Back |
■生薬名・・・・青皮 せいひ・じょうひ |
生薬名 | 青皮(せいひ・じょうひ) |
基 原 | ミカン科 Rutaceae 柑桔 Citrus reticulata Blanco の青い未成熟果皮 |
性 味 | 味は苦・辛、性は温。(帰経:肝・胆経) |
主成分 | hesperidin C28H34O15 ・ myoinoisitol ・精油(主成分は d -limonene)・ビタミンB1 |
薬理作用 | 疏肝破気・散積化滞 健胃作用〔陳皮と同じ〕、行気・化滞(不消化物を除去すること。)作用〔陳皮より強い〕、発汗・去寒作用の効能もある。 |
臨床応用 |
|
用量 | 3〜6g |
使用上の注意 | 気虚で汗が多いときには、多量に使用してはならない。 青皮と陳皮の性質は基本的に同じであるが、青皮の方が性質が激しくて疏肝破気・散結化滞の力が強いので、脇痛・腹のつかえ・消化不良・乳房の腫脹に使用し、陳皮は健脾燥湿・理気化痰の力が強いので、上腹部の膨満・嘔吐・下痢・咳嗽・喀痰に使用する。 |