観戦日記、00.6.18 日本代表−ボリビア代表

トルシエ監督を信頼せよ(byサポーター)

横浜国際総合競技場、13:00K.O.

2−0
日本代表 
0−0 ボリビア
2−0

 


 キリンカップ優勝を決め、サポーターの声援に
こたえるトルシエ監督と日本代表選手。

 前日が雨ともあって天候が心配されたが、快晴で迎えることができたこの試合。その天候のおかげか横浜国際競技場は久々の6万5千人の観衆が詰め掛けた。“6月の4試合で続投か解任か決める”トルシエ監督問題が浮き彫りになっているサッカー日本代表であったが、この試合はその4試合目にあたる。今までの成績は1勝2分けの負け無し。結果は残しているだけに、トルシエはこの試合でも快勝して日本サッカー協会にアピールしたいところであった。
 今日は天候が恵まれ、また、ハッサン2世国王杯でも結果を残しているため、非常に混雑すると私は予想していた。そのため、会場時間前の9時半にJR小机駅に到着。競技場には9時45分ごろ到着したが、すでに大多数の人が列を作っていた。会場時間が10時なのにもかかわらず、私達が競技場には入れたのは10時40分ごろ。もうちょっと早く家を出ればよかったとちょっと後悔もした。
 場内に入れはしたが、いい席には行くことができなかった。結局、北側オーロラビジョンの真横に場所を陣取る。試合開始前にビジョンで放送されたキリンカップヒストリーで私達のモチベーションが上げられる。
 黙祷、国家斉唱後、試合開始。君が代を歌い終えた瞬間から炎のサポーターに化して観戦。そして、そのテンションが最高潮に達するまでに時間はかからなかった。7分、今日最初のチャンスを柳沢が決める!その数分後には奥が強烈なシュートを打ち、競技場を湧かせる。その後もほぼ日本ペースで試合が進み、34分、またもや柳沢が追加点。GKの動きをよく見て、逆をついたシュートだった。しかし後半は追加点が取れず、2−0で終了。日本勝利でキリンカップ3年ぶりの優勝(スロバキアと同点優勝)を成し遂げた。
 今日の試合、フラット3がよく機能していたと思う。DFの中心であった前半の松田、後半の宮本、ともによかったと思う。得に宮本に関しては久しぶりの代表クラスでのフラット3であったが、たまに疎通の合わない場面があったが無失点に抑えられたので合格点を与えられると思う。オフサイドも何回か取れていた。
 今日現地で観戦していて、一番感じたのはトルシエ監督に対するサポーターの熱意と日本サッカー協会に対するサポーターの批判である。協会の岡野会長が出てきたときにはサポーターそろってブーイング。「日本サッカー協会2002年へ誤作動」とか「釜本ざまーみろ(試合終了後)」といった横断幕が掲げられるは、「サッカー協会くそったれ!」「釜本やめろ」コールがハーフタイム中や試合終了後にひっきりなしに起こった。逆に、トルシエ監督はほぼすべてのサポーターから支持され、試合終了後には「トルシエ日本!!」コールがエンドレスに起こっていた。日本サポーターはトルシエを信頼している。今日の勝利はトルシエとサポーターの心がひとつになった瞬間でもあったと思う。それは、ウイニングランに参加したトルシエの無邪気さにも伺うことができた(上の写真)。従って、解任する理由などどこにも無い。サッカー協会が本当に“あほ”ではないならば、100%続投で収まるであろう。私もトルシエ続投に大賛成。
 今日は久しぶりにいいものを見せてもらったし、日頃のうっぷんを発散できた。でも、その分疲れた…。