401(k)の制度を運営していくにあたって、加入者向けの、法律で定められた書類があります。これらは、運用責任を加入者(従業員)へ移転する、前提として、加入者が知っておくべき事、即ち「掛金を拠出する義務と給付金を受取る権利についての基本事項」を加入者が把握できるようにする事を目的としています。
プラン・ドキュメント:
制度規定で、当該の会社が設定している401(k)プランの要になります。内容については、IRSの税制適格の要件が全て満たしている必要があり、条項として記載すべき事は詳細に決まっています、通常は弁護士などに作成を依頼するか受託機関となる金融機関が作成の代行をします。
これは、従業員が直接閲覧するものでは有りませんが、ここで決められた重要項目を以下の書面で従業員へ情報提供します。
サマリー・プラン・ディスクリプション(SPD):
加入者の権利と義務について、解り易い言葉で記述したものです。全加入者・給付金受給者への配布が義務づけられています。SPDは配布するタイミングがエリサ法で決まっています。
記述される内容は
サマリー・オブ・マテリアル・モディフィケーション
プランが変更した場合、プラン年度末から210日以内に配布します。内容は変更されたところをわかりやすくまとめたものです。
サマリー・アニュアル。レポート
プランがIRSおよび労働省へプラン年度毎に提出する、年次報告書のサマリーです。加入者にはプラン年度末から9ヶ月以内に配布します。
内容としては、保険会社と契約している場合は、支払った保険料、業者へ支払った手数料など。
プランの事務をアウトソーシングしている代行業者(この中には、トラスティー、レコードキーパー、運用機関、事務代行会社、会計事務所)への支払い手数料額、プランの資産残高内訳などです。
インディビジュアル・サマリー・ステートメント
年に一度、加入者へ配布されるものです。個人別の勘定で、運用口座別・拠出金別(従業員税引き前、税引き後、企業マッチング拠出金、プロフィットシェアリング拠出金など)の残高・運用益・受給権が生じた金額、ローン借入れ残高