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■生薬名・・・・紫根 しこん |
生薬名 | 紫根(しこん) | |
基 原 | ムラサキ科 Boraginaceae 紫草 Lithospermum erythrorhizon Sieb. et Zucc. (ムラサキ)の根を乾燥したもの。 | |
性 味 | 味は甘・鹹、性は寒。(帰経:心・肝経) | |
主成分 | acetylshikonin C18H18O6。加水分解すると shikonin を生じる。これはビタミンKに似た構造をもつ naphthoquinone 誘導体である。 | |
薬理作用 | 涼血解毒・透疹 最近の実験によると、これらの効能は解熱作用と関連がある。 強心作用・解熱作用・抗真菌作用・抗ウイルス作用・下垂体および絨毛膜ゴナドトロピンへの拮抗作用 その他:現在、紫根は麻疹を予防し、湿疹様皮膚炎・女性外陰部の炎症などに効果があることが観察されているが、機序はまだ明らかではなく研究に値する。 |
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臨床応用 | 水痘・麻疹に対する主薬である。
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用量 | 3〜9g | |
使用上の注意 | “紫草”の名称がついている3種類の薬物を鑑別する必要がある。
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生薬画像 |