いづるんのお茶会
「追憶のバルセロナ」「ON THE 5th」の東京公演お茶会が2002年9月15日(日)に開催(19:30〜21:00)されました。 今週は2回公演×3日というとてもハードな週末です。その中日にお茶会ということでお疲れだと思いますが、お疲れの色も見せず明るく爽やかで美しいいづるんでした。 会場後方のドアから今回のショー「ON THE 5th」のプロローグの曲と共に御入場されました。大きな拍手に包まれて雛壇に進まれる天勢くん。天勢くんが雛壇に上がった途端“Happy
birthday to you”の曲が流れ会場全員から”Happy birthday dear 天勢くん〜♪“の歌のプレゼントがありました。 天勢(以後”天”)「有難う御座います。いきなりでびっくりしました。敬老の日のお祝いですか?(会場爆笑)・・・あの4日後お誕生日です。すごい嬉しいです。これ(天勢くんの左横に登場したロウソク付きのケーキをご覧になり)消した方が宜しいですか?」 司会(以後”司”)「少し早いお誕生祝いなのですが、おめでとうございます。」 天「では消させていただきます。」ケーキの傍に歩まれてロウソクを吹き消す天勢くん。(会場大拍手)「すごい嬉しいです。有難う御座いました。」 司「それではお誕生日を迎えられるお気持ちなどについてお聞かせ下さい。」 天「そうですね、公演中にお誕生日を迎えてこうやって一番に皆様にお祝いして頂く事が出来てとても幸せです。今日は短い時間ではありますけれども楽しい時間を過ごしたいと思いますので、では乾杯〜!!」 天「乾杯〜。」(全員の声がちょっと小さめのよう) 天「どうしていつも最初は元気がないんでしょうね〜。まっいいか。」 司「では早速ですが、二回公演お疲れさまでした。新人公演のお話をお聞かせ下さい。」 天「アントニオという役は私も本当に好きな役です。すごく尊敬する上級生である成瀬さんの役をやらせて頂くのはこれで3回目なのですけれども、それも成瀬さんの男役最後の役を今回こうしてやらせて頂く事が出来て・・・。それでまた壮さんとフランシスコとアントニオという事で、壮さんとは予科本科なのでお掃除の分担がご一緒でした。こうして壮さんが雪組にいらして同じ舞台に立てる事が出来て嬉しいです。仲良くして頂いていっぱいいっぱい話し合っていろいろな意味で沢山経験が出ました。アントニオという役は割と自分に近い部分がいっぱいある役だったんですけど、東京公演のお稽古をしている間に自分に近いところと自分とちょっと違うところとがどんどん出てきてしまって無茶苦茶不安の中で本番を迎えたんですね。〜略〜でも終わった後の本公演も新人公演前とは違った意味での充実感があって毎日やっています。」 司「今回初めてのラブシーンがあったのですが、それについては如何ですか?」 天「ラブシーンだぞっと思うとああいうのは出来ないですよね。なので自然にお芝居の流れの中でやっていました(笑)。」 司「大劇場公演との役作りの違いについてお聞かせ下さい。」 天「自分でも変えようという気は特になかったんですけど・・・大劇場の時には先生にもおっちょんさんにも“アントニオという役は私に合っていると思うよ”と言って頂いてそれを自信にして自分とアントニオと近づけるようにやっていったんですけど、東京ではそういう事をあまり考えずに別に新しいものに取り組む感じでやっていきました。そうやっていったら今度は、アントニオはやっぱり私とは違う人だしそういう意味で、私はこうしないなぁとか・・それやっちゃったらアントニオじゃなくなるんだなぁみたいなところがお稽古の後半にどんどんずれてきたので、急にあと2日しかないのにあと1日しかないのにと焦ったり不安になったりもしたんですけど。それが観て下さった方には大劇場とは違うように映ったのかもしれませんね。とても勉強になりました。」 ここで、ゲストの生徒さん登場です。麻樹ゆめみちゃんと貴船尚ちゃんです。 天「彼女達は1つ下の期で関西出身なので受験前バレエの教室とかも一緒だったんですよね。