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■生薬名・・・・升麻 しょうま |
生薬名 | 升麻(しょうま) |
基 原 | 神農本草経の上品「名医別録」に収載。キンポウゲ科 Ranunculaceae 升麻 Cimicifuga foetida L. の根茎を乾燥したもの。 |
性 味 | 味は甘・辛、性は微寒。(帰経:肺・脾・大腸・胃経) |
主成分 | cimitin C20H34O7 ・ cimicifugin ・ salicylic acid ・脂肪酸など |
薬理作用 | 発表透疹・清熱解毒・升挙陽気 解熱・解毒の作用がある。古人は経験的に“中気を升提する(消化吸収機能(脾胃の機能)を“中気”という。消化吸収が低下し栄養状態が悪化した結果、筋肉の緊張が不足して脱肛・子宮脱・元気がない・下痢などの症状が起こったとき、これを“中気下陥”という。この症状を改善し、“下陥”を“升提”すること。)”としているが、平滑筋の興奮作用と関係があると考えられる。また臨床的な観察によると鎮痛作用がある。 |
臨床応用 |
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用量 | 2〜9g |
使用上の注意 | 刺激性があって、嘔吐・頭がふらつく・眩暈などの副作用をおこしやすいので、多量に用いるべきではない。 |
生薬画像 |