観戦日記特別版
2001.12.29.天皇杯準決勝
川崎−清水

神戸ウイ、15:00K.O.
0−1
川崎 
1−1 清水
1−2

永遠なるF戦士最終戦見届け。
感動をありがとう。

 去年から始まった天皇杯準決勝関西開催ツアー。もちろん18きっぷ使用が大前提。去年の開催場所は長居スタジアムだったので、始発に乗ればキックオフ20分前につく計算、つまり家から通える距離なのだ。しかし、今回は神戸。計算してみたところ、始発に乗ってもキックオフ時間に間に合わない!てことで、前日から少し神戸に近づいておこうと思い、せっかく18きっぷもあるのだからと、まさに「鉄道旅行」を楽しもうと考えた。本来キックオフ時間を無視すれば1日でついてしまう距離を2日かけていくので、どうせならと北陸経由で神戸を目指してみた。
 そしてこの日は富山から高山本線で南下し、美濃太田駅(岐阜県)近くのホテルに一泊。てことで、この日の出発は岐阜県からとなった。


朝の美濃太田駅


神戸駅に到着!

 美濃太田駅を出発してから岐阜→米原→神戸と電車を乗り継ぎ3時間半、12時頃に神戸に到着。昨日は電車乗車時間12時間半だったこともあり、ありつけたご飯が粗食もいいところだったので、ちゃんとした食堂でお昼ご飯を食べることに。
 神戸ウイングスタジアムはお隣の兵庫駅がJR最寄駅。よってお昼を食べた後、一駅分乗車。
 兵庫駅に着くなり改札前でアナウンス。「本日は神戸ウイングスタジアムにて、天皇杯準決勝清水エスパルスvs川崎フロンターレの試合が午後3時から開催されます。天皇杯のこけら落としの記念として、ヴィッセル神戸の選手をデザインした、きっぷ購入の必要のないJスルーカードを販売しております。どうぞご記念にご購入ください。」
…ヴィッセル神戸、関係ないじゃん!
 とにかく、神戸ウイングスタジアムへ歩いて向かう。


兵庫駅前の案内板。


スタジアム到着!しかし、ここだけ周りになにもない!

 兵庫駅からウイングスタジアムは遠かった!しかし、神戸とあって、街中を通るので歩いててもそんなに退屈しなかった。ただこの時辛かったのが、北陸経由の旅行のため、寒さ対策で着ていた厚手のジャンパーのおかげで暑いのなんのって。汗をかいてしまったわい(しかし、この厚手のジャンパーも日が落ちかけた神戸には必須でした)!
 やっとこさスタジアムについて、サッカー専用スタジアムの迫力に圧巻。すぐに気に入りました。んで、毎回恒例のスタジアム写真を撮るために場内を歩き回る。いや〜、神戸もいいスタジアムを持ちましたな!


問題:私はどこにいるでしょう?

 スタジアムには試合開始1時間半前についていたので、いくらスタジアム写真撮影に時間をつぶしてもあまってしまった。ここで、場内の様子がオーロラビジョンに映し出される。あ、映った(わかりずらいですね)。
 今のフロンターレの状況から、試合開始が近づくけば近づくほどサポーターのモチベーションも上がりはじめてきた。もちろん私も例外ではない。そんな中、我らF戦士たちがグランドに姿を見せた!


練習時間にも選手にエールを送るFサポーター

 今日の試合にはいつも以上に期待しているぞ!と、サポーターもいつも以上に気合が入る。
 さすがJ1でもサポーターの熱さではTOPクラスの清水サポーター。たくさん神戸に来ていました。しかし、うちだって数では負けても応援は負けませんよ!


清水サポーター


埼玉会場の試合が流れ、C大阪の進出が知らされる。

 ここで気になるのがもう一つの準決勝、浦和vsC大阪。この試合の2時間前に試合が始まっており、うちらの試合前には結果がわかってしまう。神戸にいるサッカーファンももちろんこの試合の結果が気になっており、オーロラビジョンにはNHKの放送が流れていた。なんと、J2落ちが決まっているC大阪が勝ってしまった。フロンターレサポーターは大いに湧く。
「2002年にふさわしい、元旦J2決戦やろうぜー!」
おいおい(^_^;)。
でも、そういう元旦があってもいいよなぁ(笑)。
 さあ、埼玉会場の結果は知ったんだから、目の前の試合に集中だ!選手も入場してきた!いつも以上に気合を入れた応援で、選手たちをサポートする!

 そして、試合開始!!

 前半は終始清水ペース。そして、先制点も目の前で許してしまう。あまりいいところのないまま前半終了。
 そして後半!伊藤彰選手の投入で試合は川崎ペースに!そして後半9分、その伊藤彰選手のヘディングが炸裂!なんと、同点に追いつく!!Fサポ大乱舞!!その後も川崎ペースで試合が進み、
「この試合、勝てるんじゃないか?」といい雰囲気に。

 しかし、清水に追加点を奪われる。追加点が奪われたあとも、川崎のチャンスはあったのだが、フィニッシュがうまくいかない。最後の点を取りに行こうとしていた執念はすごく感じたんだが…。

 結局押せ押せムードもゴールを割れず、試合終了。多くのF戦士のフロンターレ生活もここで終止符を打つこととなってしまった。元旦に応援できなくてほんとに残念だった。しかし、ここまで残れたことをうれしく思いましょう。


試合終了。喜びを分かち合う清水の選手たち。

 天皇杯で大健闘をみせたF戦士に盛大なエールを送る。特に、なぜか理由がわからないが解雇通告を受けてしまった伊藤彰選手、引退表明している向島選手にはサポーターから熱い激励が飛ぶ。
 そして試合終了後、選手が引き上げた後もフロンターレの応援は止むことがなかった…。来年もこのチームが見たかったよ…。
 ホント、フロントの考えていることがわからんわ。

 そして、天皇杯での飛躍、感動をありがとう。来期は絶対、J1昇格だ!