Back |
■生薬名・・・・熊胆 ゆうたん |
生薬名 | 熊胆(ゆうたん) |
基 原 | 神農本草経の上品に収載。クマ科 Ursidae 黒熊 Selenarctos thibetanus Cuvier (ヒマラヤグマ)、棕熊 Ursus arctos L. (ヒグマ)の胆のうを乾燥したもの。 |
性 味 | 味は苦、性は寒。(帰経:心・肝・胆・胃経) |
主成分 | ursodesoxycholic acid ・ cholesterol ・ bilirubin など |
薬理作用 | 清熱 消炎・鎮痛・鎮静作用がある。 |
臨床応用 |
|
用量 | 消炎・鎮痛には0.6〜2.5gを内服するか、散か丸として用い、煎剤には使用しない。炎症に外用するときは60〜90mg。 |
使用上の注意 | 熊胆には上述の作用があるが、非常に高価なので、どうしても必要なときだけ使用すべきである。一般に消炎や眼疾患には用いる必要がない。 |