観戦日記、00.4.22 V川崎−川崎F

お粗末な川崎ダービー

等々力陸上競技場、13:30K.O.

1−0
V川崎 
1−0 川崎F
2−0


フロンターレサポーターが等々力のアゥエイ側を陣取る。
こんな光景、もう見られません!

 この日はJFL、J2時代からの切望であった川崎ダービーがJ1の舞台で繰り広げられる日。しかし、来期からヴェルディは川崎市から撤退するのでヴェルディホームの川崎ダービーは今日が最初で最後。いつもはオーロラビジョン側に陣取るフロンターレサポーターも今日はアゥエイ側に陣取る。また、フロンターレのユニホームも等々力なのに「白」のアゥエイ仕様。こんな光景も最初で最後。異様な雰囲気。そんななか、Jリーグではヴェルディが先輩であるにもかかわらず、明らかにフロンターレファンの方が多かった。川崎を見捨てるチームと川崎市と密着度を高める努力をしているチームとの差であろう。真の川崎チームを見せつけるいい機会。サポーターも私も試合前から気合充分。

 しかし、試合が始まるとなんとお粗末な試合。フロンターレはミスパスの嵐、アイコンタクトもまったくとれずに選手同士も連携が取れない。逆にヴェルディは思い通りにパスがつながり、やりたい放題。最後のフィニッシュが雑なのでそれで助けられはしたが、結局2失点。チャンスらしいチャンスは後半のペドリーニョと本並の1対1くらい。この決定機も自滅して、完敗。フロンターレは全くいいところなく試合が終わってしまった。もちろん、私も納得できる試合ではなかったし、言ってしまえば今まで見てきたフロンターレ戦で最悪なゲームだったと言えるかもしれない。それは、試合終了後の選手に対するサポーターのブーイングからも伝わってきた。

 この日、フロンターレの下位にいた名古屋とG大阪がそろって勝利し、とうとう15位の降格圏内に入ってしまった。今日のような試合しかできないのならば確実に来期はJ2である。まだまだ課題が残るので、いち早く修正して、勝利につなげて欲しい。