富山岩瀬サッカーラグビー場

　全国のさまざまなサッカー公式戦使用競技場、スタジアムを検索していて、比較的JR線の駅から近いスタジアムだったので、また、２００１年の天皇杯1回戦でも使用されており、JFLでも使われていることからなかなかのスタジアムなのかなという期待も込めて、試合は開催されていなかったが行って見ることにした。
　JR東富山駅から歩いていったのだが、途中、大きな工場地帯を通り抜けたため、自分が歩いている横を大きなトラックが通るのですごく怖かった印象がある。
　この地も他のスタジアムがあるところと同じく、総合運動公園といった感じであった。しかし、サッカーラグビー場に関して言えば、えぇぇ？まぢで？というのが第一印象。とにかく、今まで見てきた公式スタジアムの私の中での定義を覆すものとなったからだ。
　客席スタンドがメインにしかなく、他は全て芝生席というのは今までに何度か見てきたが、その今までのもの全てはいくら芝生席であろうとも外部と何らかの策で隔たれていた。が、ここのスタジアムは土が盛ってあるだけで策のようなものはない。客席の山を上れば競技場内に入れてしまう。ゴール裏に関しては、木が植えてあるだけでその木の間から中が丸見えであった。
　しかも、なにも開催されていない時は無法地帯といった感じ。サッカーやってしまおうと思えばできそうな感じだった。
　こんな状態で入場料を徴収する天皇杯やJFLが開催されているなんて、信じられない。こんな状態じゃ、本当に入場料など徴収できているのだろうか、心配になるくらいであった。
　ただ、グランド一面が芝生なのにはかなり気に入った。どこかの私立高校のグラウンドみたいな感じでとても親近感があったのもよかったといえばよかった（フォローになってない…）。

周りに策がなく、球技場というよりは公園と言った感じの外観。