観戦日記、99.8.29 川崎F−山形

嵐が起こった日

等々力陸上競技場、18:00K.O.

0−0
川崎F 
1−0  山形
1−0


試合終了後の豪雨。トラックに水がたまるほどの
雨量でした。(写真ではわかりづらいですが)

 この試合は確か首位決戦で、とても熱い試合だった。0−0でむかえた後半、川崎FのGKが一発退場をくらい、10vs11の厳しい戦いとなった。J1昇格のためにはなんとしても落とせない試合。川崎ファンは誰もが頭を抱えてしまうような出来事だった。しかし、控えのGK笹原が、初出場だったにもかかわらずナイスセーブを連発し、何度もピンチをしのぐ。そして、この試合には劇的なドラマが待っていた。延長に突入かと思い始めた後半ロスタイム、川崎自陣での山形の攻撃のこぼれ球から川崎Fは速攻をしかける。MFティンガが山形サイドにボールを持ちこみ、右サイドへ展開する。山形はほぼ全員で攻めあがっていたため、ディフェンスが薄くなっていた。そこに走り込んでいたのが、なんとDFの森川。ティンガのパスを受けた森川がそのままPエリアに持ち込む。山形GKの動きをよく見てシュート。これが見事にゴールに突き刺さり川崎Fに劇的な勝利をもたらした。

 と、試合内容は川崎Fファンを熱くさせるものだったのですが、たいへんだったのが試合終了後。試合終了直後から雨がぽつぽつと降りだし、選手のウイニングランが終わる頃にはこの雨が嵐と化していた。この雨風は激しいなんてもんじゃなかった。たしか、この日は台風が近づいていたのかなんかで記録的な大雨が降った日。試合前は晴れていたので、傘を持参してきている人がほとんどいなく、競技場のコンコースにはこの雨で帰れない人があふれかえった。私もその一人。場内放送で、「気象庁の発表によると、この雨はしばらく続くようです。」なんて言っているのを聞いたときには、本当に帰れるのか不安でいっぱいだった。結局、1時間弱後に雨脚が弱くなってきたので今だと思い帰宅したのですが…。まあ、いい思い出にはなりました。電車も止まっていたけれど。この日、横浜国際ではB’Zのコンサートが開かれていたのですが、どんな状況だったんだろうって思います。知っている人がいたら教えてもらいたいですね。