ホームズスタジアム神戸
(旧・神戸ウイングスタジアム)

 


2001.12.29 撮影

神戸ウイングスタジアムパノラマ写真(北サイドゴール裏右から)

神戸ウイングスタジアムパノラマ写真(メインスタンド左から)

 2002年ワールドカップで使用された10スタジアムのうち、一番最後に完成した全く新しいスタジアムである。神戸の地に建設されたこともあり、ヴィッセル神戸のホームスタジアムとなった。2007年、ネーミングライツによりホームズスタジアム神戸と改称された。
 トラックのない、サッカー専用スタジアムなのでピッチが近く、非常に観戦がしやすいのが特徴。S席と呼んでもいいのではないかと思うくらいの
ゴール裏最前列は、ピッチと観客席の近さで有名な柏にも勝っていると思っていたが、ワールドカップ後の改修工事で少し距離が出来てしまったのが残念である(写真はワールドカップ前のもの)。
 このスタジアムの特徴として、オーロラビジョンが北サイドとバックスタンドの間、および南サイドとメインスタンドの間にあり、スタジアムのどの場所にいてもオーロラビジョンが見られる設計になっている。サッカースタジアムなため、スタジアムが真四角であるということをうまくついている設計であると思う。
 ワールドカップ前には、さらにこんな特徴があった。ゴール裏上段が
仮設スタンドになっている。ちょうど、このスタジアムに行った時にスタジアム関係者と話をする機会があり、これらの謎について聞いてみた。すると、ワールドカップ開催スタジアム条件(収容人数稼ぎ)を満たすために取り付けたスタンドだったとのこと。仮設だったのも納得である。そして、このスタジアムは屋根が開閉式のスタジアムに化けた。メインスタンド、バックスタンドの屋根の形、オーロラビジョンがゴール真裏にない理由、仮設スタンドを取り外す理由も納得である。
 さて、アクセス方法および食料入手法。アクセス方法はなぜかJR兵庫駅から徒歩20分をスタジアム側は推奨している。しかも、推奨アクセスロードも存在している(ヴィッセル神戸HPなどでも)。この推奨アクセスロードが微妙に遠回りをしていて納得できない。大通りなどを避け、観客の安全を配慮したものなのだろうが…。
 また、このスタジアムの最寄駅はJR和田岬線の和田岬駅なのだが、通勤用列車のため、日中はまったく走っていない(朝と夕方以降のみ運行)。サッカー開催時くらい、臨時で走らせてもいいのではないかと思う。
 食料購入は兵庫駅から徒歩の場合は現地調達が可能。神戸とあって都会なため、スタジアムに向かう途中コンビニが何軒かあった。スタジアムの隣にローソンもあったくらい。
 神戸はいいスタジアムを持ったと思う。私の中でも総合的に見たら今まで見てきたスタジアムの中で一番すばらしいスタジアムなのではないかと思うほど。もう一度行ってみたいスタジアム。これは強い自信を持って言える。
<お勧めアクセス法>…ホントはJR和田岬線から徒歩。JR兵庫駅からは意外と遠いが、和田岬線が走っていなければしょうがない。もしくは地下鉄御崎公園駅。