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1997年夏の僕と長女。次女はまだ誕生してなかった。 5年の月日は状況を変えるモノだ! |
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先日、ノアと外でお茶をしながらの会話。 僕「決まったよ。例の大手化粧品会社の仕事」 「でも、あそこは大手の広告代理店がほとんど入ってるんじゃない?」とノア 「うちは制作だから、うまく連携を取ればいいんじゃない」と僕。 「そ〜お?その大手広告代理店とケンカしたのは誰だっけ?」とノア。 「あれは向こうが間違ってたの!俺が正しかったんだよ」と僕 「で、今だったらどうしてた? 」とノアに言われて・・・・。 |
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今から、5年前の夏の話だ。 当時僕は原宿で友人達と事務所を借りて、大手広告代理店の外注制作をやっていた。 外注制作と言っても、仕事は自由にやらせてくれた。 彼らは僕達の作るモノをクライアントに了解を取るだけだった。 まぁ、クライアントも若者市場が解ってないので、すべて任せられた。 友人達はメディアに出たり、誰もが聞けば知ってるような、話題性のあるイベントのプロデュース をやっていたり、タレント事務所をやってる人間やダッチトランスのレコード輸入会社をやっていたりと 個性的な人間の集まりだった。当然、そこに集まる仲間も個性的な人間が多かった。 【夢】の塊のような集団だった(実際、今は成功者としてメディアに登場してる人間も多いが) |
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すでに、僕も35才になっていたが、周りも似たような歳だったので【若者の代表】のような 扱いを特に、メディア(テレビ・新聞・雑誌等)の取材が絶えなかった。 あのNHKでさえニュースの中で【今の若者の新しい生き方】みたいな特集で、生意気な事を言ったのを覚えている。 |
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要するに天狗になっていたのだ。 若い時は誰もが自信過剰になるときがある。そして、それがその後の人生に与える影響が大きいことも。 ましてや、大人(当然、自分も大人だったが)がチヤホヤすればするほど。 |
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そんな時、冒頭の大手広告代理店とちょっとした事でケンカとなってしまったわけだが。 |
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「今なら大手広告代理店なんかに頼らずに自力で仕事取るよ!!」 変わってないなぁ?僕は!(笑) |
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