Back |
■生薬名・・・・山薬 さんやく |
生薬名 | 山薬(さんやく) |
基 原 | 神農本草経の上品に収載。ヤマノイモ科 Dioscoreaceae 薯蕷 Dioscorea batatas Decne. (ナガイモ)の塊状根を乾燥したもの |
性 味 | 味は甘、性は微温。(帰経:脾・肺経) |
主成分 | saponin ・粘液質・ arginine ・ allantoin ・ amylase ・ choline など |
薬理作用 | 補脾胃・益肺腎 滋養作用・止瀉作用・去痰作用 |
臨床応用 |
|
用量 | 9〜30g、多いときは60〜120g。食料には適量で、最高250gまで用いてよい。 |
使用上の注意 | 炎症性の下痢に用いてはならない。大便が硬いときには使用しない方がよい。多服するとかえって気滞を生じやすい。脾虚でも、腹が脹って苦しいときには用いない方がよい。またアルカリ性の薬物と混合したり、煎じる時間が長すぎると、含有するアミラーゼの効力がなくなる。 |
生薬画像 |