Back

Index

 

生薬名・・・・竹葉 ちくよう

 

生薬名 竹葉(ちくよう)
基 原 イネ科 Gramineae 淡竹葉 Lophatherum gracile Brongn (コササクサ)の茎葉を乾燥したもの
性 味 味は甘淡、性は寒。(帰経:心・小腸経)
主成分 渋味質
薬理作用 清熱除煩
実験によると解熱・利尿作用があるが、効力は非常に弱い。
臨床応用 古人は経験的に、淡竹葉は煩熱・尿が濃い・顔面紅潮・口渇・口内炎・鼻出血などの“心火”の症状に効果があるとしている。心火とは、現代医学的には感染による炎症や代謝状態の変動によって生じた反応であると考えられ、発熱・脱水・局所の充血・自律神経系の興奮などのときに見られる。古人は、日射病・熱射病による心火の症状には淡竹葉を使用して熱をさますのがもっともよいとしている。
このほか、石膏の補助として熱性疾患後期の余熱をさますのに用いる。
用量 6〜18g
生薬画像