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■生薬名・・・・釣藤鈎 ちょうとうこう |
生薬名 | 釣藤鈎(ちょうとうこう) |
基 原 | アカネ科 Rubiaceae 釣藤 Uncaria rhynchophylla (Miq.) Jacks. (カギカズラ)の鈎棘が付着した茎枝を乾燥したもの。鈎棘が対生しているものを双釣藤、鈎棘だけを鈎鈎という。 |
性 味 | 味は甘、性は微温。(帰経:肝・心包経) |
主成分 | rhynocophylline C22H28O4N2 ・ isorhyncophylline C22H24O4N2 を含む。どちらも indole 型 alkaloid である。 |
薬理作用 | 平肝止痙 血圧下降作用・鎮静作用・抗ウイルス作用 |
臨床応用 |
このほか、最近の文献によれば、釣藤鈎に麻黄・五味子を配合して水煎服用し、慢性喘息性気管支炎に一定の効果があった。主に、釣藤鈎の鎮静作用によって麻黄の平喘作用を強めるものと考えられる。 |
用量 | 6〜15g。大量で24〜30gまで。 |
使用上の注意 |
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生薬画像 |