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生薬名・・・・升麻 しょうま

 

生薬名 升麻(しょうま)
基 原 神農本草経の上品「名医別録」に収載。キンポウゲ科 Ranunculaceae 升麻 Cimicifuga foetida L. の根茎を乾燥したもの。
性 味 味は甘・辛、性は微寒。(帰経:肺・脾・大腸・胃経)
主成分 cimitin C20H34O7 ・ cimicifugin ・ salicylic acid ・脂肪酸など
薬理作用 発表透疹・清熱解毒・升挙陽気
解熱・解毒の作用がある。古人は経験的に“中気を升提する(消化吸収機能(脾胃の機能)を“中気”という。消化吸収が低下し栄養状態が悪化した結果、筋肉の緊張が不足して脱肛・子宮脱・元気がない・下痢などの症状が起こったとき、これを“中気下陥”という。この症状を改善し、“下陥”を“升提”すること。)”としているが、平滑筋の興奮作用と関係があると考えられる。また臨床的な観察によると鎮痛作用がある。
臨床応用
  1. 解表・透疹に用いる。ただし、熱が甚だしいとき・麻疹がすでに透発しているとき・呼吸促迫のあるときには用いるべきでない。
  2. 脱肛・子宮脱など中気下陥の症状や脾虚の泥状便・水様便などに、補気薬を配合して用いる。作用機序は完全には明らかになっていない(古人は中気を升提するといっている)が、柴胡を配した方が升提の力は顕著である。
  3. 鎮痛に用いる。とくに頭面部の疼痛で風熱の症状があるときに適用する。
用量 2〜9g
使用上の注意 刺激性があって、嘔吐・頭がふらつく・眩暈などの副作用をおこしやすいので、多量に用いるべきではない。
生薬画像