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■生薬名・・・・仙鶴草 せんかくそう |
生薬名 | 仙鶴草(せんかくそう) |
基 原 | バラ科 Rosaceae 龍芽草 Agrimonia pilosa Ledeb. (キンミズヒキ)の全草を乾燥したもの。 |
性 味 | 味は苦、性は涼。(帰経:肺・肝・脾経) |
主成分 | agrimonin ・ agrimonin A C29H19O5 ・ agrimonin B C14H19O10 ・ agrimonin C ・エナメル質・ ビタミンK1など |
薬理作用 | 収斂止血 止血作用・強心作用・抗菌作用・駆虫作用 |
臨床応用 | 身体各部分の出血に広く用い、鼻出血・吐血・血便・血尿・子宮出血などに使用する。十数年前から注射薬・錠剤として使用されているが、止血効果については各方面の評価が一致せず、一般に止血力は緩慢で弱いといわれている。単独で用いても効果はあるが、他の止血薬を配合して用いることが多い。 このほか、止瀉・条虫駆除にも用いる。 生のまま用いることが多いが、炒炭として用いることもある。 |
用量 | 15〜30g、60g、まで用いる。粉末を服用するか、煎剤に加える。仙鶴草の煎汁で他の止血薬の散剤を服用してもよい。 |
使用上の注意 |