観戦日記、98.3.21 横浜M-横浜F

横浜市だけが許された特別なゲーム

横浜国際総合競技場、19:00K.O.

0−1
横浜M1−0 横浜F
0−1
1−2 


横浜市にだけ許された、特別なダービーマッチ。
まさに歴史に残る一戦であった。

 横浜国際総合競技場ができて初めてのJリーグ公式戦。それは、1998年Jリーグの開幕戦でもあった。その対戦カードはなんと、ここ横浜を本拠とする2チームであった。まさに横浜市にだけ許された特別なゲーム。大舞台でこの対戦カードというこの試合はJリーグファン、サッカーファンなら誰もが注目していた試合といえるだろう。
 私は横浜市民のサッカーファンなので、横浜対決のダービーマッチはいつでも楽しみにしていた。この横浜どうしの対決は、両者とも常によきライバルとし、また、どうしても負けられない相手であるため、いつも激戦が繰り広げられ、過去の対戦成績も全くの五分といったところであった。今回はいつもの三ツ沢とは違い、新競技場でさらに気分も高まるところ。観客もJリーグ史上最高の52.083人を記録した。
 J開幕戦とあって試合前にセレモニーがあったのだが、これもなかなか凝っていた。新競技場初試合という意味も含まれていたのだろうが、1993年のJ開幕時を思い出させるようなセレモニーであった。その場にいることができたなんて、本当にうれしかった。もちろん、私も気分は高まりました。
 試合内容もまさに激戦!横浜FはMF三浦淳宏を左FWに起用したり、新人を多く使うなど新たな戦術を採用していた。しかし、横浜Mが主導権を握るも横浜Fが少ないチャンスを生かすような展開。先制点は横浜F。永井がミドルシュートを決める。後半はかろうじて横浜Mが追いつき、延長戦へ。延長前半5分、横浜Fの三浦がDFをかわしセンタリング。ゴール前に待ち構えていた佐藤一樹がドンピシャで頭であわせゴールを奪った。まさに、開幕戦にふさわしい好ゲームであった。