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■生薬名・・・・紫苑 しおん |
生薬名 | 紫苑(しおん) |
基 原 | キク科 Compositae 紫苑 Aster tataricus L.f. (シオン)の根を乾燥したもの。 |
性 味 | 味は辛・苦、性は温。(帰経:肺経) |
主成分 | astersaponin C23H44O10 ・ shinone C34H50O ・ epifriedelinol C30H52O ・ succinic acid ・ quercetin ・ friedelin C30H50O ・ shionone C34H50O |
薬理作用 | 止咳化痰 去痰作用、抗結核作用、抗菌・抗ウイルス作用、利尿作用 |
臨床応用 | 主として慢性の咳嗽、とくに痰が多くてつまる・喀出してもすっきりしない・痰に血がまじるなどの寒咳(慢性気管支炎・肺結核など)に用いる。 |
用量 | 5〜9g |
使用上の注意 | 紫苑は慈潤薬ではないので、肺陰虚で乾咳・口乾などの虚火上炎の症状があるときには用いない方がよい。 |