すごい長い付き合いです。今も仲良くしてもらってます。」 司「次は本公演についてお話をお願いします。」 天「フリートークですか(笑)。お芝居ではジプシーで本当に楽しくて、東京に来てから自由度がエスカレートしていて“いいのかよっ”ていう位自由にやっている時もあります。貸切の時には幻の鬘をいろいろな人と交換してますが昨日と今日の貸切は(交換した幻の鬘が自分には似合わないと)大不評でしたね。今日の貸切の時は汐夏ゆりさちゃんのをお借りして、昨日の貸切の時は舞咲りんちゃんのをお借りしたのですが、大不評で“座敷わらし”呼ばわり。こんなのでベッドのところに立つなとか言われて。(会場大爆笑)〜略〜」 司「ショーでは好きな場面とかありますか?」 天「全部好きなんですけど、全部楽しいんですけれども。一番面白いというかやっていて楽しいと思うのはマネキンかな。黒燕尾のところのこの振り(エイエイの)がとても印象深いようで(笑)、羽山先生の振り付けなんですけどあそこのダンスのところも好きです。ナイトダンサーのところも羽山先生なのですがやはりダンスが好きなので楽しいです。〜略〜。マネキンのスカートのど真ん中にスリットが入っていてどう見ても最初からおかしかったのに大劇場公演の時には直して貰えなかったんですよ。とうとう東京に来た時に“前からそんなんやった?”って助手の先生が言って下さって・・・舞台稽古の合間に“天勢さんちょっとマネキンの衣装で出て来て下さい。”と言われて出て行ったら“あっやっぱり直して頂きましょう。”と前を縫って頂きました。」 司「フィナーレが一旦終わったようで、またタップを踏まれますがそれは如何ですか?」 天「やっぱり大階段を降りてきて銀橋に出ると、終わっちゃうモードの身体になっちゃうんですよ。タップをやるのは楽しいのですが、もう一回着替えが待ってるというのはどうも腑に落ちない感じです(笑)。でも着替えて出てきてやっていたら楽しいです。観て下さっていらっしゃる方が皆さん、終わりだと思ったらもう一回あるので楽しいですとか嬉しいですと言って下さるので、そう言って頂けたら嬉しいので頑張って着替えてます。」 〜〜ここで写真撮影〜〜テーブル毎に写真撮影がありました。 司「“風と共に去りぬ”と“巴里祭”の時のお茶会はなかったのでそのお話をして下さい。」 天「“風と共に去りぬ”はですね、私は宝塚が大好きで憧れて入ったのでこの大作に出させて頂けてとっても幸せでした。ずっと轟さんをトップさんで見てきたので、轟さんが組からいなくなられた時にはすごく寂しかったので・・・またすぐにご一緒する事が出来て、お稽古場からずっとバトラー船長を見る事が出来てすごく幸せでした。〜略〜。巴里祭もお稽古場から楽しくて、皆でシャンソンのフランス語の原曲CDを沢山持って来てお稽古場で聴いたりとかもしたのですけど、そういう部分でもとても勉強になりました。女役もさせて頂いたりなんかしてコメディの場面もあって盛り沢山で、やっている方も本当に楽しい舞台でした。」 そこでゲストの生徒さん御登場。真波そらちゃん、涼花リサちゃん、谷みずせちゃん、晴華みどりちゃん、祐輝千寿ちゃんでした。 〜〜ここで抽選に入りました〜〜 サイン入りスチール・サイン入りチラシ・いづるんがロウソクを吹き消されたお誕生ケーキの切り分け分・いづるんが愛用されていたペットボトル入れ 等など。 いづるんから会場のファンの皆様への歌のプレゼントはジャニーズの滝沢秀明くんが歌っている「奇跡」(日曜劇場「太陽の季節」の主題歌でもありましたね)という歌でした。客席を満遍なくまわって下さり、歌をたっぷりと聴かせて下さいました。 壮さんと音月さんと宙輝さん 他からのカードが届いておりました。おうちに帰られてからゆっくりと読まれるそうです。 会場内拍手喝采の中天勢くんが御退場されました。(いづるんの最後のご挨拶は私の不手際で録音出来ないままとなってしまいました。申し訳御座いません。) 最後まで明るく楽しくとてもお元気で美しいいづるんでした。 |