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■生薬名・・・・沙参 しゃじん |
生薬名 | 沙参(しゃじん) | |
基 原 | 浜防風の名は中国本草書には無い。古くから和産防風の一種で、中国産防風の代用品であったが日本薬局方(第9改正)か ら正品として収載される。一般に沙参とは北沙参を指し、セリ科 Umbelliferae 珊瑚菜 Glehnia littoralis Fr. Schmidt. ex Miq. (ハマボウフウ)の根を乾燥したものである。日本では沙参としては南沙参をさす。 | |
性 味 | 味は甘・苦、性は微寒。(帰経:肺・腎経) | |
主成分 | 精油・デンプン | |
薬理作用 | 養陰清肺・清虚熱・潤燥止咳 実験によると、軽度の去痰作用がある。 |
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臨床応用 | 滋潤するための常用薬である。
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用量 | 6〜15g 補熱補益にはやや多量に用いる。 | |
使用上の注意 | 沙参は滋潤性があってしつこいので、表邪を発散して除くには不利である。実熱の症状・脈実・苔膩などの見られる咳嗽には使用すべきではない。 | |
生薬画像 |