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生薬名・・・・天竺黄 てんじくおう

 

生薬名 天竺黄(てんじくおう)
基 原 イネ科 Gramineae 大節竹 Indosasa crassiflora McClure の節穴に分泌される液を凝結させて結晶塊としたもの
性 味 味は肝、性は微寒。(帰経:心・肝経)
主成分 ケイ酸・カリウム・カルシウムなどを含む
薬理作用 清化熱痰・涼心定驚
鎮静・去痰作用
臨床応用
  1. 小児の熱性痙攣(甚だしいときには後弓反張)や意識障害で、咳嗽・呼吸促迫・粘稠な痰などの症状をともなうときに、天竺黄で清熱去痰・鎮静鎮痙する。
  2. 成人の発熱性疾患で意識障害をともなうときに、清熱の効果を強めるために用いる。
  3. 脳卒中(中風痰厥)で、意識障害・両手をにぎりしめる・いびきをかく・痰が喀出しにくいなどの症状があるときに、天竺黄で去痰する。
用量 5〜9g
使用上の注意