんですけど、終わったら寂しいでしょうねぇ、なんか。はい。」

――妻役のシナちゃん(山科愛さん)に指輪をあげたということですが

「指輪をプレゼントしました、もう。パティに(笑)。先生がパティとディディって呼ぶんですけど、そんな英会話の教科書みたいでイヤなんですけど!(笑)」

――けっこう、大振りの指輪でしたよね

「そうですね。探しに行きました。で、あれね、まったく一緒なんですね。ペアなんですけど、で、あのぅ、あれ、箱をみんなに見せてあげたかったんですよね。指輪じゃなくて。すごい可愛いの。リボンのついてる、四角い水色とピンクのちっちゃい箱におそろいの指輪が入ってて、それを並べて置いとくと、愛らしい。でも私は舞台稽古の日に指輪をするのを忘れて出て、かみさんにこっぴどく怒られました(笑)。「あなた!」って怒られました。「愛情が足りないからよ!」って言われて(笑)。で、今日はぁ、「いろんなこと暴露しないでね」って、今日はすごく優しくしてくれました。」


【 ショー編 】
――プロローグは躍動感溢れるみたいな感じですが

「プロローグですかぁ?プロローグをこう、観ていてどうなのでしょうか。あっという間にコロコロコロコロ変わってね。私たち、ホウレンソウみたいな(笑)。(※ものすごい緑の衣裳なので)」

――そしてすみません、くどいようにナイチンゲール……

「ナイチンゲールですね、はいっ♪(←揚げ足取り気味。嬉しそう)」

――最初香盤を見たときにはどう思われましたか

「見たときはぁ、わ〜けがわかりませんでした。上級生とかは看護婦だとか思ってた人とかいたらしくて(笑)、なんで?!みたいな(笑)。ねえ、そんな、白衣の天使じゃないんですよぉ。なんかでも、お衣裳あわせが合って、あのスゴイチュチュをあわせに行ったときは、「ちょっと待ってください、ホントにこれですか?」とか言って、そーとー驚きました。」

――貴城けいさんと組まれて踊られてるんですけど、女役さんから見た男役さんの貴城さんとはどんな方ですか

「一番最初にお世話になったのは「イカロス」のときで、そのときにスゴイ包容力がある暖かい方で、こんな男役さんになりたいなと思ったので、それは今もそう思います。なんかこう、上手くいえませんが。足を踏んでも許してくれます(笑)。あはっ、今日も踏んでしまいました(笑)。」

――愛耀子さんがあれはロボットというか機械の鳥なんですよね?

「そうなんです。他の女の子たちはみんな機械の鳥で、王子様が本物をおびき寄せるために機械を遊ばせて。けっこう「アホ鳥」とかって呼ばれてるんですよ、あたし!「アホ鳥」って呼ばれてるんですけど(笑)。」

――誘い込まれるからですか?

「だってなんか、騙されちゃってぇ、こうなんか、機械は疲れを知らないから踊り続けられるんですけど、ヘトヘトになっちゃって、逃げ切れなかったところに(篭が)ガッシャン!ガッシャンで思い出した!私の「アホ鳥」をさらに間抜けにする事態がね、最近良く発生するんですけど、こう、篭が落ちてくるじゃないですかぁ、テープが巻いてあってそれがストンと落ちてくるんですけど、いっつも私の目の前の子だけ、ちょっとなんか、こう、感度の悪い子がいるんです!で、こう私が、ガッシャンってなったら「はっ!」ってしなくちゃいけないのに、「はっ!」ってしたときに、ツーーーッ……って来るんですよぉ!そのタイミングの間の悪さはホントにいい加減にしてくれといった感じなんですけどぉ(笑)。」

――いつも同じ方ですものね

「いつも同じ方、本当に(笑)。そこから出れるじゃないか!っていう。「はっ!」っとしている間に逃げなさいっていう。だから、落ちるなら落ちてきてほしいんですけれどね。で、それを見て、いつも「フッ」って思ってるらしいですよ。王子様は(笑)。間抜けな奴だと思うらしいです(笑)。」

――あの後は、楽しくお過ごしになるんですか、童話の中で。

「どうなんですかね、そーとー弱ってますよね、なんかねぇ。弱ってフェイドアウト!みたいな(笑)。」

――樹里さん率いるレコード盤の場面について。ちょっといつもと振りが違う気がするんですけどどうですか、そうでもないですか。なんかあの、脚とかをこう、寝そべってこう……

「あ〜〜〜、寝技?寝技、寝技ですね!名倉先生の振付で、もう、先生かっこいいんですよ。先生にちょっとでも近づけるように日々精進♪っていう感じなんですけど。」

――中詰めについて。タンバリンを叩かれていますが

「実際の舞台だと皆さん拍手してくださってるんで合わせやすいんですけど、お稽古場では無音でやってたんで、なかなか合わなくて、けっこう大変でしたね。楽しいんですけど大変なんですよ。2回くらいやったんですけど、親指が巨峰みたいになっちゃったんですよ!タンバリンがあたって。なんか痛いなと思って、診療所に行って「今日タンバリンで打ったんです」って言って見たら、もう巨峰みたいになってて。あー、ビックリ。ちょっと勢いつけてバーンとかやって骨盤、「あっ!」みたいなとか。凶器ですからね、タンバリンは気をつけてください。」

