401(k)プランは、従業員にとっての自由度が大変高い制度です、拠出額の水準から、加入するしないといった事まで、従業員の選択に委ねてあります。しかしながら、一般的にいって従業員の給与水準が低くなるほど、可処分所得が低く、プランへ拠出する事が困難になってしまいます。
公平の原則に基づき、全従業員がプランに加入できるように制度を設けても、自由原則の結果、比較的給与が高い従業員だけが加入する結果になっては、制度本来の目的である従業員の福祉目的として機能を果たし得ません。
ミニマムカバレッジとは、401(k)プランの加入割合が一部の給与の高い従業員に偏らないように、万遍なく参加できるような制度か否かをチェックする基準であります。
基本的な考え方は、一定比率以上の非高給従業員(NHCE)がプランの加入対象者になっているかどうかを検証するという事です。そのためには次の二つのテストのうちどちらかにパスする必要があります。
給与水準の低いグループのプランカバー率(=プランの利用可能な人数÷給与水準の低いグループ入数)が給与水準の高いグループのプランカバー率の70%以上になっているかテストするものです。
手順1:従業員をHCEの定義に基づき、高給従業員(HCE)と非高給従業員(NHCE)との二つのグループにわけます。
手順2:二つのグループの各々のプランカバー率を出します、プランカバー率は二つのグループの全人数の内、加入資格、つまりプランの利用可能な人数の比率です。
《プランカバー率=プラン利用可能な人数÷HCEまたはNHCEグループの入数》
手順3:分子にNHCEのカバー率、分母にHCEのカバー率の比率をだします。
NHCEグループのカバー比率がHCEグループのカバー比率の70%以上であればよいとされています。
次に各々のグループ毎のプランカバー率の考え方ですが、
これは、実質的に、企業が高給従業員へ偏って事業主拠出をしていないかどうかをテストするものです。

ミニマム・カバーレッジの考え方は、制度が高級従業員、即ち給与が高く、会社へ支配力を持つ従業員に有利になっていないかをチェックするもので、@人数の上で有利でないかA実質、支払われた企業拠出分で有利でないか、と二点でチェックするものです。
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