――亡霊の役では、骸骨をモチーフにしたお衣裳ですが

「あれね、肩に骸骨がついてるんですよ!消しゴム小さく切ったみたいな歯が4つついてて、舞台稽古のときに、それが「もし取れたら言ってください」「予備は15本ぐらいはありますから」とか、お衣裳部さんに言われました(笑)。」

――すごいステキな振り付けなんですけど

「激しいんですぅー、あの場面ー。一番しんどいかも……。上手の花道の付け根のところで滑り込んだが最後、みたいな。もう立つときは死ぬ気で立ってますからね。ホントにね、あのまま座っていたいみたいな。」

――最後は海がモチーフということで、ブルーのお衣裳で出てこられます。千秋楽までがんばってください

「はい♪」


■ 記念撮影

テーブルごとの記念撮影。その前に握手をしてくださいました。間近で見る天勢くんは、フェアリーチックで本当に可愛くってステキです(^-^)


■ ゲームコーナー

ゲームは2種類ありました。天勢くんが各テーブルを回ってお客さんたちと相談しながら答えるというものと、もう1つは天勢くんがどちらを選択するかというのを選ぶ、テーブル対抗の2択問題でした。後者の中から、おもしろかったのをご紹介します。

――Q:もし自分がオスカルだったとしたら、どちらを選びますか。Aアンドレ Bフェルゼン

「A。フェルゼンだったら永遠にこう、なんていうんですか、追いかけてるだけでしょう?疲れちゃうー(笑)。」

――Q:もしロングヘアーだったら?A縦ロングの巻き毛 Bさらさらストレート

「A。別にね、理由は無いんだけど、ストレートは手入れが大変そうなんで。なんか別に……んー……。」

――それこそ骸骨の場面は割とちょっとストレートが……

「あれみんな、近くで見たら驚くよー。もう、ボッサボサで。しかもウミブドウみたいのついてるし。」

――あれは手入れは自分でされてるんですか。

「あ、うん、っていうか、手入れはしない(サックリ)。あの場面に関してはしないの。注文したときも、なるべく汚いような感じでって言われて、かつら屋さんギョツとしてた。」

――それでは、お手入れはさほどしなくて……。

「しなくて、手でこうやってわーってやってて、娘役さんに「ありえない……」って言われた♪」

――Q:学生時代に戻るとしたら、A今度は男女共学、Bやっぱり女子高。さてどっち。実際行かれたのは女子高でしたね?

「ん〜〜〜。そもそも学生時代に戻りたくないなー(笑)。」

――学生時代はどんな女の子でしたか?

「学生時代は、そーとーマジメだったと思います。もう、一生分のマジメを使い果たすくらいマジメだったから、今はもう、あの、教習所とか行ったんですけど、机にじっと座ってることとが、も〜がまんがならない。二度と無理。」

――長いですからね。

「長いしぃー。もうダメだ(笑)。まあいいや、戻るとしたらですね。んー、どっちでもいいけれど、あえて経験してみるのもいいかなということで、A。」

――Q:ではもう1問だけ。天勢くんが演出家だったら、Aお芝居、Bショー。

「ん〜。けっこう即決。A。ショーはその場面ごとに先生に任せなくちゃいけないから、気に入らなくても全部俺様の好きなように作りたい。だから芝居♪」

――どういうお芝居を作りたいですか。

「えーー、どういうねぇー。んー、とりあえず、セリとか盆とか使いまくる。なんかぁ、すごく生徒に無理をさせる。今そこからセリあがったはずなのに次はこっからまた違う服で出てきたみたいな♪すごく嫌われる先生(笑)。」

――お稽古も長そうですね。

「え、でも、自分が嫌だからぁ、7時ぐらいに終わる(笑)。」

――すごいですね(笑)。ありがとうごございます。


■ 抽選会

サイン入りのオフ写真や舞台写真などが天勢くんからプレゼントされました。その中のひとつに、ご本人が見たとたんに「いやっ!そーとーいらないわ、これ!!(笑)」と大興奮して嫌がる写真があって、何度もヤダヤダを連発するので、客席一同なんだろうと思いながら爆笑の渦になったのですが、それは「ビスマルカンの背中で、ウミブドウと骸骨しか写ってない」というシロモノでした。いや〜、ファンならぜひいただきたい一品でした(笑)。


■ 歌と最後のあいさつ

お芝居のラストにヴァンサンが歌っている歌を、会場を歩き回りながら歌ってくれました。コムさんとはひと味違ってまたステキでした〜(^-^)

「今後は、9月の29日まで大劇場公演を元気に頑張りたいと思います。その後は、またちょっとお休みをいただいてリフレッシュして、10月20日からまた東京公演のお稽古に入ります。東京公演がとても長いんですけれども、11月8日から始まりまして、12月23日までやってます。お稽古にも、東京にも、残りの大劇場にも、沢山会いに来てください♪今日は本当に、素敵な誕生日をお祝いしていただいて、幸せでした。ありがとうございました。」